団地小説短編集を歩く

団地小説短編集の舞台を歩きながら団地や地域の魅力をお伝えします。

小説キャナルタウン 48 日輪の翼 神戸公演 アートプロジェクトKOBE2019

2019-10-18 07:22:08 | 日記


  

  令和元年10月4.5.6日日輪の翼神戸公演が上演されました。

  こてはART PROJECT KOBE TRANS-

  現在アートを切り口に何かを‶飛び越え、あちら側に向かう″ための試み「アートプロジェクトKOBE2019:TRAN

 S-」(9月14日(土)~11月10日(日)に新開地、兵庫港、新長田で開催。参加作家をグレゴール・シュナイダー、

 やなぎみわの2名に絞り、美術作品や野外劇など様々な仕掛けが出現する新しいプロジェクト)の一つとして行われました。

       50日前祭

  

  50日前祭として踊り念仏座談会が万福寺で行われました。

  

  日輪の翼の演出家やなぎみわ氏、普照院の小田義宗住職、よみがえる兵庫津連絡協議会の高田誠司会長の鼎談で進められまし

 た。中上健次の小説日輪の翼は、住み慣れた熊野の〈路地〉から立ち退きを迫られた七人の老婆が、同じ〈路地〉出身の若者ら

 が運転する冷凍トレイラーに乗って流浪の旅に出ます。伊勢、諏訪、出羽、恐山、そして皇居へと至る道中で、神々との出会

 いに至福を分かち合う老婆と、女漁りに奔走する若者たちの、珍妙無比な遍路行でですが、原作の地に続いて、これを原案とし

 ご遺族の了解のもとに新しい土地での物語がくり広げられてきました。神戸公演では恵比寿神が漂流と一遍上人の遊行を重ね踊

 念仏と共に上演されます。

       真光寺

  

  9月16日の真光寺開山忌法要の日(踊念仏の日)にもやなぎみわ氏のお話がありました。

  小説キャナルタウン 46 真光寺踊念仏(開山忌法要)(2019.9.27)をご覧ください。


       9月30日の会場の様子

  

  不寛容の時代、一つの苦情で公演は失敗と判断されます。大音響を伴う野外劇は会場の確保に苦労されるそうです。神戸中央

 卸売市場の岸壁が唯一許可がもらえた場所でした。しかし、この地、この場所であるからこその作品・公演となりました。

  舞台は陸、観客席は海、台船の上に作られた座席は約200席です。(350~400席とも)

  後ろはキャナルタウン兵庫になります。左からキャナルタウンウエスト7号棟(UR賃貸)キャナルタウン中央(公社分譲)

 キャナルタウンイースト(神戸市)になります。

   

  ステージトレーラ「花鳥虹」です。ステージトレーラは台湾で発展した文化で約700台が活躍しています。ステージトレー

 ラを使用した野外劇の他、催し物や選挙にも使われていいるそうです。「花鳥虹」は台湾で造られ日輪の翼の公演で全国を巡行

 しています。

  写真 右 公演準備の人たちです。

   

  写真 左 新川運河の北の入り口になります。反対側から見たところです。

  写真 右 東側、川崎重工のドッグの方向から見たところです。

  小型の台船では、波を受けて揺れるため大型の台船が使用されています。


       公演当日

   

  ステージトレーラは卸売市場の仕事の支障にならないように移動します。陸と海から見た開いた様子です。

  

  17時30分開場、18時開演ですが早くから人の列が出来ました。

  

  お客様の入場が始まります。

  

  兵庫埠頭の地は、古くは大輪田の泊、兵庫津として栄え、神戸港の発祥の地となっりましたが今は人気の釣り場です。

  

  南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏の念仏と鐘の音が聞こえてきました。

   

  座席の間から少しだけ見えました。兵庫県警の「はやぶさ」がパトロールです。

  

  日もとっぷりと暮れてキャナルタウン兵庫にもたくさんの明かりが灯りました。

  

  

  

  青・緑・赤と変化する舞台です。

   

  少しだけ見えた舞台です。出演者は俳優だけとどまらず、大地を踏み鳴らすタップダンサー、天空を舞うサーカスパフォー

 マー、天地を結ぶポールダンサーのほかギタリストや新内などジャンルも出自も多彩な出演者たちが様々な趣向を凝らし、独

 創的な万物照応が織りなされます。

  

  幕間でしょうか、明るくなりました。

  

  新川運河の反対側から見るとこのような様子です。

  

  闇に包まれた、舞台の東側川崎重工の№2№3ドック方向になります。

  川崎重工の浮きドックはアートプロジェクトKOBE2019のクリアファイルにも使われています。

  小説キャナルタウン 11 新兵庫運河物語6 西出町浮きドック群(2017.7.14)をご覧ください。

  取材費は原則ただ、図書館のコピー代と賽銭のみが経営方針の当ブログでは公演を見ておりません。日輪の翼も読んでいませ

 ん。講演会で聞いたこと、パンフレット、公式サイトで作成していますが、正確ことはアートプロジェクトKOBE2019、

 日輪の翼神戸公演の公式サイトをご覧ください。



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