あちらこちらで梅がちらほら咲き始めている。
先日、ある方と喋っていてこんな質問をされた。
紅梅と白梅の違いは? と聞かれ、もちろん花の色が違うことは誰が見ても歴然としている。それ以外に? と突っ込まれ、答えになるようなことを言ってみたがすべて外れた。開花すれば花の色で判断できるが、開花前はどのように判断するか知っているか、と。
えぇぇ、それは幹や枝の表面や太さでしょ! と言い返したが、 “ブブ~” という返事が返ってきた。
禅問答しているかのようなやり取りに相手も嫌気がさしたのか、「紅梅と白梅の違いは木の断面で分かる」と。開花前でも枝を切ればどちらなのか判別できるということらしいが、 “えぇぇぇ~、木を切るんかぃ!” と突っ込みたかったけど、それは大人対応で喉まで出ていたが呑み込んだ。
紅梅の断面は紅色で、白梅は白色というのが、この写真でもわかる。しかし、切ってしまうと、木が乾燥し色が抜けていき徐々に褐色になっていくという。これは知らなかった。頭をいくら振ってもこの答えは出てこなかった。驚きである。
紅梅と白梅の木の断面
とき折目にするのだが、1本の木から紅梅と白梅の2種類が咲いているものがある。それは品種改良か接木なのだそうである。 調べてみると、このような写真があった。どなたかわからないが写真を借用した。
花だけではなく木の中も美しい、命あるものの神秘を感じる。教えていただいた方への感謝も忘れずに!
ちなみに、紅梅と白梅の実の味も違うようだが、一般的に梅干しや梅酒になど食用に使うのは白梅の実という。
リポート&写真/ 渡邉雄二・ネット画像を借用転載
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