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日本女子野球チーム、第1回アジアカップを制するとともに、女子野球の普及にも努める

2017年09月07日 02時39分39秒 | 時事放談: 海外編

橘田恵監督、34歳の若さで、この対応。すばらしい限りです。

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侍J女子代表が5戦全勝優勝、インド戦は無安打無四球無失点の“完全リレー”

侍J女子代表が5戦全勝優勝、インド戦は無安打無四球無失点の“完全リレー”

野球女子日本代表・水流麻夏【写真:Getty Images】

(フルカウント)

水流、杉本、田中、大野の4投手が走者を1人も出さぬ完璧ピッチング

「第1回 BFA 女子野球アジアカップ」(香港)は6日、大会5日目を迎え、野球女子日本代表「マドンナジャパン」は第5戦でインドに17-0の4回コールド勝ちを収めた。前日の香港戦に勝利し、開幕4連勝で優勝を決めていた日本は最終戦も白星で飾り、5戦全勝。インドを無安打無四球無失点に抑える“完全リレー”で、初代アジア女王としての貫禄を見せつけた。

侍ジャパン女子代表が5戦全勝で初代アジア王者、橘田監督「たくましくなった」(侍ジャパン応援特設サイトへ)

 試合開始直後から、日本が圧倒的な強さを見せつけた。投げては、先発の水流(神戸弘陵学園高)が初回を3者凡退に抑えると、2回は杉本(蒲田女子高)、3回は田中(埼玉栄高)、4回は大野(埼玉栄高)が、それぞれ1人も走者を許さない3者凡退リレー。レベルの差があるとは言え、日本は4投手のリレーで完全試合を達成した。

 打線も決して手を抜かないことでインドに敬意を示した。1回に打者16人の猛攻で一挙12点を叩き出すと、2回には6連打で4点を追加。3回にも1点をダメ押し、18安打17得点と圧倒した。4番・緒方(折尾愛真高)が3安打4打点、6番・遠藤(作新学院高)が3安打3打点と、主軸がきっちり仕事を果たした。

 初めて代表チームを率い、5戦全勝でアジア女王に輝いた橘田監督は「とにかく、ホッとしています。国際大会の経験がない高校生ばかりで挑んで、(香港に)入る前からも入ってからも体調不良者が続出しましたが、日に日に順応してくれました」と喜びを語ると同時に、選手の健闘を称えた。(高橋昌江 / Masae Takahashi)

【侍女子】全勝優勝で大会終える、試合前には異例の相手と合同練習で交流

【侍女子】全勝優勝で大会終える、試合前には異例の相手と合同練習で交流

異例の、試合前に対戦国と合同でアップした、侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」とインド代表 【報知新聞社】

(スポーツ報知)

◆第1回BFA女子野球アジア杯▽第5戦 日本17―0インド=4回コールド=(6日・香港)

 5日に初代女王を決めている侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」は6日、インドとの最終戦を行い、全勝で大会を終えた。

 日本は初回から圧倒的な力を見せつけた。先頭の蛭田菜月(埼玉栄)の中前打を足がかりに、7安打ながら相手の失策もあり打者16人で12点。その後も点を重ねた。投手陣は水流麻夏(神戸弘陵)、杉本みな(蒲田女子)、田中志緒梨(埼玉栄)、大野七海(福知山成美)がノーヒットリレーした。

 インドの女子野球人口は数百人と、軟式を含めると1万5000人いる日本とは大きな隔たりがある。女子野球W杯で5連覇中の日本は、最強国として女子野球が世界で普及してもらいたいと、体制の整っていないインドに手を差し伸べた橘田恵監督(34)の提案により、試合前のウォーミングアップを異例の対戦相手国同士が合同で実施。交流を図った。

 一方で、試合中は「1、2回は本気で戦う。日本の“野球”を見せつける」と橘田監督が明言していた通り、敬意を持って手抜きせず最後まで世界レベルの野球をみせた。盗塁は、初回無死の蛭田の二塁盗塁のみと、シンプルな“打って勝つ”野球を披露した。

 「全部終わり、ほっとしています」と大会を振り返った橘田監督。「マドンナジャパン」は優勝だけでなく、ベンチワークから立ち振る舞いまで、各国の見本になることを目標に戦ったが「まだまだ私たちも学ばなければならないと思った。(達成度は)50%ですね」。U18で編成された20人は全員が国際大会の経験が初めてで「体調不良者が続出するなど不安なスタートでしたが、日々順応してくれた。さすが高校生だな」と成長に喜ぶ一方、「ランニングシューズで試合をするインドを見て、(自分たちは)大変恵まれた中で野球をやっていると感じたと思います。でも、うまくいかなかった時の態度が表情に出たり、まだ高校生らしいところがあるなと思った」とチクリ。来年開催のW杯メンバー入りするには「一つ上(の領域)に行かないと、フル代表で戦えない」と、さらなる成長を期待した。

日本1強ではダメ…侍J女子代表が国際大会で見せた女子野球発展への取り組み
Fuill‐Count ニュース/コラム2017.09.05

試合後にパキスタン代表にトスバッティングやクールダウンを伝授

「第1回 BFA 女子野球アジアカップ」(香港)は4日、大会3日目を迎え、日本はパキスタンに17-0の4回コールド勝ちを収めた。試合後、日本の選手たちはパキスタンの選手たちにトスバッティングを教え、クールダウンも一緒に行って交流を深めた

