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続・トコモカリス無法地帯

うんざりするほど長文です。

どういうことなの

2016-01-10 03:14:35 | 収集物
トコモンが足りない。2匹少ない。
ぬいぐるみが31匹いるはずなのに2匹足りない。
心当たりは無い。扱いには細心の注意を払ってる。
30匹で、2×15、3×10、5×6列を並べたことがある。
その後に1匹増えてる。
そのはずなのに。

トコモンは専用ケースに入れている。侵入者は居ない。他の貴重品が消えたためしは無い。
30匹居たのは幻覚だったのか?私の頭がおかしいのか?

いや、20114月15日に31匹目が部屋に来たと日記にある。

2匹いない。
気が狂いそう。



どういうことなの。
私は収集物に関しては病的なほど厳重な管理をしていて、千体近い数のロボット玩具でもミサイル欠品はありません。1本も紛失していません。去年全部確認しました。百セット程あるレゴブロックで紛失したのは小さな2マスブロック1個だけです。これも去年確認済みです。レゴブロックは4回引越しを経てるので1つくらい落ちても仕方ないかとも思います。
でもトコモンは別格です。最重要物件でぬいぐるみ保管ケースは1つだけ。出しても飾るなど一切せず、必ずその日のうちに収納します。サイズもリンゴくらいあるので、どこかに落ちて紛れ込むような事態もありません。そしてトコモンケースには他人を一切触れさせていません。
なのに2匹居ない。箪笥や机の裏、引き出しの下、全部見ました。これがオカルトミステリーの類の仕業なら、そのお化けはただで済ませません。絶対に許さないよ。

可能性として非常に低いありえないレベルの話ですが、万が一どこかに間違えて収納して忘れてる場合。ただトコモン収納する場所は厳密に決めていて、ホコリやヨゴレがつかないよう袋詰めしてまとめて居るので、はぐれが出ることなど考えられないのです。


2015年の物欲へのラッシュ

2015-12-18 02:58:59 | 収集物
先日舞い上がっていたので落ち着いてから再考。
2015年を振り返ると、今年は何かおかしい年でした。

世間、世の中、社会が私に追いついて来た年でした。

誤用じゃないです。お前らが後から来たんだよ。

客観的に見てかなりおかしいのは自分の方であり、妄想・自意識過剰が過ぎており、さっさと病院いくべき発想です。さらに私は何かを為している側の人間では無く、その他大勢の消費者の一人でしかありません。なのですけど。


日記でもしばしば書いていて、自分の日常だと頻出するキーワードがあります。
・トコモン(15年)
・ボトムズ(30年)
・マッドマックス(30年)
・メタルマックス(20年)
田舎育ちな私は周囲に同調者が居ない状態で、流行にも乗れずひたすら好みを追う、という生活を続けてきました。何かを発信するでもなく、欲しいものをただ消費するだけでした。そんな趣味嗜好を10年以上。
センスがずれている扱いを受けた経験は何度もあります。いちいち覚えてない。

「トコモン」が好きでも、知らない人から見ればポケモンの仲間・亜種・偽者、ガチデジモンファンからはゲームもアニメも不勉強なにわかファン以下の位置でしょう。だから誰ともつるまず、トコモングッズ集めて15年。ぬいぐるみが30匹ほど居ますが、こんなの自分くらいしか居ないと思ってました。

「ボトムズ」が好きな人は世間に割と居るはずなのですが、自分も含めて保守的で排他的で面倒くさい層だと思います。架空設定なのに○○は有りか無しかでムキになって喧嘩する人種です。続編・外伝が出るたび認めないとかダメ出しばかりですが、それでも新規商品展開すればお金出してました。でも30年以上、本当に欲しいのはこれじゃないと感じていました。
他の陸戦兵器と並べられる1/35スケールが欲しかったのです。
「ATH-Q63BTS ブルーナイト・ベルゼルガ」
「ATM-09STTC ターボカスタム」

「マッドマックス」は近未来のビジュアル、小道具の見せかた、スタイルとして多大な影響をぶち撒きまくってる映画なのだけど、サンダードームで話を丸めすぎたせいで以降30年止まってました。北斗の拳の真似という暴言はまだマシなほう。自称映画通には串田アキラとティナ・ターナーの歌を笑われました。主人公のフルネームはマックス・ロカタンスキーだと言ったら、さらに笑われました。何言ってるの?おめー馬鹿じゃないの?と。それでもロカタンスキーなんだよ。確かにサンダードームの歌は盛り上がらないよ。だからなんだ、なにがおかしいんだ。ほらあの黒いの、インターセプターっていう車。どこのインターセプターだよ。あれはな、
「フォード・ファルコンGT351キュービックインチV8インターセプター」
と言うんだよ。今はどうか知らないが、20年前はそうだったんだよ。

「メタルマックス」はRPGです。ファンタジーの剣と魔法ばかりだったRPGに銃火器どころか戦車まで持ち込んで、物理で押し切る強引な世界観とシステムで、毎回バグでバランス崩壊してる、言っちゃなんだが二流三流のRPGです。製作者の狙いは外れ、些細なミスが予期せぬ効果でファンに受けて、注文書きと違うものが出てきたけど、それはそれで楽しい毎回かっ飛ばすバグ技によってメタルマックスは他に替えの効かない1ジャンルを占めています。周囲がスクウェアとエニックスのRPGを持てはやしていた横で、私は黙々とデコ製RPGの全マップの埋蔵アイテムを掘り出していました。スナマミレンを自力で発見してました。カミカゼキングとヒドデロンの出現エリアを、3マスまで絞り込んでました。誰にも頼らずゴーゴンホールからスネークガンをかっぱいでました。メタルマックス2への入れ込み様は生活に支障をきたす程でした。当時、メタルマックスでもう集めるアイテムが無い、倒す敵も居ない、やることが無くなって再スタートを繰り返し、存在しない9台目の戦車を探す悪夢にうなされ、困った私はデコへ手紙を送りました。
返事が来ました。
「そんなあなたに朗報です。まだ発表してないけどメタルマックスリターンズを製作中です」
当時行き着けのゲームショップへ予約しに行きました。そんな予定は知らない、見てない、聞いてない、と訝しむ店員に、いいから予約させろと強引に頭金払ってきました。20年ほど前の話です。あまり成長してないな。
まだウルフ戦車がメルカバになる前でした。最終ダンジョン奥で取るエレファントという戦車が未来戦車的だと思ってたら、実はT-28という試作戦車がモデルだった驚き。実在したのか(伏線)。


こんな具合で20年くらい、世間の主流からは取り残されてて隙間にこぼれ落ちる趣味嗜好を続けてました。マイナーではない、マイノリティでもない、他にもっと分かりやすいものがあってそちらに注目が向いてるだけで、私の視点はおかしくない、こいつらには魅力ある要素がたくさんある、だから続いてくれ、と消費者として細々と買い支えていたのです。




今年2015年は、これら数十年越しの古ネタが一斉蜂起した年でした。たまにリバイバルとして散発イベントが過去に起きたこともありましたが、連鎖爆破のようなラッシュは珍しい、数ある商品戦略の数点が重なっただけかもしれませんが、隙間に当ててくる精度が経験の無いえげつなさ。

・トコモン
なぜ今頃になってと思うデジモンリブート企画。15年前のアニメの続編にかこつけて関連商品がちらほら。当時の子供が成人して、使える金額の増大を当て込んでるのでしょうか。トコモンは本編でも一時的弱体化時の幼体デジモンで、バトルには使えません。例外的キャラなので商品も例外的です。
デジモンフィギュア2体セットで予約したら抽選100名にトコモンフィギュアが当たります。1万円でトコモンに応募する権利が買えるわけです。ふざけんなと思いますが、まだ続きます。デジコレというちっこいフィギュアで幼年期デジモンシリーズが出ました。全8種類。内にトコモンも含まれてますが箱の中身は分かりません。セット買い必須。5400円で確実に1匹トコモンが来ます。箱に応募券が付いてて、8箱分集めて送ると抽選100名にノーマル版トコモンが当たるそうです。メーカーブログに「トコモンキャンペーンにたくさん応募がきました」と葉書の山の写真が載っていました。この競争率を勝ち抜かないとならんのか。トコモン道厳しすぎるだろ。こちらは15年トコモン探し続けてきましたが、こんな敷居の高いトコモンアイテムは初めてです。なぜ今になってトコモンが?


・ボトムズ
再起動するような兆しがどれも不完全燃焼してるように見えてました。特に立体物はダグラム系が凄い勢いで商品展開始めて、横目で見ながら羨ましくも妬ましく感じてました。ダグラムにできることが、ボトムズではできないのか。1/35キットもラビドリードッグ以降音沙汰無く、初発でもう息切れかと半ば呆れていました。それが変動したのが夏以降のホビー系イベントでの情報。
ウェーブが1/35ターボカスタムを出すらしい。
ボークスが1/35ブルーナイトを出すらしい。
1/35ボトムズは誰もが望みながら、どうにも手が付けられなかった不可侵宙域で、バンダイもここには出られなかった、元版権のタカラもやり直せなかった、マックスファクトリーのフィギュアもサイズ調整をしくじった、CM'sも不出来な商品で終わった、ウェーブもコトブキヤもガレージキットを出したものの、ガレキが主流になれるはずもなく、渇望されてる需要をどこも埋められないままでした。
1/35というのは陸戦兵器のスケールモデルではメジャーな大きさで、戦車などの主流です。鉄板リベットの塊を表現するにはうってつけ、決定版のサイズです。しかもどちらも終盤の主人公機。キリコ派もケイン派も両方取り込まれる布陣。ウェーブもボークスも本気だ……、飢えたボトムズ乗り志願者の懐から取れるだけ取ってやろうという気合が窺えます。これは逃げられないわー。2015年の12月になってボトムズ最強機体発売2連発。ガンプラと違って安くはないです。つかガンプラの安さが異常なのです。

・マッドマックス
2015年の新作・怒りのデスロードは大傑作でした。どこがどう傑作かは世界中でV8に染まった奴らが「V8!V8!イモータン!」と高揚してる現状で伝わると思います。言葉で説明すれば際限なく湧いて文字で絵を描くが如く、きりがないうえ、この映画は観た直後に鑑賞者の知能が一時的に下がる恐ろしい効果があるので、説明するのは非常に困難です。
30年ひっそりとマッドマックスを見ていた自分が、突然の大ヒットに「このにわかどもめ」と憤慨し、ならば過去作と徹底的に比較してやろうと意気込んで映画館行って、出てきたときにはイモータン!と完全に染まっていたので、なにも不満はありません。
DVDも買った日からずっとディスクトレイに入ったままで、何度も何度も見返してます。
今まで私に「マッドマックスww」とか笑った奴ら、お前ら全員間違ってたんだよ、ばーかばーか。

