東京都の小池百合子知事は、空席となっている4人目の副知事にインターネット大手ヤフーの元会長で、都の参与を務める宮坂学氏(51)を充てる方針を固めた。開会中の都議会第3回定例会に人事案を提出する。
現在の副知事3人はいずれも都職員出身。民間出身者が副知事に就くのは、2007〜12年に務め、その後知事になった作家の猪瀬直樹氏以来となる。
宮坂氏はヤフーの社長や会長を歴任。今年7月に都参与に就任し、都のIT戦略の立案に携わっている。
先月末には小池知事とともに、来年から国内に導入される次世代通信規格「5G」を早期に普及させるため、都施設に基地局の設置を促す構想を発表している。【大久保昂、森健太郎】
東京都の小池百合子知事が、元ヤフー社長で今年7月に東京都参与に就任した宮坂学氏(51)を、「右腕的」存在の都副知事に起用する方針を固めたことが4日、関係者への取材で分かった。
小池氏が肝いりで進める、高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムの推進に向けた都の基本戦略「東京データハイウェイ」の策定に尽力したのが宮坂氏。小池氏は5Gの環境整備を「今後の国際都市間競争で必須」と位置づけ、宮坂氏の手腕を評価した。開会中の都議会の同意を得て、正式に選任される。
宮坂氏は97年にヤフー入社後、社長や会長を歴任。今年6月18日付で退任し、非常勤の特別職である都の参与としてネット事業などで助言を続けている。小池氏は先月末の会見で、宮坂氏について「ネット業界での蓄積、実績を持ち、都民の生活向上の観点から、人柄も含めて連携を取りやすい。今後も活躍に期待したい」と評していた。民間出身の副知事起用は石原慎太郎都政の猪瀬直樹氏以来で、小池都政では初。
**********
参与となった時点で、副知事候補とおもっていたら、本当にそうなりました。ソサエティ5.0が、都民の生活をより良くしてくれるようにがんばってくれればと願います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます