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井山六冠、3連敗;世界戦への対応を日本棋界は急ぐべし

2017年03月24日 06時02分01秒 | 囲碁

残念無念。

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井山3連敗、AIにも負け=優勝は韓国朴九段―ワールド碁

 日中韓のトップ棋士と囲碁の人工知能(AI)が競う国際棋戦「ワールド碁チャンピオンシップ」3日目の最終対局が23日、大阪市で行われ、白番の韓国朴廷桓九段(24)が中国のミ・イクテイ九段(21)に中押し勝ちし、3連勝で優勝した。もう一局は白番の日本代表、井山裕太6冠(27)がAI「DeepZenGo(ディープゼンゴ)」に敗れ3連敗

 DeepZenGoについて、井山6冠は「世界のトップレベルだと言って間違いない。対局は非常にいい機会だった」と話した。1勝2敗で終えた開発チームの加藤英樹さん(63)は「思っていた以上に(AIが)強かったので驚いている」と振り返った。 

日中韓のワールド碁チャンピオンシップ 井山、AIに敗北 3戦全敗で最下位

日中韓のワールド碁チャンピオンシップ 井山、AIに敗北 3戦全敗で最下位

ワールド碁チャンピオンシップ3日目で、井山裕太十段(右)は国内最強AI「Deep Zen Go」と対戦。初勝利を目指す=23日午前、大阪市北区の日本棋院関西総本部

(産経新聞)

 日中韓の囲碁トップ棋士と人工知能(AI)の4者が総当たりで戦う「ワールド碁チャンピオンシップ」(WGC)は23日、大阪市北区の日本棋院関西総本部で3日目の対局が行われ、日本代表の井山裕太十段(27)=六冠=は国内最強の囲碁AI「Deep Zen Go」に敗れ、3戦全敗で最下位に終わった。一方、優勝決定戦は韓国代表の朴(パク)廷桓(ジョンファン)九段(24)が中国代表の●(=くさかんむりの縦棒に挟まれた一を縦棒にし下に牛のノを取る)(み)●(=日の下に立)廷(いくてい)九段(21)を下し、3戦全勝で優勝を決めた。優勝賞金は3千万円

 ともに2連敗で迎えたこの日、井山十段は巧みな打ち回しでペースをつかんだが、Zenが巻き返してリードを奪い、そのまま押し切った。3日間を振り返り、井山十段は「不甲斐ない結果に終わり残念だが、これが今の自分の実力。チャンスをつかんだときに確実に生かさないと世界では勝てない。この経験を次に生かしたい」と語った。

 Zen開発チーム代表の加藤英樹さんは「予想以上にいい内容で、終盤に乱れるという課題がはっきりしたのも収穫だった」。

 優勝した朴九段は「3局とも中盤まで悪かったが、あきらめずに打ったことが勝ちにつながった。今回はZenに勝ったがAIには恐怖を感じる」と話した。

ワールド碁、朴九段が優勝…井山はAIに敗れる

ワールド碁、朴九段が優勝…井山はAIに敗れる

優勝した韓国の朴廷桓九段(23日午後、大阪市北区で)=大久保忠司撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 囲碁の日中韓のトップ棋士と人工知能(AI)が総当たりで戦う大会「ワールド碁チャンピオンシップ」(日本棋院主催)は23日、大阪市北区の日本棋院関西総本部で最終日の対局が行われ、韓国の朴廷桓パクジョンファン九段(24)が中国のミイクテイ九段(21)を破り、3連勝で優勝した。

 ミ九段は2勝1敗で準優勝。日本の井山裕太棋聖(27)(本因坊、王座、天元、碁聖、十段との六冠)は日本で開発されたAI「DeepZenGo」に敗れ、3連敗の4位に終わった。

 朴九段は「どれも難しい碁だったが、最善を尽くしたことが勝利につながった」と喜んだ。優勢な碁を終盤で逆転されるなどし、全敗だった井山棋聖は「ふがいない結果に終わったが、内容はまずまずの部分もあった。世界で勝つにはギリギリのところでチャンスをつかめるかどうか。非常にいい経験」と振り返った。

「ワールド碁」最下位に井山6冠「ふがいない」…初対局のAIソフトは「レベルが高い」

「ワールド碁」最下位に井山6冠「ふがいない」…初対局のAIソフトは「レベルが高い」

最下位に終わった大会を振り返る井山裕太6冠(右)。左は「DeepZenGo」開発チームの加藤英樹氏 【報知新聞社】

(スポーツ報知)

 日中韓代表のトップ棋士3人とAIソフト代表の計4者が総当たりで争った囲碁界初の世界大会「ワールド碁チャンピオンシップ」の最終日が23日、大阪・梅田茶屋町の日本棋院関西総本部で打たれた。日本代表・井山裕太6冠(27)は、AIソフト代表「DeepZenGo(ディープゼンゴ)」(以下『Zen』)に235手で中押し負け。3戦全敗で最下位となった。