・メタルマックス
私の2015年の余暇の七割くらいはこのゲームにつぎ込んでいたのですが、3DS版メタルマックス4は2013年のゲーム、3も2Rもその前。今年の動きは無いように見えます。スマホアプリ化したというのは動きに数えてません。あの課金で毟り取ろうと言う設計は、アプリゲームとしてももう古く、今更新規に課金ガチャ回しする層は他ゲームに取り込まれてるでしょう。それにスマホマックスでレア!などと喧伝してるアイテムは、どれも4にあったアイテムの使いまわしで、しかも4ではたいして役に立たなかったハズレ装備ばかりです。素直に今から4をやれば良いと思います。
というわけで2015年にメタルマックスに変化はありませんでした。しかし今頃になってメタルマックスを遊びまくった私にはタイムリーです。SFC版メタルマックス2での重い・弱い・遅い不遇戦車エレファントが、DS版メタルマックス2Rで大きく改善されていました。姿形が好みだったこともあり、この戦車はお気に入りで強化も優先、使用頻度も高い主要戦力に使っていました。でかい重いのは相変わらずですが、最近のメタルマックスの重戦車はエンジン2基積みが当然なので支障ありません。固定武装のミサイルが高性能なので瞬間火力最強戦車に仕上げました。そんな愛着のある戦車ならモニタ内で眺めるだけではなく、立体物も欲しくなります。平べったいボディに4本履帯という突飛な姿ですが実在の戦車がモデルです。
T-28重戦車。
2両試作して終了したこんな戦車でもキット化されてました。1/35スケール。先述のボトムズと合います。この戦車はメタルマックスプレイヤー内でもしばらく架空戦車だと思われていて、T-28という元戦車が知られたのは後のことです。私もふたばの戦車スレで知りました。
活躍したエピソードは無く、ゲーム中でも贔屓しないと大重量で使いにくい性能で人気も薄いようですが、私はメタルマックス2内で最も好きな戦車です。だから、こんなデカ物をお気に入り筆頭に上げてる物好きは、自分くらいだろうと思ってました。ところが、そのT-28がスクリーンデビューしたとの話を聞きました。ガルパンで。
当初は信じてませんでしたが、模型屋で劇場版ガルパンのチラシを見たら本当にT-28が居ました。
でもそこで「よし観に行こう」とはなりません。ガールズパンツァーは弱い軽戦車が工夫して強い重戦車を倒す話です。らしいです。調べたらそんな記述。
雑魚を蹴散らすT-28の姿が見たいのであって、手玉に取られるT-28が見たいわけではありません。それはさておき、劇場版の効果なのかT-28のキットはあちこちで品切れのようです。そんなこともあろうかとー。



個人的に2015年は積み込まれた層の厚い、濃い1年だったと思いました。物欲と収集癖に振り回されて終わっただけにも感じますが、10年来の本命アイテムを得るために、財源と配置場所としていくつもコレクションを売り払っています。
金策計画に頭を悩ませていた夏、具体的はワンダーフェスティバル前後がスリリングな毎日で楽しい思い出です。また経験したくはないけれど。


マストバイ

2015-12-17 02:29:42 | 収集物

頭を割ったらロボと怪獣しか出てこないであろう、私の中でキング・オブ・ザ・ロボの1位、がようやく商品化されました。先行予約販売分を買ってきました。

「1/35 ブルーナイト・ベルゼルガBTSⅡ SX スーパーエクスキュージョン」

厳密にはこれが最初ではないけれど、ガレージキットや関節破損率激高な玩具には不満があったので、おそらく今の技術で設計された1/35のボトムズキットとして理想の形ではないかと思います。そうであってほしい。これが出るまで30年待った、もうこれ以上は時間の余裕が無いので。

こういうものが欲しくて夢に出るほどだったのが、とうとう手元に来た。実現するとは思ってなかった。良い時代です。
青の騎士ベルゼルガというのは30年程まえのボトムズ外伝小説の主人公機。これがもうかっこいいのなんの。作中で主人公が全てをかけて戦うための魂の器です。これほどかっこいいメカは無いと断言します。ロボット主軸のアニメ・コミック・ノベル・ゲーム、たくさんあるけれど、これが最高値です。必殺パイルバンカーは全部こいつのせい。青騎士が全部悪い。
ボークス店舗で案内を見た時に、値段を確認せずに予約しました。マストバイです。これを購入せずに何を買うのか。自分の人生の中で最も憧れたのはこの青いベルゼルガです。部屋に数百体あるロボも怪獣も、コレが無かった故の代替品です。

だから、1/35ブルーナイト・ベルゼルガを買わない、という選択は無かったのです。
他の何を取っ払ってでも最優先に確保するべき立体物。

現物を目の前に置いても実感が無いのです。



30年「あったら良いな……」と考えていたものが、手元に来た。
いいのかな。これで。


2015年というのはボトムズでプラモ作る層にとっては特別な年になりました。
最強カスタマイズ機体の双璧が同スケールで立体化されたからです。

ボークスから先述の「ベルゼルガBTSⅡ」
これは、バトリングという賭け試合専用の限界改造の到達点。物凄い強いボス敵を1対1で倒すために、なりふり構わぬ超改造された一点モノです。アストラギウス歴7214年時点で格闘戦最強のカスタマイズ機。

一方で、もうすぐ発売なのがウェーブから出る「スコープドッグ・ターボカスタム」
ボトムズの看板メカのスコープドッグを改造したエースパイロット専用機。操作性を犠牲にしてまで機動力を上げた、殲滅戦専用型。全身にごてごて重武装載せてジェットローラーダッシュでかっ飛んで来る、BTSⅡとは別方向に突き詰めたSTTCというカスタマイズ機。残念ながら今回のキットはラストレッドショルダー版で、あてにならねえ部品がざっと50ほどある中から組み立てた劣化版なので見送ったけど、野望のルーツ版を待ってます。劇中登場した本物の赤肩の悪魔は、乗り手ごとに細かい差異があってレンズガードに腰周りのチェーンなど、各自が使い易いように手を加えた描写が満載です。あれがアストラギウス歴7213年時点で最高性能だったカスタマイズ機でしょう。

