囲碁の井山裕太本因坊(27)ら世界のトップ棋士と人工知能(AI)が詰め碁を解く速さ、正確さを競うイベントが8日、東京都内で開かれた。AIが優勝し、詰め碁でも強さを見せた。

 9日から始まる「ペア碁ワールドカップ」の特別企画。中国の柯潔(か・けつ)九段(18)、韓国の朴廷桓(パク・ジョンファン)九段(23)ら各国最強と目される棋士の男女ペア12組とAI「死活の神様パンダ先生」が計6問を解いた。

 難問にトップ棋士も手順を間違える中、AIの速さが際だった。謝依旻(シェイ・イミン)女流本因坊(26)と組み、第1問では意地を見せた井山本因坊は「明日からの対局に運を取っておいた」とAIとは冗談で勝負?【最上聡】