タツノヒノエ

神仏への道-神社仏閣巡りから、古代の神々との出会い

妙法蓮華経「観世音菩薩普門品偈」(みようほうれんげきょう かんぜんぼさつふもんぼんげ)・・・

2022-05-18 17:55:27 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

天台宗や、日蓮宗の十八番 (おはこ) である法華経、

真言宗でも唱えます。

「観音経」。

妙法蓮華経「観世音菩薩普門品第二十五」(長文)

妙法蓮華経「観世音菩薩普門品偈」(偈文)

お寺によっては、長い方の御経を読むことありますが、

長いので、

短い方の、妙法蓮華経「観世音菩薩普門品偈」を、たいてい読みます。

「みょう~ほ~うれんげきょう~・・・かんぜおんぼさつ~ふもん~ぼんげ~~」

「念彼観音力」ねんぴーかんのんりき・・・「観音さま」を信仰する功徳を、特に強調して説くお経です。

真言宗などでは、どちらかと言えば、「流れるように唱える」お寺が多いです。

禅宗などでは、腹の底から太い声で唱えるお寺が多いです。

「ねん~ぴ~かん~のん~りき~」と言う具合に。

他宗は知りませんが、真言宗では18日が、観音さまのご縁日です。

たまに、17日がご縁日のお寺もあります。

ほか、観音さまの、お経と言えば、

「十句観音経」があります。

観音さまは、三十三身に変化して、信仰する者を救いとると言われます。

大法輪閣「観音さま入門」、62P、「仏陀の唱拝には後世「南無千百億化身釈迦牟尼仏」ということがあるように、多身を現して説法度生をされているので、三十三身説法得度の観世音が、まさに釈尊の説法度生を伝承したことにあたっているわけである」と、あります。

今は、観音さんの「頭頂仏」は、阿弥陀如来になっていますが、

元々は、「釈迦如来」が頭頂仏でした。

・・・うちの菩提寺では、理趣経や、般若心経、観音経以外に、諸観音の御真言も唱えています。

順番は覚えていませんが、

オン アロリキャ ソワカ・・・聖観音

オン シベイテイ シベイテイ ハンダラバシニ ソワカ・・・白衣観音 (びゃくえかんのん)

オン バザラ タラマ キリク (ソワカ)・・・千手観音

オン マカキャロニキャ ソワカ・・・十一面観音

オン シャレイ ソレイ ソンディ ソワカ・・・准胝 (じゅんてい) 観音

オン アミリト ドハンバ ウン ハッタ ソワカ・・・馬頭観音

オン ハンドメイ シンダマニ ジンバラ ウン・・・如意輪観音

初期のころから、日本の古代の神々と、神仏習合した観音さん。

忿怒の馬頭観音さんを除けば、柔和なその尊格は、古代の神々の「和魂 (にぎみたま) 」と習合しやすい面があったのではないかと考えます。

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