どちらも「手持ちの機体」に無理矢理な改造を加えて、限界まで性能を上げた、という設定が良いのです。両方ともジェットローラーダッシュで無理矢理な高機動性能と引き換えに、操作性劣悪というのもまた乗り手の凄さが伝わる描写です。


映像と小説版、ボトムズ世界でやり過ぎカスタマイズ機の2つの到達点が、30年経って、同スケールで、同月に商品化、なんてすこし前まで考えられない事態だったのです。

まだ未入手ですが、ウェーブ版スコープドッグの出来は心配してません。ガレージキット等で長年何度もスコープドッグを出してきたメーカーなので。前作のラビドリードッグの出来も良くて満足してますし。

1/35でボトムズ世界を遊ぶつもりで買いました。シャドウフレアとテスタロッサは1/24だけど、元々シャドウフレアが作中にスーパーヘビー級と解説があります。どれだけデカくても構いません。テスタロッサはデザインの都合上、背丈を合わせると胴体コクピットが人間が乗れないほど小さくなるので1/24だけど事実上1/35です。

同じく1/35で遊ぶつもりの奴ら。メタルマックス立体化の材料を集めました。


金で買えないもの

2015-08-03 21:43:25 | 収集物
この数週間、非常に神経を張り詰めて暮らしてます。

ことの始まりは些細なこと。通販予約が延期されましたという、収集癖持ちならよく受ける知らせ。ところがその延期やら、予定通りやらが混じって7月末に集中しました。予算計画の見直しが要るなーと計算してる内に、また新しい話が出てきます。

・ワンダーフェスティバル限定だけど、ちょびっとだけ通販しますよ。
・ガシャポンで今月末発売です。何処で何日から売るかはわかりません。
・8種類にそれぞれボーナスパーツが入ってて、全部揃えると1体完成です。どこで売ってるか知らんけど。予約しても入荷数不明だから入手は運ですよ。
・ガンプラ買ったらオリジナル武器くれるキャンペーン。6種類。先着順。

どれも微妙に入手しにくいです。タイミングを外すと手遅れなので、適切なタイミングで、確実な予算を組んで、ネット予約と取り扱い業者調べと足を使って探すしかありません。今も高価なんだが後で買うともっと高いから、今買うしかないのです。

だって、40年、30年前の敵役メカ。今まで立体化されなかったのだから、今後も立体化されるアテは無く、間違って勢いで出しちゃったような現在のタイミングでしか入手できない。
・レグジオネータ。
・ベルガスV5。
・電人ザボーガーの「青いボディ」。
・吸血植物ケロニアと宇宙野人ドロボン。
・コミック版ウルトラマン。
・ハルクバスター。

基本値段が5桁のラッシュ。予算繰りとタイミングが大変苦しいです。予算はなんとかスレスレで、障害物を飛び越え、またはくぐるかのように、なんとか折り合いをつけられましたが、問題はタイミング。
情報知ってから通販サイトに行くと予約分即売り切れ、なんてざまは幾度も経験してるので、今回はかなり早く動き予約しましたが、それでも後から入荷が遅れるとの通知。たまにそのまま商品確保できなくて一方的にキャンセルされることもあるので、予約したって安心できず、現に私は現在大変神経がささくれ立った状態です。ふざけんな○○○、だからてめえんとこの通販は使いたくねえんだ。

ケロニアとドロボンは各500円です。ただしガシャポンなので、欲しい物が出るとは限りません。500円ガチャで通常のウルトラ怪獣ソフビ販売ラインに出ないようなマイナーウルトラ怪獣の試作枠でしょうか。ガチャとしては高額。狙いのケロニアとドロボンが即出たので目的は達せたのですが、問題がこのガチャが何処行っても見つからず、見つけたときには売り切れだったこと。商品が大きいので通常カプセルではなく、筒状のケースに入っている独特の仕組みで、お金を入れてレバーを廻すと、下からではなく、中段辺りから筒型ケースが出てきます。他にこんなガシャポン無いので、見ればすぐわかります。売り切れだよ。2日前にはこの台が無かったから、入荷して1日半で売り切れたわけだ。帰りに寄り道で見つけたので、そこで入手できましたけど、こういう1日とか、午前中で完売とか、本当に困ります。

後回しにできない隙間狙いな商品に、撃てる限りの諭吉を投入して、苦しい数週間を越えました。高額でも普通に店舗に並ぶなら、割引率比較したり、貯めてたポイントを使うとか凌ぎようがありますが、そもそも店先に出てこないやつばかりが集中しやがったため、今回は大苦戦でした。他に減らせる出費は削り、売れるものは売りました。

去年から趣味の整理整頓をして収集対象を半分以下に減らしたのですが、1体当たりの単価上昇が激しくて、たいしたコスト削減になりませんでした。10年前の3倍くらいに価格高騰しています。よし、もっと減らそう。

予算の他にタイミングを読む判断力と、運も必要という話です。

運が要るのはこれからだけどな。
抽選100人に当たるトコモンを引き当てるには運が要ります。お金でどうにかするには6桁になるでしょう。多分トコモンフィギュアは3センチ無いと思うんだ。その食玩並みトコモンにそんな予算投入はできないな。その予算で専門業者に発注したらもっと良いのが出来ます。


立体の充実

2015-07-27 21:43:58 | 収集物
ここまで生きてきてたくさんのモノに影響を受けました。重度のオタクを自認してますから平均よりも多くのモノを見て、好きになったり、毛嫌いしたり、馬鹿にしたり、染まってしまったり、それはもう目録を作るだけで山ほど容量を食いそうですが、そういえばここ毎日の日記は好きなモノを並び立ててるだけで、記録の体を為してませんでした。

