■PS2:「雨格子の館」(3月8日発売)
■PS2:「雨格子の館」(SEGA DIRECT・限定商品あり)
「久遠の絆」「風雨来記」「ミッシング・パーツ」など、
アドベンチャーを多数手掛けるフォグ(FOG)と
「流行り神」を発売した日本一ソフトウェアがタッグを組み、
PS2オリジナル新作としてリリースされるのが、「雨格子の館」である。
ジャンルはもちろん、アドベンチャー。
シナリオおよびシステムは、「ミッシング・パーツ」のスタッフが手掛けている。
舞台設定は、森の奥にある洋館。
ガス欠が原因で偶然辿り着いた主人公が連続殺人に巻き込まれるという
「金田一少年の事件簿」や「かまいたちの夜」でもお馴染みの、
ミステリーとしてはオーソドックスなものだが、
ゲームシステムが一風変わっている。
真犯人逮捕までの7日間を午前と午後に分け、
午前中に上手く情報を集めることが出来れば
その日発生するはずの犯行を未然に防ぐことが出来る。
全ての日程で推理が順調に進めば
被害者は固定イベントである初日のひとりのみで済み、
逆に、ミスをすればするほど、被害者の数も増えていくというもの。
何日目に誰がターゲットにされるということは予め決まっているので、
犯行予告のあった日に犯人の魔の手から逃れることが出来た登場人物は
その時点でエンディングまで生き残ることが確定し、
翌日以降のストーリーにも登場する。
単純な犯人探しではなく、
「どれだけ被害者を減らすことが出来るか」が真の目的なのである。
「アリバイ表の作成」が面倒臭そうなのは気になった。
「SIREN」のタイムテーブルは
物語をより深く楽しむためのツールであったが、
本作におけるタイムテーブルは真犯人特定のために
必要な重要資料として位置づけられているため、
「SIREN」ほどのお気楽さがない。
この点を「面倒」と取るか「本格的」と取るかで
意見が分かれるような気がする。
1回のプレイ時間は、1日平均1時間×8日間(初日含む)で約8時間。
ただし、ストーリーの全体像を掴むためには
最低でも4~5回はリプレイしなければならないため、
最終的には30~40時間程度になるのではないかとのこと。
ドリームキャストとPS2で発売された「ミッシング・パーツ」は
約8.2万本(DC版6万本+PS2版2.2万本)、
PS2とPSPで発売された「流行り神」は
約4.4万本(通常版2.3万本+廉価版1.4万本+PSP版0.7万本)。
本作の目標は2万本だったのだが、延期に次ぐ延期もあり、
結局8000本程度しか集まらなかったらしい。
本数からして不扱いのショップも多そうなので、
購入を予定している方は予約をお勧めしておこう。
SEGA DIRECTではテレカ付きも用意されている。
延期のお詫びも込めて、サウンドトラックCDが
初回出荷分にベタ付けされることも決まっている。
続編や版権モノ以外は厳しい状況が続いているPS2で、
オリジナルの推理アドベンチャーを出すという心意気を買いたい。
ちなみに、現在「流行り神」の続編も製作中とのこと。
■PS2:「MISSING PARTS sideA the TANTEI stories」
■PS2:「MISSING PARTS sideB the TANTEI stories」
■PS2:「流行り神 Revenge 警視庁怪異事件ファイル」
■PSP:「流行り神PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル」
*当BLOGでの新作紹介は、
1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
3:発売までに内容変更の可能性もあること。
を予めお断りしておく。
簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。
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タイトル:雨格子の館
メーカー:日本一ソフトウェア
発売日:2007年3月8日
価格:7140円(税込み)
公式サイト:http://fog.nippon1.jp/index.html
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