続・トコモカリス無法地帯

うんざりするほど長文です。

あかねりんご

2021-10-16 03:54:04 | 日常

食料に無頓着な自分が珍しく冷蔵庫に常駐させている食品はりんごです。服薬の副作用で喉が苦くなることがしばしばあり、その苦さを解消するのに果物の酸味がちょうど良いためです。

スーパーで売っている手頃な価格のりんごはだいたい、サンふじ、王林、ジョナゴールド、の3種です。苦味消しに王林は味が薄く、他2つも旬を過ぎるとやはり酸味が足りません。

ところでコロナ禍以降からスーパーの生鮮食料品の仕入れがたまに乱れるのか、普段見ない種類のりんごがごく短期に入荷していることがあります。

以前に販売時期の隙間を埋めるように店頭で並んでいたりんごは主にシナノゴールドでした。少し小さめな黄色いりんごです。わりと酸味がある好みの味で見かけた時は積極的に買っていました。

今年の店頭にまた今まで見なかったりんごが並んでいました。

「きおう」という黄色いりんごもいい具合の酸味の強さ。甘みとのバランスも良い。いや、こういうりんごを待っていました。美味しいです。

後日、また「きおう」を買いに行くと、もう店頭にありませんでしたがまた知らないりんごが。

「あかね」これは酸っぱい。一口食べて舌に響く今までにない強い酸味。素晴らしい。服薬の苦味など一瞬で消えました。あまりに自分の好みに合った美味しさなのでネットで検索すると「酸味が強く生食より料理素材に向く」らしいですが、これを生食しないなどとんでもない。この強い酸味と甘さのバランスが良いのです。私がりんごに求めている味は「あかね」の味でした。

自宅の買い置きを食べ終えたので店に買いに行くと「あかね」はもうありませんでした。かわりにまた「きおう」がありました。今年はもう出てこないかもしれませんが、来年の入荷を期待して、さらに基本的に食べ物に無頓着な自分は来年まで美味しかったりんごの名前を憶えてない可能性が高いので、備忘録として書いときます。

最優先りんご「あかね」

今まで食べたりんごで一番おいしかったのは「むつ」だけど、お高いし何より食べた瞬間あまりに美味しいうえに大きいので、質も量も一度に食べきれなかったのさ。半分食べて満足してしまいました。あまりに美味しいから怖くなったので食べるのに覚悟が要ります。

 

追伸。

今年2022年は冬にかけて店頭に並ぶりんごの種類が多く、あかねりんごがたくさんありました。常に冷蔵庫にストックしておき、酸っぱさを堪能しています。この酸味がないと物足りないのさ。


冬の靴と上着

2020-11-13 23:41:26 | 日常

また今年も寒い季節になるわけだが。冬支度が必要なのだが。そろそろ本格的な防寒装備に変更しようと衣類を棚から出してきたら、上着が傷んでる、靴が傷んでる、これで一冬越すのはつらそうです。

上着は生地の古びた感じがむしろ好みのくたびれ具合になったし、ぱっとしない見た目のわりに防寒機能が高く、しかも軽くて着やすいので当分変えたくはありません。しかし背中にリュックを背負うせいで、肩紐の擦れる部分の生地が薄くなっていました。ならばそこだけ補強しようか。衣料直しのお店に持っていって継ぎ当てをお願いしました。出来上がりまで一週間かかる、とのことで仕方ないから一週間を昔に着ていたコートで過ごしました。普段歩きに着るには丈が長くてかさばる気がしたので普段あまり使わないけれど、北方暮らしには予備の防寒具も必須です。撥水コートでも水に浸かったら凍ってしまうから、万一に備えると1着では足りません。凍死してしまいます。それであまり気に入ってない予備上着で一週間過ごすことになりました。

一方で冬靴は完全に死んでました。普段からウォーキングの習慣があり、私は毎年1足は靴を履き潰します。夏・冬を2シーズン過ごしたらどちらかが潰れているくらいのペース。消耗品なのであまり高いのは買いませんが、先の冬靴は安物靴のくせに足へのフィット感がなかなか出会えないレベルの具合良さでした。慣らし期間も靴擦れも全く無し、買ったその日から完全に馴染んでおり、履き心地はそれまでで最高だったのですが、それはちょっと都合が良すぎないか。実はこのThe・都合の良い靴No.1には致命的な欠陥がありました。

