続・トコモカリス無法地帯

うんざりするほど長文です。

予測外れ

2014-06-29 00:17:04 | 収集物
一寸先は闇とか、要は先のことはわからないのです。1秒先の未来だって正確な把握は出来ません。

2年ほど前の日記で「今後アイアンフットのプラモデルが出ることはありえないので取っとこう」という内容の記事を書きましたが、新しく出るんですよね、アイアンフット。ダグラムのアイアンフットF4Xヘイスティ。
けっこう前にサフ吹きされた試作品の写真が上がっていました。

30年前のロボアニメの後半の味方雑魚メカが今になって商品化されるとか予想できません。予想はできませんでしたが結果を見ての理解はできます。ベビーブームと言われた世代向け商品。個人個人では裕福でなくとも頭数が多いので、市場としては無視できない層。
少子化でたいした伸びしろが見込めない子供相手より、山ほど居るオッサン達の財布からかき集める戦略なのでしょう。

ボーンフリーだのアトランジャーだの、40年近く昔のキャラクターの商品が今の技術で作られて発売されるのですが、購買層が非常に狭そうです。実際多く出荷する商品ではないので単価は5桁の値段で、万札数枚投入が必要になります。すると当事品のビンテージ玩具の相場すらいきなり越えてしまい、もはやプレミアという概念が崩れつつあります。希少だから、他に代換品が無いから、価格上乗せが可能だったのに、より高いけどより高品質のものが後から出てきたら希少価値など消えます。消えますが後発品も数が少ないので更なる価格上昇に繋がるかもしれません。しかしそもそもこんな古い作品のアイテムを欲しがるのは昔を知る老人だけなので、いずれ思い入れの無い世代層に「知らない商品の玩具」と一くくりにされてただの産廃に成り果てるのでしょう。

仮面ライダー、ウルトラマン、ガンダム、マジンガー、ゲッター、エヴァンゲリオン、どれも後発の上位互換の品が出ているので当事品はもう要らなくなりました。

海外でも事情は似たようなものらしく、今はハルクやアイアンマンのフィギュアたくさん出てます。
20年前に海外アメコミフィギュアを買い集めるのは割と面倒な趣味でした。スポーンブームの前、X-MENのフィギュアがハズブロではなくトイビズから発売されてた頃。ウチにあるアイアンマンのアーマーはマーク13です。

1周廻ってまたマーケットの標的にされて、好みの品物を並べ立てられる時代がまた来ました。さあさあもっと高品質の商品を開発するがよい。でもコストに見合った範囲でな。


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