今年も半分過ぎたので振り返ります。個人的には2015年というのは少し異常な年。これまでコース外・周回遅れでまったく時流に乗ってこなかった私の嗜好に、世の中の方が乗ってきたおかしな流れ。自意識過剰?それならいいんだ、気のせいで済むなら財布にダメージは届かない。

群れに入らず基本的に個人経営オタクな私は、流行を追ってきませんでした。ただ単に自分の気に入ったモノばかりしつこく、見て読んで楽しんでました。
マッドマックスとか、ブルーナイトとか、トコモンとか、他人と話題を共有しないまま40年、30年、15年と一人でかき集めていました。古い昔のB級ジャンルでした。
今年2015年は「マッドマックス4」が上映されて、「ブルーナイト・ベルゼルガ・テスタロッサ」が1/24でキット化され、トコモンフィギュアが3種も出ました。
なにこの重なり具合。一つ一つは嬉しい要素ですが一度に受け取るには少々重い。つーか今頃になって何なんだ。

どーせこんなジャンル忘れ去られていくと思っていたのに、変な流れが来て立体物が次々商品化されていくのですが、今は物価が高いので揃えるには意外と高くつきます。それでも発売時期を逃すと入手困難なくらいには数が少ないので、予算繰りを緊急変更しながら組み込んで行きました。どれも値段が5桁の商品ですが、20世紀の頃ではこうしたマイナージャンルの品は、数万円のガレージキットを苦労して組み立てて、キレイに塗装して仕上げないと入手できなかったことを考えると、現在は破格値で買えるとも言えます。渋ってる場合じゃない。

そんなこんなで、現在私の部屋の棚には
「なんのイベントも無い時期に出た40年前映画のカスタムカー」
「資料の絵が3枚しかない小説版のボスロボ」
「2両だけ試作したが実戦配備されなかった超重戦車」
「玩具会社が既存ロボ金型を改造してでっち上げた40年前のオリジナルロボ」
「玩具会社が自前で考えた40年前のオリジナルロボ」
「全75話中に1回しか登場しなかったやられメカ」
「全92話中に1回しか登場しなかったやられメカ」
「一人だけ途中で死んで幼年期からやり直したデジモン」
「40年前の玩具オリジナルキャラクターの海外版の出来の悪いリメイク」
等が様々な出自で並んでいます。当時品、今の技術でリメイクした物好き企画、本編終了後10年経ってから他所の会社から出てきたやつ、いろいろいます。

つか、主人公格って幾つも何度も商品化されるから、急いで押さえておく必要が無くて、限られた予算内だとどうしても優先順位が下がります。結果なぜコイツが、というような端役チョイ役から揃えていくので、日陰者の集会場みたいな部屋になるのです。
だから2015年は、長年の日陰者達が一気に表舞台に躍り出て華々しくも短く咲いた変な年なのです。


四段 トランスフォーマー編1

2015-07-20 01:37:38 | 収集物

スチールラックにまた展示品をならべてみました。観賞するのは自分だけなのですけど。
去年に何度も入れ替え差し替えしながら飾り立てたレゴは全部分別して袋詰めして押入れに収納しました。
代わりに出したのがウチの最大勢力・トランスフォーマーとその他アメコミ系フィギュア。

まず1段目。

怪獣軍団、いやカイジュウ軍団と怪獣と危険人物たち。右側に濃青緑系がかたまってますが、パシフィックリムのカイジュウって、形状はまちまちだけど、色調がどれも似通ってて一箇所にまとめる程に個性が埋もれて見づらくなります。飾り方としては下手な方法なのは自覚あります。
あとは邪神イリス、三角頭、ターンX、など敵ボスな怖い奴らが並びます。
アナザーアギトが踏ん張って構えてるのは、人間を守るために怪獣と戦う役にしたからです。
リボルテックのジャイアントロボ、ブラックゲッターなども並べましたが、規格の違うシリーズがごちゃ混ぜになったのでまとまりに欠ける棚です。パシリムカイジュウの相手は、本来ジプシー・デンジャーなどのイェーガーロボット達が務めるのですが、ウチにはイェーガーよりもよく動き、怪獣との戦いに向いてそうなロボや怪人に不足してないので、イェーガーの出番はありません。

2段目。

破壊大帝メガトロン棚。全部が全部そうではありませんが、この棚は基本的にデストロン軍団の歴代司令官を並べてます。デストロン、ディセプティコン、プレダコン、様々な悪(とされる)勢力を指揮した一軍勢のボス達です。
メガトロンは多数、ガルバトロンも数名、あとはマグマトロンやデビルギガトロンにドラゴトロン、メガザラック、ブラジオン、ストラクサス、ヴィサースリーやアルファQといったよくわからないけど偉いっぽいのもここに置いてます。

3段目。

合体戦士、副官キャラの段。主に合体ギミックを持ったロボ主体で飾っています。後列には船3隻合体するショックウェーブ、スクランブル合体シリーズのバルディガス(ブルーティカス)、ゴッドネプチューン(キングポセイドン)、オボミナス(G1当時品)。右側にはスーパーリンク版のビルドロン(デバスター)、ブルーティカス。左中段はトリプルダクス。3匹の虫メカがそれぞれロボに変形し、さらに大型パーツ形態に変形して3体合体の大型ロボになります。そしてこの複雑な合体過程で、パーツを差し替え取り外しは武器以外にはありません。あまりの緻密設計に当時驚愕して、今でもお気に入りです。このトリプルダクスは下半身役のザリガニを海外版に取り替えてます。だから通常仕様と若干異なる自分用。
右中盤にゴレムオンが2個。TF空白期にウェブダイバーやダイガンダーといった、TF的な技術で作られた別シリーズがタカラから出ていて、これはその一つ。ケルベリオンとオルトリオンという、ドリルメカと丸ノコメカの兄弟が左右合体してゴレムオン。兄弟で頭部が違うので、2セット用意してゴレムオン2形態揃えました。同様にロウガマル(狼)タイガマル(虎)の動物メカが上下合体するロボも2個づつ揃えて2形態。4機中3機が紫なのでわかりにくい配置。
副官はサウンドウェーブ、ブラックコンボイ、ゲルシャーク。他にも副官キャラは居るけど、破壊大帝と同サイズなのはこれくらい。大抵は一回り小サイズで出るものです。ゲルシャークの当時品は一回り小さかったのです。15年後にリメイクされるとは予想外。私は喜びましたけど。ゲルシャークは悪役側ですが根が善人なので好きなキャラです。