靴底がベラベラ剥がれる。

使ってる接着剤の質が悪いのか、踵の溝部分のゴムがすぐ剥がれる。皮革ゴム用ボンドで貼り直してもまたすぐ剥がれる。最初は踵だけだったのが、気付けば土踏まずの裏からも剥がれている。3回目に貼り直したの去年の冬の末、先週に棚から出した靴底はまた剥がれていました。左足裏の中辺がベロっと。もうダメだこれ、また貼り直すのはウンザリです。それで新しいの買おうと靴屋に行くと、やけに品揃えが悪い。耐水性の靴はあるが、滑り防止や防寒重視の靴が少ない。コロナで海外の工場が止まって衣料の仕入れ状況が悪いとは聞いていたが、ここにも影響が出ていました。わずかに冬靴も入荷してるけれど、これ作ってるの靴底ベラベラ剥がれた先代冬靴と同じ会社だな。靴底の形も似たような造りだな。困るわ、これでは履けないわ。

そうして、底の剥がれた靴でスゴスゴ帰宅しました。今日、靴底を直しても乾燥に時間かかるから明後日まで履けないんだよ。2日底ベラベラ靴を履くのは想定外でした。これには内心のストレスがかなりの勢いで貯まります。お気に入りの上着も直しに出してるから、気に入らないコートと靴で不服感も2倍です。靴は翌日に新しいの買いました。前の履き心地と比べていたら代わりが何時決まるかわからないので、見た目だけで直ぐに選びました。履いて歩き廻った感触は、こいつもなかなか悪くない、踵がやや緩いが爪先の収まりはピッタリ合う。これで足元の不満はとりあえず解決。あとは上着が直るのを待つだけだが、それまでの一週間が体感時間の長いこと。指折り数えて出来上がりをようやく受け取れました。

その継ぎ当てが付いた上着は、同系統の濃淡2カラー構成になりました。アニメの量産型ロボット、例えばザク、グフ、ゲルググなどの胴体濃い目・手足薄目の同系統色揃いの色調配置です。被弾箇所を覆う増加装甲のように同系濃色の継ぎ当てが足され、実践で使い込まれた本体のくたびれ具合へ、必要に応じた現地改修カスタム要素が加わり、より自分好みな形に仕上がりました。一部の男子がやたらと反応する浪漫仕様「安価な量産機を個人用に改良した実用型装備」というヤツ。昔に映画「ダーティーハリー」でクリント・イーストウッドの上着の肘に継ぎ当てがあってさ、あれが格好良く見えたのさ。私の上着もトコモカリス専用の形になりました。


多すぎる荷物を捨てる

2020-10-12 02:23:32 | 日常

並行作業が苦手です。日々の生活を送りながら、空いた時間で余暇を楽しむ、などという器用な行動が出来ないので、その日の時間を「生活シフト」「余暇シフト」でがっつり区分し、どちらか一方を片付けてからもう片方を済ませます。ここに予定外のアクシデントが入ると丸ごと崩れてしまうので、だいたい1日1時間ほど作戦タイムを設けます。

生活側は基本的に苦痛で、息を止めながら耐えるだけの、自分にとっては価値のない時間。意識を乗せる身体を維持するために仕方なく続けてるだけで、何の楽しさも面白みも感じない、空気と餌の補給と運搬の時間です。

その嫌で嫌でしかたない忍耐をひたすら続けると、僅かな時間を楽しみに使うことが出来ます。

ただ余りに苦しい時間が長すぎて、頭が壊れてしまった私は、自分にとって何が楽しいのかわかりません。どうやら好きこのんで没頭したあれこれの物事は、後付けで「楽しい」と設定しただけで、実際の好気快楽には繋がっていなかったようです。やることが無い退屈さに耐えられないと感じた時に、緊急避難的に取り決めた、とりあえず当面の支えに使う仮基礎部分。そんな補助パーツだけでは当然ながら強度も牽引力も足りず、危なっかしい足場を少しでも堅めるために、あれやこれやと内容に踏み込まず検証もせず、近似値に目移りを繰り返し、気づいた頃にはたいして役に立たない支えの物量だけが膨れ上がり、纏わり付いて生活の重りと化し身動きが取れません。

致命的欠陥として、どうやら私は人への関心が通常より著しく薄く、人間関係を支えに出来るような情緒面はほとんど持ち合わせていません。他人とのやり取りが基本的にマウント取りの優劣競争と、ハラスメント系の強制脅迫要求としか感じられず、自分以外の人間に対しわりと公平に老若男女別け隔てなく嫌いです。老人は鬱陶しいし、子供は生意気だし、男は凶暴だし、女は残忍です。自分はどうなのかと言えば、そうやってワケもなく老人に罵られ子供に侮られ男に嘲られ女に疎まれる、生まれついての嫌われ者です。先に嫌ったのはあなた方ですよ。

