夢と希望と笑いと涙の英語塾

INDECという名の東京高田馬場にある英語塾で繰り広げられる笑いと涙の物語
新入会員募集中!

銭湯を救え!

2006年05月11日 08時54分07秒 | 時事放談: 国内編
1981年に東京・中野の風呂なし3畳のアパートで一人暮らしを始めて以来、いまでも銭湯にはお世話になっています。月に5、6回は行くでしょうか。ゴウ先生、趣味というほどではありませんが、銭湯めぐりを時々おこなうからです。

脂肪燃焼のための有酸素運動としてジョギングやウォーキングをした後、その近辺にある銭湯で汗を流します。平日の夕方営業開始したばかりのきれいなお風呂に入るのは、最高の気分です。

その銭湯が減っている現状には、実に寂しいものを感じます。どうにかならんものかと思うのです。

そして、今回東京の入湯料の値上げが決まりました。仕方ないかもしれませんが、ちょっと待てとも思います。

内風呂をもたず、銭湯に依存している人が現在もいるのは、紛れもない事実。たまに入るために払う430円はそれほど高いとは思いませんが、毎日入るとすると、月に1万円以上になるのです。そう考えると、決して安くはありません。

銭湯には潰れてほしくないし、入湯料も安くあってほしい。難しい話です。

**********

都内の銭湯1000軒割る…客離れに原油高追い打ち

 かつては「庶民の社交場」だった東京都内の銭湯が今月、1000軒を割り込んだ。客離れと後継者不足に加え、このところの急激な原油高騰で廃業に追い込まれたところもあり、ピーク時と比べると3分の1ほどに減った。

 都の公衆浴場対策協議会は10日、6年ぶりに入浴料を引き上げて大人430円にすることを決めたが、経営環境の厳しさは変わらない。

 都内の銭湯は昨年末の時点で1025軒あったが、今月8日に杉並区成田東の「吉の湯」が廃業届を出し、999軒になった。

 「都公衆浴場商業協同組合」によると、今月中にさらに江戸川区内の銭湯も廃業する予定といい、減少に歯止めがかかる気配はない。

 都内の銭湯は、1968年の2687軒が最も多かった。住宅街の銭湯は学生や若い夫婦らで深夜までにぎわい、フォークソング「神田川」の舞台にもなった。

 しかし、平成に入ってからは露天風呂や薬草風呂などを備えた「スーパー銭湯」が次々出店するのを尻目に、昔ながらの銭湯は姿を消してきた。

 「一人暮らしの高齢者が集う場を守ろう」と渋谷区が経営難に陥った銭湯を買い取ったり、文京区が年額18万円を上限に燃料費の補助を始めたりするなど、自治体が手を差し伸べる動きも出ている。

 こうした中、追い打ちをかけたのが、大半の銭湯で湯を沸かすために使っている重油の高騰だ。

 3年前は1キロ・リットル当たり3万5000円~4万1000円だった重油価格は現在約7万円で、毎月の燃料費が約15万円から30万円以上に上がったところもあるという。

 入浴料の値上げは2000年5月以来で、大人は400円から430円になる。

 都知事の決定を受け、近く新料金が実施される見通しだが、現在でも神奈川県と並び日本一高かっただけに、経営者からは「値上げで一息つければいいが、逆に客離れが加速するのではないか」と心配する声も出ている。

 少しでも銭湯ファンのすそ野を広げたいという思惑もあり、今回は中学生以下の料金は据え置かれた。

 また、来月1日からは都内すべての銭湯で全面禁煙に踏み切る。同組合は「利用者からも要望も多かったし、健康増進をPRもできる」と話している。

(2006年5月11日3時3分 読売新聞)

**********

昔の銭湯と比べれば、いまの銭湯の設備はだいぶよくなりました。430円でもよいかなと思うところもあります。しかし、これで430円は高いだろうというところもあるのです。

せめて「いらっしゃいませ」と「ありがとうございます」くらい笑顔でほしいと願う場合もままあります。

30円分のちょっとしたサービス向上を目指してほしいなあと願います。

ただし、来月からの完全禁煙の実施は、遅すぎた感はありますが、嬉しい限りです。一度自宅の近所の銭湯に子供たちを連れて行ったら、待合室は煙モクモク。風呂を上がったら一目散に逃げ出した記憶があります。

ちょっとした心配りで、客足が戻ったり逃げたりするのが、客商売。銭湯経営者の皆さん、よろしくお願いします。

そして、ぜひ銭湯を利用して潰さないようにしていきましょう。だって、大きなお風呂に入るのは楽しいのですから。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ディズニー、マクドナルドに... | トップ | タバコの自販機自体、必要な... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事放談: 国内編」カテゴリの最新記事