 公式では初のコンピューターとの勝負。井山は「序盤はまずまずと思っていたが、中盤以降、つらい展開になった」と敗因を語った。「Zen」の印象について「ミスが少なく、着実に打っている印象。後半の寄せに問題があるようですが、全体的に人間より精度が高い」と評価し、黒星を喫して「申し訳ない気持ちもありますが、勝つのは容易ではない。レベルが高い」と話した。

 「世界最強棋士決定戦」と銘打たれた初開催の大会での全敗。「ふがいない結果だった。今の自分の実力、それに尽きる。残念」と肩を落としたが「世界で戦っていくための、いい経験になりました」と前を向いた。

 一方の「Zen」は、中韓代表相手に終盤の寄せで“暴走”して2連敗したが、最後に日本最強棋士を倒した。開発チームの加藤英樹氏(63)は「予想以上に強かった。後半にいろいろ(問題が)あったが、中盤までは世界のトップクラス相手にある程度リードできた。収穫があった」と胸を張った。

 優勝は3戦全勝の韓国代表パク・ジョンファン九段(24)。優勝賞金3000万円を手にした。パク九段は「3局とも中盤までつらかったが、運に恵まれた。『Zen』相手には序盤、中盤でミスがあり、負けてもおかしくなかった」と、こちらもAIの実力を認めていた。中国代表ミ・イクテイ九段(21)が2勝1敗で2位だった。

 「ワールド碁―」は来年も開催予定。井山6冠は「私が日本代表か分かりませんが、もし次もチャンスがあるなら、いい戦いをしたい」とリベンジを誓った。

井山六冠、日本最強AIに敗れる「チャンス見いだせず」
朝日新聞 2017年3月24日00時51分

 囲碁の日中韓トップ棋士3人とAI(人工知能)による初の世界戦「ワールド碁チャンピオンシップ」は最終日の23日、大阪・梅田の日本棋院関西総本部で打たれ、ともに全勝で迎えた韓国ランキング1位の朴廷桓(パクジョンファン)九段(24)と中国ランキング2位のミ昱廷(みいくてい)九段(21)の一戦は朴が勝って優勝した。日本最強AI「DeepZenGo」は日本代表の井山裕太六冠(27)を破り、初勝利。井山は3連敗で最下位に終わった。

 井山が公の場でAIと対戦するのは初めて。米グーグル系の「アルファ碁」が昨年、世界トップ級の韓国の棋士を圧倒し話題を呼んだが、国産AIが第一人者を破ったことは日本の囲碁界にとって大きな衝撃だ。

 世界戦史上、初めて参戦したAIの強さをアピールするシリーズとなった。Zenは1勝2敗の3位に終わったとはいえ、優勝の朴、2位のミにも終盤の大詰めまで人間のプロなら確実に勝ちきる勝勢を築いていた。突然級位者レベルの悪手を連発して自滅したが、朴は最も苦戦した一局にZenとの戦いを挙げた。「私が途中で投了してもおかしくなかった。注目の大会で期待も大きく、簡単には投げられなかった。それが勝利につながった

 井山は中韓の棋士と打った2局には勝つチャンスはあったが、Zenには「はっきりしたチャンスを見いだせなかった。勝つのは容易でなく、世界トップレベルといって間違いない」と認めた。Zen開発チームの加藤英樹代表(63)は「開発者として予想以上の強さに驚いている。強い人と打ってみなければわからない課題が見つかった。完成度はまだ低いが、自信になった」と話した。

 一方で、AIのなかでのZenの棋力の見極めは難しい。18、19日に東京であった囲碁AI同士の大会では、中国の大手IT企業・テンセントによる「絶芸」に連敗。年末年始には、アルファ碁の進化版「マスター」がネット上に登場し、非公式ながら朴ら世界トップに60戦全勝の驚異的な戦績を挙げた。

 「これから時間がたつにつれ、AIが人間を引き離すだろう」と朴は言う。「人間とAIが一緒になって行う大会は、長くもっても5年ではないか」(大出公二)

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日本最強の井山六冠が3連敗とは……。

しかし、井山六冠の敗戦の理由には、国内タイトル戦の合間にWGCを戦わなければならなかったというハードスケジュールがあるはずです。こういう敗北を避けるためにも、日本棋院は本格的に国内棋戦のスケジュールを考え直し、棋士たちに十分な準備をして世界戦を迎えられるようにしなければいけません。

井山六冠、ご苦労様でした。くじけずに十段戦を防衛し、負け癖をなくし、次の世界戦へ向かってください。


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