 戦いを終えたばかりの日本の選手たちが、再びバットとグローブを手にグラウンドに飛び出した。向かった先はパキスタンが陣取る三塁ベンチ前。ここで日本代表によるパキスタン代表への野球教室が始まった。日本の選手2人が前に出て、トスバッティングの見本を披露。パキスタンの選手たちは、その姿を食い入るように見つめていた。その後、日本の橘田恵監督は、日本の選手とパキスタンの選手でペアを作り、トスバッティングをするように指示。レフト付近に散らばると、日本の選手がボールを投げ、パキスタンの選手が打ち始めた。

良かったら、『パーフェクト!』って言って!

 橘田監督の声がグラウンドに響く。日本の選手たちは「パーフェクト!」「グッド!」など、ボールがしっかりと打ち返されるたびに声をかけながら、バットの持ち方や軌道を日本の選手たちは丁寧に伝えた。

 国を代表して戦う国際大会の最中、なぜ、このような交流が生まれたのか。橘田監督が経緯を明かしてくれた。

「インドが初日に日本のウォーミングアップを食い入るように見ていたそうなんです。キャプテンの吉井に『どうやった?』と聞いたら、『すごく見ていました』と。『インドとウォーミングアップを一緒にやろうか?』って言ったら、吉井が目をキラキラさせて『いいですね!』という反応でした。インドとはウォーミングアップ、もしくはクールダウンを一緒にやれたらいいねって話を食事会場でしていたんです。そしたら、長谷川(一雄)会長が『パキスタンにも声をかけてあげたら』と。

 ちょうど、パキスタンも食事中だったので、『日本の選手ができることはないか』と聞いたんです。アップはどうかと聞いたら、アップは日本人の体力についていけない、と。じゃあ、ダウンを一緒にやろうかと話したんです。そしたら、ダウンを一緒にやってほしい。それから、トスバッティングを教えてほしい、と。見本を見せて、一緒にやってあげてほしいというリクエストがあったんです」

橘田監督「女子野球という競技が好きだし、普及させたい。女子野球で日本が1強ではいけない

 よし、やろう! 橘田監督は、パキスタンとの試合後にトスバッティング講座を開き、一緒にクールダウンをしようと即決した。アメリカ人ながらパキスタン代表を率いるジャスティン・シーガル監督とは、ワールドカップの技術委員で一緒だった縁があった。また、日本代表監督になることを「想像したことがなかった」という橘田監督に、かつて「日本で指導者をしているけど、代表のユニホームを着ないのか」と尋ね、初めて日の丸を意識させてくれたのが、シーガル監督だったという。

 トスバッティング講座が終わると、日本の中本真也トレーナーによるクールダウンの指導もあった。国際大会で行われたこのような取り組みに、橘田監督は「どこのカテゴリーでもないことだと思うんですよ」と胸を張る。

「でも、それを女子野球から発信できたら、それはそれで新しいスポーツの在り方だと思うんですよ。女子野球という競技が好きだし、普及させたい。どうにかしたいんです。女子野球で日本が1強ではいけない。どうやって他の国の皆さんに日本の野球を取り入れてもらうか。『日本、こういうことをやっていたよ』『日本のこういうところが素晴らしかったよ』というところを少しでも感じてもらい、会得してもらうことが、日本が女子野球を引っ張っていくためには必要だということを選手には話してきました」

 アジアチャンピオンを目指しながら、日本には世界の女子野球をけん引する責務がある。この日の試合中には、パキスタンの左翼手が中堅手とフライを追って交錯し、左ひざを打撲した場面があった。パキスタンにはトレーナーのような役割のスタッフがいないため、手当てしたのは日本の中本トレーナーだった。「フィールドで見せてもらった時、足に力が入らなくて曲げると痛いとのことでした。ベンチに帰りましたが、無理だなと思ったので氷を用意して行きました。すでに腫れてきていたので、アイシングで腫れを防ごうと思いました」と中本トレーナー。試合後にはクールダウンでストレッチも指導し、「必要なことなので、何かお伝えできることができれば。ストレッチも橘田監督の案だったんですけど、すごくよかったと思います。そういう時間や機会があれば、どんどんやっていった方がいいなと思います」と話した。

 パキスタンの選手たちからは「楽しかった」「こんなに仲良くさせてもらって嬉しかった」「日本は好きなベストチーム」「勉強になった。やってくれてありがとう」といった声が聞かれた。戦いの場ではあるが、ゲームを終えれば、ともに野球を愛する仲間。グラウンドには笑顔が溢れていた。

 世界の女子野球をリードする日本はアジアチャンピオンを目指しながら、女子野球の発展にも力を入れている。

(高橋昌江 / Masae Takahashi)

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高校生チームを率いて、アジア女王になり、インド・パキスタンとこれだけの国際交流ができる。橘田監督の手腕は、高く評価されるべきです。

女子野球はまだまだマイナースポーツですが、橘田監督のような人が他にも現れれば、あっという間に女子サッカーと同じ状態になるのではないでしょうか。

橘田監督と日本の女子野球選手の未来に、大いに期待します。


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