4段目。

大型メカ。
とにかく大型な方々。左後部のダイタリオン。厳密にはトランスフォーマーではありませんが、生まれ育ちはタカラ製なので同種にまとめてます。大型飛行船に変形し、頭部は分離し小型ロボ、同シリーズ他ロボとさらに合体可能な盛りだくさん機能。欠点は腕が短くてパンチが苦手そうなくらい。右で一際でかいのが、かの「ユニクロン」星が変形する最強最悪のトランスフォーマー。大きさに割りにさしたる凝ったギミックは無いのだけど、ラスボスは巨大であるべし、を体現してるのでお気に入りです。
真ん中辺にダークライガージャックやモールダイブが居ます。実際の名前はモールダイブなのかメナゾールなのか曖昧です。
前列3つはビーストウォーズメタルスのカニとゴリラとエイ。ユニバース版ゴリラのプライマルプライム。エイことデプスチャージはボディのまとまりは良いのですが、ヒレと尾がエイのまま左右と後ろに張り出すため、占有面積が広くて困ります。


多脚型

2014-10-19 23:38:47 | 収集物
諦めずに考え続けていると、そのうちふと湧いた些細なアイデアでうまくまとまったりすることがあります。時間経過で環境も自身の思考基準も変化するので、散らかってどうにも良い処理が思いつかない事案は数年、数十年の間、捨てずに保留していても案外、それだけでなんとかなるもののようです。

数年前に意識が弱って、部屋内の物資をどうにも捌けずに途方に暮れて泣いていた時期がありました。
5年くらい前だと思います。
それから少し好調に変わり、約2年まえから積みまくっていた百個程のプラモデルを組み立て始めました。勿体無いから死ぬ前にせめて素組みでもしとけと、とっつきやすいガンプラから始めました。それも気づけばもう単体キットで450体。武器セットなどを含めれば500セットは組み立てて、作っては箱にまとめて詰め込んでいました。部屋中箱だらけ。2年前に始めた頃は自室の半分がダンボール箱で埋まり、机周辺だけスペースが空いてるが、手を伸ばせばなんでも取れる位置にあるという、ロボットアニメのコクピット状態でした。
半年まえから少しづつ部屋の模様替えをしていました。不要なモノは処分、棚を空けて、少しずつ展示スペースを広げていましたが、先々週あたりにふと、収納棚を組み合わせてひな壇状に積み、上にマット敷いて平面を安定させたら、一度に多数のアイテムを見栄え良く飾れることに気づき、押入れに待機させてた奴らを全部並べてみました。うん、全部きれいに並びました。お尻とおっぱいがざらーっと並び楽しい眺めになりました。おねえちゃんフィギュア展はこれで終了。もう気が済んだ。
それでも全区画使い切ったわけではないので、空いたエリアに他のも置きました。置きましたが、バランスが良くない。
と言うのも、おねえちゃんフィギュアのサイズてのは大体1/6~1/8が多く、小さめでも1/10程です。155センチの娘をその縮尺かけても約20センチくらいあります。つまり飾るオブジェとしてはデカイ部類。
ウチの仮面ライダー達は15センチに少し足りない、ガンダムなら13センチ程。ゴジラやゴモラやレッドキングらの怪獣達でも18センチ少々。横に並べると体格差は歴然で、戦う人たちの筈の連中が半裸の女性達に勝てる気がしません。
1/144ガンプラでは小さすぎて数百の数が通用する気配が無く、巨人の前に餌が並んでる状態に見えます。種類の中ではかなり小型なFigmaの初音ミクは脚の可動範囲が素晴らしく、蹴り技のフォームが大変良く決まるためジェノサイドカッターでユニコーンもハルクもゼットンも吹き飛ばされてます。ウチでは破壊大帝メガトロンの中のかなり強い方の奴らでないと対抗できない雰囲気です。このへんなら背丈も20センチ越えますから。

それでもおそらく大質量の衝突する物理攻撃に耐えるには、それなりのサイズと耐久度が必要で、つまりヒッププレスとおっぱいびんたでウチの戦闘軍団は遅かれ早かれ壊滅するのが目に見えているので、違う状況を考えることにしました。体格に勝る相手に対し接近戦を挑むのは愚策であり、接近前に長距離射程大口径の武器で仕留めるべきなのです。

ウチでの大物使いメンバーはアーマードコアのロボット達です。キットはコトブキヤから出てるプラモデルです。1/72ですが現物は平均的1/144ガンダムよりも二回りほど大柄で両手両肩両背中と武器搭載箇所が多く、その武器もガンダムと比較すると体比率的にも大きめです。こいつらの片手で持つサブ武器がガンプラだと両手でも持てるかどうかの大型サイズ。その中でも最大のが画像に上げた奴。
「グレネードキャノン」通称:社長砲。展開すると長さは40センチを超えます。スケール違いの別物を持ってきたわけではなく、元々このサイズ比、これで正しいのです。体格に比べて長く重過ぎるため装備できるのは間接が強く重心が安定しており、デザイン上背部で四点支持可能なミラージュ・セレナさん以外にいませんでした。左手にバズーカ、右には社長砲。長距離火力は文句なしですが懐に入られたらお終いです。その辺は横にクレスト・デルタさんやアルゼブラ・バルバロイさんが速射砲とショットガンでフォローするのです。本来のこの連中の装備はもっとあっさりしてるのですが、個人的嗜好で武装ゴテ盛りです。赤いバルバロイの二丁持ちのショットガンはガンプラだと装備できないサイズです。さすがAC。賞金稼ぎども。

