団地小説短編集を歩く

団地小説短編集の舞台を歩きながら団地や地域の魅力をお伝えします。

小説キャナルタウン 90 七宮神社節分会 能福寺 平清盛842回忌 瀧善三郎正信碑参拝

2022-02-25 07:36:59 | 日記
       七宮神社 節分会  令和4年2月3日

  

 いつもは静かな七宮神社ですが御参拝の方が絶えません。七宮神社の縁起由緒については

      小説キャナルタウン 40 七宮神社 春まつり 五月八日例祭(2019.5.24)をご覧ください。

   

 古来、神戸では節分の日八社を巡拝し、厄を払い願いを祈る風習があります。この日も社務所で御朱印を頂き、次の神社に向か

われて行きました。

   

 お神酒はセルフになっています。             福豆を頂きました。(賽銭箱の縁の上)

  

 木遣音戸の奉納は午後3時からです。参拝の方が増えてきます。

  

 木遣音戸のルーツは、福原京造営時、用材を唄い囃子ながら運んだことに始まります。江戸時代には兵庫一二浜でそれぞれ唄わ

れていましたが現代に伝わるのは西出町のものだけです。

   

 昭和3年、天皇陛下の即位の御大典を祝して振付が行われ、踊り・唄・三味線・尺八・締太鼓の現在の形が完成しました。柳原

の芸者さんによって座敷でもよく披露されました。西出町正調兵庫木遣音戸保存会の皆様による奉納です。

   よみがえる兵庫津連絡協議会兵庫津歴史館岡方倶楽部で動画があります。(平清盛842回忌法要もあります。)

  

 たくさんの方がカメラに収めておられました。


       能福寺 平清盛842回忌法要 2月4日

  

 能福寺さんには度々伺っていますがいますが、こんな青空は滅多にありません。能福寺由緒、清盛公回忌法要については

    小説キャナルタウン 6 新兵庫運河物語2能福寺平清盛公837回忌追善法要(2019.5.24)

    小説キャナルタウン 35 能福寺 北風正造君碑 平清盛公839回忌追善法要(2019.2.15)等をご覧ください。

   

 八塔寺殿正一位大相国平公尊儀回向追善、平家一門源氏一族将兵慰霊回向追善と書いてあります。清盛公のみならず源平将兵敵

味方なく回向します。中央の清盛塚を模した十三重の石塔がお墓になります。昭和59年2月、清盛公800大遠忌に建立復興し

ました。清盛公の遺骨は兵庫津の大平山八塔寺に納骨されましたが現代の場所は不明です。全国に何か所か清盛公のお墓が伝わっ

ています。ご住職からご遺骨は平家と共に都落ちし最後は共に壇ノ浦に沈んだのでは、時々に安置した場所がお墓として伝わって

いるいるのでしょうとお聞きしたことがあります。丸く収まるお話でした。

 本日はよく参り下さいました。開式です。

   

 まず散杖で空間と身体を清めます。            金剛杵は魔を打ち砕き困難や煩悩を払います。

  

 静かな境内に読経が流れます。

   

 参列者が焼香します。今年は少なめです。         ご住職の御法話がありました。

       2022年 神戸・清盛隊10周年イヤー サイン入りカレンダーです。

  

 神戸・清盛隊も結成10周年になります。つまりNHK大河ドラマ「平清盛」放送10周年になります。放送の年は境内が銀座

のような賑わいになりました。

  

 今年はTVアニメ「平家物語」が放映中です。フジテレビ系列。関西テレビは木曜日24時55分からになります。NHK大河

ドラマ「鎌倉殿の十三人」にも平清盛は登場します。平清盛公に注目が集まり再び境内が賑わいますよう願っています。


       瀧善三郎正信碑 御命日参拝 2月9日

  

 能福寺の前に説明板があります。明治新政府発足直後の神戸で西宮警備に向かう備前藩とフランス水兵との間でトラブルが発

生、神戸の町が一時外国兵により占拠されます「神戸事件」。備前藩士瀧善三郎正信が責任をとる形で切腹、事件は解決します。

 切腹が行われた永福寺には木碑が建てられ供養がおこなれました。昭和8年旧備前藩主池田侯爵により石碑が建てられました。

空襲により永福寺は焼失、お寺の再建はなりませんでした。境内はカネテツデリカフーズの工場となりましたが供養が続けられ、

100回忌の昭和44年能福寺に移されました。      説明文碑文等は

  小説キャナルタウン 53 能福寺 瀧善三郎正信碑 平清盛公840回忌追善法要(2020.2.28)に書き写しがあります。

   

 左手がわ鐘楼の手前に瀧善三郎正信碑があります。       

 花をお供えします。しばらく法要が途切れていましたがよみがえる兵庫津連絡協議会の呼びかけに集まりました。

   

 参列者は一人ずつ線香を手向けてお参りしました。       しばし歴史談議に花が咲きました。

 石碑の前には、神明自治会、浩美自治会の石柱があります。永福寺のあった町と隣町の自治会です。おそらく瀧善三郎正信の切

腹は町内の人々にとっても大事件で、神戸そして日本を守るために切腹した岡山のお侍さんの話は、子や孫に語り継がれて100

年以上の長きにわたって供養が続けられのでしょう。お墓のある岡山県との交流もあったそうです。この日は神明自治の方も参列

されました。大阪から瀧善三郎正信の縁者の方も来られました。これからの形を考えていくことになります。

 今年の秋には兵庫津ミュージアムに初代県庁館に続いてひょうごはじまり館が開館するする予定です。神戸事件は日本を揺るが

す大事件であったわけですので当然展示されと思いますがぜひ多くの人々が能福寺の瀧善三郎正信碑参拝のきっかけになってほし

いものです。

 兵庫大仏も建立の理由が非常にユニークです。解禁以降のキリスト教の急速な拡大に危機感を持った国民大衆がで仏教徒の心の

よりどころシンボルとして大仏を造ったのです。明治の世論世情風俗を知る上で超一級の資料です。教科書で紹介されてもいいぐ

らいのお話です。残念なことに初代は国難に際し御身をもって御国の盾とならんと出征されました(金属回収)が、二代目がおら

れます。開港地ハイカラ神戸で起こった椿事としてひょうごはじまり館で紹介展示していただけたらと思います。

 海上の船からも見える大仏様にはたくさんの外国人が見物にやって来ました。困ったご住職は日本の新聞の父ジョゼフ・ヒコに

英文の説明板の作成を依頼します。これが境内に残る日本初といわれる英文碑です。話は続きます。

   小説キャナルタウン 67 能福寺 ジョゼフ・ヒコの英文碑 平清盛公841回忌追善法要(2021.1.12)をご覧ください。


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