田舎侍ランナー

~長月~ 21日県大5000m、23日三瀬30㎞、27日春日32㎞、28日披露宴、10/5大牟田10マイル 「いようき」

『ゲド戦記』

2006年08月02日 | 映画鑑賞記
『ゲド戦記』

★★★☆☆

宮崎吾朗初監督作品

父宮崎駿監督が築き上げたジブリを継承できるかを見に行った。

若く、経験はない。でも、ものを作りたいという気概はある。という若い野心家気質の性格が出てるように感じる。
原作が人間の闇と光を表現し、人間の本質をリアルに描写してるので、いままでのジブリ作品のような陽気でのんびりというのとは一戦を画していて、少し大人に近づいた思春期以上が見るとリンクしやすい作品だった。大衆映画とは違った。
でも、主人公の葛藤や少女との交流など、若者には付きまとう迷いだった。それは監督自身の心を映し出しているようで、映画の世界に入ったといういうより、監督の感情の中に入ったようだった。苦しみ、迷い、でも何かしたい、でも何が・・・?
これは、少なからずみんなにある感情で、私はだいぶリンクし、映画を見ながら感情が昂ぶった。後半のとこ以外では、初作としては良いと思った。
しかし、映画の流れのテンポや、最も力の入れるクライマックスで若さがでて、テンポが悪かったり、間延びしてたりした感があった。
でも、次作が出来ればみたいと思える作品だった。僕も、監督のように自分を形にして表現してきたい。

曲は最高に良いもので、曲を聴いて主人公と一緒に泣きそうだった。

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