他にもAC連中は居て、手元には7体ほどあります。こいつらには目元等の最低限のワンポイント以外には塗装していません。つまりこの色分けの分だけパーツが積み重なっています。四脚型のクレスト・デルタなんてランナー39枚。他のも大差無いけど。数百のプラ片の集合体で、見た目サイズが同等のガンプラと重さが全然違います。あとオプションの別売り武器セットをゴテゴテ載せてるので、おそらくみな重量オーバーしてます。全部強化人間だよきっと。


四脚型なんて珍しい姿で、こういうプラモデルは少ないのではないかと思ったのですが、別にウチでは珍しくもありませんでした。四脚三脚無脚、代表的な奴を並べてみました。六脚のデザートガンナーがいれば万全体勢でしたがあのプラモはプレミア付いてます。でもさすがに一脚型つーのは居なかった。ちなみに一本足ロボのプラモデルは存在します。「デザック」「マグオス」てのが昔は居たのです。


予測外れ

2014-06-29 00:17:04 | 収集物
一寸先は闇とか、要は先のことはわからないのです。1秒先の未来だって正確な把握は出来ません。

2年ほど前の日記で「今後アイアンフットのプラモデルが出ることはありえないので取っとこう」という内容の記事を書きましたが、新しく出るんですよね、アイアンフット。ダグラムのアイアンフットF4Xヘイスティ。
けっこう前にサフ吹きされた試作品の写真が上がっていました。

30年前のロボアニメの後半の味方雑魚メカが今になって商品化されるとか予想できません。予想はできませんでしたが結果を見ての理解はできます。ベビーブームと言われた世代向け商品。個人個人では裕福でなくとも頭数が多いので、市場としては無視できない層。
少子化でたいした伸びしろが見込めない子供相手より、山ほど居るオッサン達の財布からかき集める戦略なのでしょう。

ボーンフリーだのアトランジャーだの、40年近く昔のキャラクターの商品が今の技術で作られて発売されるのですが、購買層が非常に狭そうです。実際多く出荷する商品ではないので単価は5桁の値段で、万札数枚投入が必要になります。すると当事品のビンテージ玩具の相場すらいきなり越えてしまい、もはやプレミアという概念が崩れつつあります。希少だから、他に代換品が無いから、価格上乗せが可能だったのに、より高いけどより高品質のものが後から出てきたら希少価値など消えます。消えますが後発品も数が少ないので更なる価格上昇に繋がるかもしれません。しかしそもそもこんな古い作品のアイテムを欲しがるのは昔を知る老人だけなので、いずれ思い入れの無い世代層に「知らない商品の玩具」と一くくりにされてただの産廃に成り果てるのでしょう。

仮面ライダー、ウルトラマン、ガンダム、マジンガー、ゲッター、エヴァンゲリオン、どれも後発の上位互換の品が出ているので当事品はもう要らなくなりました。

海外でも事情は似たようなものらしく、今はハルクやアイアンマンのフィギュアたくさん出てます。
20年前に海外アメコミフィギュアを買い集めるのは割と面倒な趣味でした。スポーンブームの前、X-MENのフィギュアがハズブロではなくトイビズから発売されてた頃。ウチにあるアイアンマンのアーマーはマーク13です。

1周廻ってまたマーケットの標的にされて、好みの品物を並べ立てられる時代がまた来ました。さあさあもっと高品質の商品を開発するがよい。でもコストに見合った範囲でな。


棚の上

2014-06-16 12:49:58 | 収集物
とりあえずの一時避難場所に置いた先の棚の上で、決戦兵器な奴らが戦いたがって構えていました。
棚の最上段なのでいつも下から見上げていましたが、視点を合わせて見ると元気いっぱいな感じでしたので写真撮りました。

後ろののアッグと前列のエヴァンゲリオンでは設計に30年近い開きがあり、造形の進化が見て取れます。
右の黄色いのはヴァルヴレイヴⅢのアームです。左にちらりとあるのはブラウブロの影です。

本格的に飾るのはスケジュール的にまだ先なのですが、もう既にスタンバってる連中がやる気出しすぎてます。でもエヴァにはアンビリカルケーブル繋いで無いから後数分で停止する状態なのですが。


古参脱落

2014-06-15 22:25:04 | 収集物
今年度の不要になった本の処分を始めました。まずは要・不要の判別をしないとなりませんが、その辺の微妙なラインにある本はもう一度読み直して検討します。それで今回「リングにかけろ」全25巻も検査対象に入りました。
これは今まで永久保存対象の別枠扱いだった本です。

私が生まれて初めて買ったコミックが「リングにかけろ」22巻でした。いきなり22巻から買ってさかのぼるようにちまちま集めて揃えました。それはいまだに自室に全巻揃えて並べてあるのですが、もう数年読んでいませんでした。

