囲碁で考慮時間の短い「早碁(はやご)」の世界一を競う「第1回日中韓竜星戦」の第1戦が11日、東京都千代田区で打たれ、日本の一力遼八段(21)が、中国ランキング1位で世界最強と目される柯潔(かけつ)九段(21)に白番中押し勝ちを収め、13日の決勝進出を決めた。

 日中韓3カ国でそれぞれ開かれた早碁棋戦「竜星戦」の各優勝者3人が、変則トーナメントで優勝を争う新棋戦。一力に敗れた柯は12日の第2戦で韓国の金志錫(キムジソク)九段(29)と打ち、その勝者が一力と決勝を争う。

 これまで柯に0勝3敗だった一力は対局後、「世界一の棋士に勝てて非常に自信になる。決勝も厳しい戦いになると思うが、気を引き締めていきたい」と、顔を紅潮させて話した。(大出公二)

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柯潔九段に勝つとは、一力遼八段も大したものです。一力八段には、ぜひとも、今日の決勝でおそらく2度目の対決となるであろう柯潔九段を再び下して優勝してもらいたいものです。