それはともかく、2016年の中頃からせっせと軽量化を始めました。荷物の分量は半分以下まで減りましたけど、まだ十分ではありません。根本原因は物ではない。あれやこれや収集してばかりの依存症です。精神的にどうにも常に飢餓状態にあるらしく、何か少しでも似ていながら異なるバリエーションをかき集めることで、一時的に僅かながら退屈への不快感が和らぐのですが、その原因を見ずに対処療法的に続けても解決しません。購入して20年も死蔵した挙げ句、結局処分した品がどれだけあったか。ただのレンタルじゃねーか。しかもまったく未使用。場所と金銭ばかり負担が増えました。そもそも、最初の「楽しい」設定がずれていたから、そのまま誤作動続けて30年は経ちます。そろそろ根本を見直す時期です。

ただ、それへは僅かに恐れも感じていて、自分と関わるもの全てに「価値がない」と結論が出た時にどうなってしまうのか、予測がつきません。自分で自分を長年騙し続けてきたことを直視して、メンタルが苦しくはなれど、楽になる要因はありません。あまりに現実が退屈で味気なくつまらないために、その苦痛を緩和するために、自分に麻酔を打ちました。今更覚めてどうなるの。でも、続けるのももうつらい、しんどい、面倒くさいんだ。


転居1年

2020-07-16 20:40:26 | 日常

現在の住居に引っ越して、今日でちょうど1年経ちました。当時の記録が手元にあるので、どういう計画と過程で移転したのか詳細に覚えています。

5年位前まで自分の体調も気分も沈みきっており、どうせ身動き取れずにこのまま部屋で尽き果てるのだと、なかば自暴自棄自堕落に生活していました。それが震災のせいで退去通知を受けた途端に、自分でも驚くほどの抵抗を示しました。住宅管理会社への抵抗ではなく、自暴自棄な自分への抵抗。猛烈な勢いで身辺整理を始めました。ぶっちゃけそれまでの自分は、片付けられない人間だと諦めており、20年の間ろくに整理もせず買い漁った収集物が部屋に溜まって詰まって溢れかけていました。それらを一旦全て整理し始めたのが3年ほど前、自分の過去の蓄積を解体しながら、徐々に目的意識も明確になっていきましたが、これはマズい。いわゆる「断捨離ハイ」という依存性のある自己承認快楽の一種で、悪化すると他人の財産まで勝手に処分し始めます。具体的にそういう例を見ていたので、自分の整理計画を見直しました。必要なモノは多くないが、あえて処分する理由もなく、2/3程まで減らしたあたりで一旦終了しました。荷物も減って動きやすくなった気分のところへ襲ってきたのが2018年の震災です。

前ほど重くないとはいえ、20年間の収集物が半分以上残っており、取り回しは決して簡単ではありません。この荷物を移動するためには、また整理計画を立てました。今度のは緊急。予定消化は毎日進捗確認しました。

違う、引越の記事を書きたいのではなかった。慌ただしかった環境が、今は日常として定着したと書きたいのです。2年半前の自分と随分大きな変化があったので、その辺をメモしておきたい。しかし現状に不満はあります。環境ではなく自分に問題があります。休まないんだコイツ。どうにもダラダラ寝そべって何もしないで過ごすという時間を取りません。数年前に腰を痛めてからうつ伏せ姿勢が辛く、寝そべって「なにかする」行動ができません。読書したりスマホ見たりの姿勢が取りにくく、ガッツリ机に向かうか、深く眠るかの2択です。前にも書いたな。そして元より睡眠下手で強力な睡眠薬無しではろくに眠れず、睡眠前の僅かな時間の退屈さえ苦痛で避けたい性分です。自分が生きていて何より最も嫌厭するのは退屈です。なにもインプット・アウトプット無しの時間が数十分続くとか無理、非常に偏った嗜好の偏執的刺激中毒者です。前の住処でどうせもう治らない変わらないとぶん投げ先送りしてきた予定が、現状の生活にひしめき合っています。

そんなにロボと怪獣集めてどうすんの。

遊ぶんだよ。

どうやって遊ぶの。

並べて対戦劇を想像するんだよ。

いつやるの。

いつかやる、はいつまでもやれなかったから今やる。始めてる。具体的には「ミクロマン対アクロイヤー」の戦いを考えて楽しむのさ。それ20年前からやってないか。まだ終わらないのか。そりゃあ両軍とも外部戦力を雇い入れてるからな。怪獣ソフビとガンプラとトランスフォーマーを巻き込んで大戦争になっちまったからな。

