囲碁棋士を目指していた東京都中野区の小学6年、上野梨紗さん(12)が日本棋院の棋士採用試験に合格し、プロ入りを決めた。4月1日付、12歳9カ月でのプロ入りは、女性では同日付で一緒にプロになる仲邑菫(すみれ)さん(9歳、プロ入り時10歳0カ月)、2010年4月の藤沢里菜女流三冠(20歳、同11歳6カ月)に次いで史上3番目の若さとなる。

 上野さんは女性枠1を争う「女流棋士特別採用試験本戦」に挑み、9人の総当たり戦で今月9日までに7勝1敗として1位確定、プロ入りを決めた。姉の上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(17)と同じ藤沢一就八段門下で修業を重ねてきた。

 男性の最年少プロ入り棋士は趙治勲名誉名人(62)の11歳9カ月。井山裕太五冠(29)は12歳10カ月でのプロ入りだった。(大出公二)

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上野梨沙新初段には、仲邑菫新初段とともに、強くなって、男性を蹴散らし、世界で活躍できるようになってほしいです。

囲碁界の未来が、明るくなってきました。ファンとしては、うれしい限りです。