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現状では、世界の昆虫の半数が生息域をなくしてしまう

2018年05月26日 03時33分49秒 | 時事放談: 海外編

地球温暖化のせいで、昆虫が生きられなくなるということは……。

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気温上昇
「0.5度差」の影響 昆虫の「家」ピンチ 生息域半減、広範囲に

毎日新聞 2018年5月25日 東京朝刊

 産業革命前から今世紀末までの気温上昇が2度だった場合、1・5度の場合と比較して生息域が半減する昆虫が3倍に、哺乳類は2倍になるとの分析結果を英国などの研究チームが米科学誌サイエンスに発表した。ミツバチなど農作物の受粉を担う昆虫も温暖化の影響を大きく受けるといい、研究チームは「昆虫の生息域の減少は人の活動にも大きな影響を与える」と指摘している。

 2016年11月に発効した温暖化対策の国際ルール「パリ協定」は、世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べ2度未満に抑えることを目標とし、1・5度未満を努力目標に掲げている。

 研究チームは、陸上に生息する昆虫3万1000種▽哺乳類1700種▽植物7万3000種--など11万5000種以上の生物を対象に、気温上昇が1・5度▽2度▽3・2度▽4・5度--だった場合の生息域を、近年の生息域の温度を基にシミュレーションした。

 その結果、生息域が半減する昆虫は1・5度の場合は6%だったが、2度では18%になった。ミツバチなどは特に影響を受け、2度になると20%超の種類で生息域が半減するという。哺乳類は4%から8%に、植物は8%から16%になった。

 気温上昇に伴う生物の移動も想定しているが、研究チームは「2度上昇すると多くの生物は変化に適応できず、生息域の大部分を失う」と指摘。「多様性の観点からも、1・5度の目標を達成するメリットは非常に大きい」としている。

 研究チームは、現在の各国の二酸化炭素削減目標では3・2度まで気温が上昇し、対策を取らない場合、4・5度まで上昇すると想定して分析。3・2度の場合は生息域が半減する昆虫は49%、4・5度では67%に上った。【伊藤奈々恵】

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2度の上昇でも悲惨な結果になるのに、いまのままではよくて3.2度も気温が上昇するといいます。そうなれば、現在の半数の昆虫が生きられなくなり、人間生活も壊滅的な状態になりかねません。

しかも、それは対策を取った時の話です。もし取らなければ、4.5度上昇して、現在の3分の2の昆虫が生活の場を失います。その状況で、人間は生きていけるのでしょうか。想像するだけで、ぞっとします。

地球温暖化阻止は、待ったなしです。なのに、米国も中国も(加えてインドも)国家ぐるみで取り組む姿勢が見られず、失望させられます。大国が率先して変わってくれなければ、世界は変わらないのに。

日本政府が地球温暖化阻止のリーダーとなって、世界が変わってくれればよいのですが、それだけのリーダーシップをもった首相が現れそうにないところが、これまた残念です。

 


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