改めて読んでみるとこれがつらい、実につらい。30年も前の作品なので現在の視点で見ると古臭さを感じるのは仕方ないとしても、読み手の私の感性が大幅に変わっているので素直に楽しめません。
この漫画を最初に読んだ当事、私はまだ未就学児童でした。ブラック・シャフトと高嶺竜児が「ブラックスクリュー」と「ブーメランフック」を激突させてました。理解力に乏しい子供の目には「必殺パンチの名前を叫びながら殴りあう」派手な漫画がとてもかっこよく写りました。数年後にギャラクティカマグナムが現れ、グシャア、ドシャア、グワシャアと人が吹っ飛び頭から地面に叩き付けられる必殺技インフレ漫画と化し、小学生の私は改めて読んでたちまち染まりました。こうした経過があるため、この漫画は自分の原点であり不可侵領域として別格扱いでした。年代的だとリンかけ世代というのは私よりも若干年齢層が上で、周囲ではドラえもん読んでる子供が大半で話題が合わなかったのですが、先行してる優越感でいい気になってる嫌な子供でした。ちなみに車田正美は「風魔の小次郎」で卒業し、男坂も聖闘士星矢もスルーでした。

その特別な漫画を読み直してみるとつらいんだっての。子供相手の子供騙し漫画だから大人になってからの観賞に耐える内容では無いのです。連載中に数度の梃入れ方針転換をしたので、初期はしみったれたお涙頂戴人情ドラマの出来損ないで、当初の終了予定だったらしい都大会決勝まではかなり「あしたのジョー」の影響が強く、地味なボクシング漫画なのですが、全国大会をチャンピオンカーニバルなどと言い換えた辺りから変な勢いが出てきます。必殺パンチの応酬、日米決戦、影道一族、世界大会トーナメント、ギリシャ十二神、阿修羅一族、凄まじい強さ描写のインフレーション。少年ジャンプ誌上で際限なく上昇する話の規模とトーナメント戦はだいたいこいつのせいらしいです。通して読むと8巻辺りまではまだ人間のボクシングですが、それ以降の話の膨張具合はどう見てもやり過ぎでギャグの領域です。当時はこれがカッコよく見えたのですが今読むとギャグに見えるのです。しかも登場人物は全員真面目かつ真剣に動いているため、ツッコミ役が存在しないまま全員がボケ役として際限なく世界観がズレていきます。「なにい!?」「ばかな!?」「まさか!?」と登場人物が動揺するたびに馬鹿馬鹿しさが倍増し、読んでいて疑問はどんどん蓄積していきますが、当時はこれで良かったので解消はされません。1週廻った時点なら高度なギャグ漫画として成立していたのでしょうが、30年経った今は3週廻って痛々しさを感じてしまうのです。主たる理由は自分達で「黄金の日本jr」とか呼んじゃって自画自賛モードに入っちゃう点。その時期には必殺パンチ大バーゲン漫画になってるため話もぞんざいで、敵が名乗って必殺パンチ>主人公が反撃必殺パンチ>KOのワンパターンでこれがだいたい後半15冊くらい続きます。漫画としての技巧やら描写の精緻さなどはどんどん少なくなって派手で大味な漫画になるのですが、それでも前半のしみったれ具合よりはずっと爽快で楽しいのも事実で、虚飾も極めれば芸と呼んで差し支え無い出来です。実際のところ、作者も若干の気恥ずかしさがあったようで当時セルフパロディで「リングにこけろ」という読みきり漫画を描いており、これがまたえらく笑えるのです。内容は本編16巻のエピソードに対応して、作者チームが主人公チームと対戦してボロ負けするという話。そんな作者自身にも息抜きが要る作品ですから、現在の視点で一気読みするのがどれだけしんどいか。私自身の読み方はギャグには一定間隔でツッコミによる疑念解除を必要とします。明らかにおかしい不条理に対して、それはおかしいとツッコミを入れることで、これは異様な事態だったと確認します。この1手順で内容を1段階消化するわけです。ところがここにツッコミが入らないと、不条理展開への違和感が疑念としてどんどん溜まります。そして頭のメモリの容量を圧迫し本筋理解へ割り振る集中力が低下していきます。
「どうして発電所で特訓してるの?」
「どうしてヘリコプターを金色に塗ってるの?」
「どうしてみんな『まさか…あの…』の先を言わないの?」
まだまだあるけど気にし始めたらキリがありません。しかし私にとってはギャグとツッコミは2個1セットで、動作に例えると潜水・息継ぎに近い作用があります。息継ぎ無しで25冊読む苦しさを何に例えればよいものか。

あまりに苦しかったのでこうしてテキストに起こして解消しているのです。

クソゲーだって「ここがおかしい」「ここが変だ」と把握理解することでネタに昇華できるのです。クソゲーオブザイヤーだって出来の悪いゲームのクソさ具合を考察して、悲痛と苦難を解消するのです。

そんな読んでてしんどい果てしない不条理ギャグ漫画「リングにかけろ」ですが、先述したように私の最初に買った漫画であり、原点ですからこれを捨ててしまうことは自分の過去の否定に繋がります。繋がる気がします。少なからず自分の基礎部分を作った素材で、内容如何を問わず捨ててはいけない類かもしれませんが、そう大事にするほど私は過去の自分を好きではありません。卒業アルバム等の過去の記録は全部捨てました。思い返せば愚かだったと忌々しく思っています。だいたい10年前が区切りで、それ以前の自分は思考判断基準が大分違っていて、客観的に見ると今では嫌いなタイプの人間でした。なのでそちらに直結する「リングにかけろ」には正直不快感もあります。一見大袈裟で派手な見かけに釣られて中身の構造を考える足枷になっていた浅はかな性分は、ここの影響が大きかったと感じています。

これだけ悪口書いたのでもう未練はありません。処分決定。

うちの本棚の最古参が消えるので、次点だった「機械戦士ギルファー」が最も古い本になります。巻来功士は「サムライR」「ブラックナイト」「機械戦士ギルファー」で卒業してしまいメタルKやゴッドサイダーはスルー。嫌な子供だな。だから昔の自分は嫌いです。