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御室流と月輪未生流、華の共演。 流派は違えど役割は同じ

2021-11-17 13:38:21 | 伝統文化

 

仁和寺では「秋の華会」が行われている。

本坊の随所にいけ花が設えてあった。

この華会は、仁和寺の「御室流」と

泉涌寺の「月輪未生流」の華の共演。

今回は特別出瓶として、

皇室ゆかりの御寺泉涌寺が家元を務める

月輪未生流の作品が主に展示されていた。

 

 

御室流は、古典技法を継承しながら

自由ないけ花表現を追求。

いけ花の美しさといけ花の心を

伝えることを目的にした流派。

 

 

一方、月輪未生流は、歴代皇族への献花が始まりで、

他の流派が仏に供えるために色花を飾ったのに対し、

歴代の天皇に捧げるための花を飾る流派である。

 

同じ真言宗ではあるが、

異なる派の共演はそうあるわけではない。

流派の目的は違えど、

日本の文化であるいけ花伝承の役割はともに同じ。

 

文の一部は華会の案内ボードを参照


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