それでいったい誰が勝つのさ。

この戦いに勝者などいない。負ける順が早いか遅いかだ。かっこよさげな言葉並べたが、それはグダってエタって未完で終わるだけでは。毎日生き急いでます。既に怪獣とガンプラのチーム編成は終わりました。残りはトランスフォーマーだけです。折返し地点を越えたような書き方ですが、手持ちのトランスフォーマーは約600体程あります。前にいっぺん全部出して数えたらそのくらい居ました。今の総数はわかりません。怪獣とガンプラを全部合わせたより多いので、まだ予定の序盤です。それ外部委託軍だよ。本隊のミクロマンとアクロイヤーは別計上だよ。

だからなんだ、ここは私の「非現実の王国で」の舞台なんだ。私が生きてる間は続くし続けるんだ。


日記始めが10年以上前だと

2020-04-23 01:57:04 | 日常

更新頻度のムラがあまりに極端ですが、日記というより自分の解釈消化の総まとめをぶち撒けてるだけなので、現在進行系の生活状況について書くことはほとんど無く、ここに書いた時点で「もう過去の事柄」に片付けています。

昔は愚痴愚痴と体調不良を嘆くばかりでしたが、今はそれも過去の事。いちいち記録するまでもない日常です。しかし、そうではなかった。その日常の書き連ねが重要でした。

昔のことが思い出せない。記憶力が落ちたのはただの経年劣化です。関連語句から思い出したり、資料を確認したりでカバーできます。しかし自分のことが思い出せない、何年の何月に何をしていたか覚えてない。普通は覚えてないようなことでも自分は覚えているほうでした。そのつもりでした。ここの日記を追うと、書かれている内容から当時の状況を思い出せるけれど、記載の無い状況には記憶の取っ掛かりがありません。

それでも探って記憶を手繰り寄せる方法はあります。自分は物持ちが良い性分で、なかば偏執的な収集癖で手元に並んでいる遊具がたくさんあります。ロボットだの怪獣だの玩具や、古いコミックやゲーム資料など。それらの製造発売時期や出版時期と照らし合わせて、当時の自分が何をしていたか思い出せるのです。

「どこ」で「なに」を入手したのかの殆どを覚えているので、あとは「いつ」が判明すれば、当時の自分が何を欲しがり、何を揃えて、どんな構成を造りたかったのかも一緒に思い出せます。

そういうわけで、1990年代から2010年頃まで自分が一体何をしていたか、過去に思いを馳せる準備を整えています。基本インドア人間なので外部イベントも振り回されること無く、一貫して自分好みに我道を進み続けたはずの、いまいち時流からずれた生活状況。その頃のメジャー・マイナーなホビー関連から当時の自分を捉えられないかと、資料整理してます。


部屋の設計ミス

2020-01-12 18:57:10 | 日常

新しい部屋に引っ越してきて、年末年始の9連休で体調が悪化しました。そんなに休日あったら普通は休んで体力回復するものじゃないの?ウチはしなかったんだよ。

部屋の構成をよく考えて家具配置しましたが、それでも想定外アクシデントは起こります。今の住処には「中途半端にダラダラしながらゆるく過ごす場所」がありません。しっかり机に向かっているか、がっつりハイベッドで眠るかしかなく、スマホ片手にゴロゴロするには不向きな構成です。

そうして退屈を嫌う性分のせいで、動ける時間は楽な姿勢が一切取れず、他所の介入も無いため、毎日じわじわと体力が落ちていき、この冬はめっきり活動が減りました。元々いつもぐったりしてたけど、今はぐったりする場所を確保できないので、眠るチャンスが来たら昏々と眠ります。眠るのが下手くそなので強力な睡眠薬を常用してます。健忘起こるようなキッツイ薬です。

 

それで困るのは、外との接触が減ることで、もう2ヶ月間所属しているゲームサークルの会合に参加出来てません。今日は友人達とゲームする予定でした。長期キャンペーンシナリオのクライマックス最終編に入るパートでした。D&Dつーゲームの「赤い手は滅びの印」という超絶緻密に構成された戦乱舞台のシナリオがあって、それをやるハズでした。

しかし、今日は朝から物凄い眠気が消えません。前日にゲームの用意して楽しみに準備していたのに、当日になってここ数年はなかった強い眠気。ちょっとだけ仮眠取って昼頃に向かう連絡すると「中止」との返事。残念と同時に安堵もしました。今来てる眠気は狙って作れないので、ここで乗っとかないと体力回復の目処が立ちません。普段の眠りが浅くて困ってる程です。

