以前、うちの菩提寺 (高野山真言宗) さんから教わった話です。
「カラスは、日本古代の神々の神使なんですよ」と言うと、
「ああ、高野山奥之院にも、カラスさんは伝説がありますね」と。
「伊勢の天照さんと、お大師さんを繋ぐ鳥の役目だそうです」
「どっちの天照さんですか? 女神の天照さん? 男神のアマテルさん?」
「男神の天照さんじゃないですかね」
「そうなんですか」
奥之院には、様々な野鳥がいます。
奥之院で、鳥さんや昆虫さんに歓迎されたら、吉兆かも知れません。
特に、カラスは、ハシブトガラスのリキたちがいます。
御廟近くにもいます。
機嫌がいい時の鳴き声は、「かーかーかーかーかー」と、清んだ鳴き声で鳴きます。
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今住んでいる家の傍には、私と仲が良いトンビの中に、日に当たると全身・・・主に背中側の羽毛が金色になるトンビがいる。
金若と、金若の相方と思われる姫。海老尾も、少し金色になる。
他のトンビも、日が強く当たれば金色に見える時もあるが、金若と姫は、薄曇りでも金色に見えることがある。
うち以外でも、うちの会社の営業所の近くでも、金色のトンビを二回見た。一羽は、うちの金若と同じくらいの、大型のオス。
そして、もう一羽は、姫と同じか、それ以上大きいメス。
共に全身金色だった。
・・・初めて金色のトンビを見たのは、30数年前。
会社で夕日を見ていたら、仕事帰りのトンビやカラスたち6~7羽が、
空中で、「すぅ~っ」と近寄り、
「ぱっ」と当たったと思ったら、四散してそれぞれの巣に帰っていった。
その中に、翼開長170センチオーバーと思われる、大きなトンビ (おそらくメス) がいて、夕日に照らされて全身が金色になっていた。
なんとも神秘的な光景だった。
昨日は、ホトトギスが鳴いた。無事今年も返ってきたようだ。
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