それで夕方までぐっすり眠りました。そういや自然な眠気で眠れたのはこの半年なかった、少なくとも引っ越して来てから昼寝をした覚えがない。超夜型人間がこの生活続けるのはつらいです。だから昼寝したんだ。しかしそれでゲーム参加は出来なかった。昼寝って代償が必要なものだっけ。

 


今年はピンチでした

2019-12-01 02:06:26 | 日常
2019年の最後の月になりました。
今年の2月末に住居立ち退き通知を受けて、不安に慄いてたのが10ヶ月前。ゴールデンウィークには部屋の荷物を眺めながら、物量と運ぶ手順と作業空間確保と必要経費の捻出と日程調整と体調維持で頭がいっぱいでした。年が越せないんじゃないかと怯えていました。あれこれ必死に頭を捻り、無事に移転できました。前より環境が良くなりました。そこに偶然はありません。全部が執拗な予定計画確認の繰り返しで成り立つ非常に危ういバランスでした。予定が崩れてからの立て直しが自分でも感心する程手際良く、最適手が打てないなら翌日に即次善の策へ移行しました。
ミッション:個人サイズの三十三間堂を半年以内に移転せよ。
三十三間堂には約1000体の仏像がありますが、片手で持てるサイズとはいえ、ウチにもロボや怪獣がトータル1000体以上あるので、一人でこなす手間暇としてはスケール的に同程度だと思います。1/12三十三間堂移転計画実行委員自分一人だけなんて中々にしんどい作業だと思います。
5~6月頃は「どうしよう」「もうだめだ」と何度も途方にくれかかったけれど、気づけば年末。今年は従来の生活から鑑みるに随分と能動的に過ごした年でした。10年前は服薬の副作用で殆ど動けなくて、毎日だるい、つらい、気分悪い、引っ越したくても予算も体力も無い、とシクシク泣いてました。アクティブ過ぎてキャラ変わってんぞ、こいつ誰だよ。

冬支度

2019-11-07 02:40:51 | 日常
まだ秋だとのんびりしてたら、昨日から急に寒く感じて冬用装備に変更。やたら鼻水が出たのは、寒さで風邪をひきかけてたせいだよ。ポケットティッシュが無くなるまで鼻かんでようやく理解。

上着、帽子、手袋、これらはすぐに用意出来るが、転居前に使っていた「着る毛布」はボロボロだったので捨ててしまっていた。居間でじっと座って居るときにはあれが便利だったが、そもそもあれは何処で何時買ったのだろう。随分前に近所のスーパーの季節モノのワゴンにあったのを買ったんだった。そのスーパーは経営会社が当時と変わっていて、すでに違う看板になっています。もちろん、こんな季節モノ生活用品などもう扱っていません。

近所のホームセンターを見に行くと、売り場の棚ががら空きで「着る毛布」在庫残り3個。寸法とサイズはちょうどいい、迷ってる暇ないぞ。買った当日から即装備しました。昨日は鼻水で済む寒さでしたが、今日は手がかじかむ寒さ、しかし着る毛布のおかげで全身の保温具合が段違いに快適です。有ると無いでは大違い。

今年は夏の暑さも厳しくて、自室内で明らかにPC周辺の空気が淀んで熱が籠もっていたため、扇風機を買いに行ったらお客さんいっぱい、扇風機売り場ががら空きで売り切れと入荷予約の札が見本品に付いてるだけでした。それでも後ろのほうにやや高めの商品のダンボールが積んであったので、あれこれ選ばずそれを購入して即帰宅、早速フル稼働したおかげで最も暑さがキツかった時期を快適に過ごせました。一年のうち数週間しか出番がないけど、今がその使い時なのであれこれ悩まず惜しまず買って良かったです。

少し気が早いと感じるくらいに行動開始したほうが適切なタイミングだと、今年になってつくづく感じています。自分が必要だと感じた時は、皆も同じこと考えてるのですから、様子見なんてしてたらカチ合って取り合いになります。供給する側にだってスケジュール都合があります。ネット回線工事も、扇風機も、着る毛布も、本格的に環境が困る寸前に間一髪で間に合いました。初期戦力って重要よね。

居間を全部ストーブで暖めるには間取りが広すぎるため、部屋に仕切りが必要だと思ったのが9月末、設置の手間や予算を考えて、断熱カーテンでいいやと買いに行ったのが10月初週、たわみで隙間が出来るのを避けるためにサイズをオーダーして、完成したのが26日、それから2週間経たずに冬の寒さです。10月末も冷えてきてたから、はよ仕切り来いやと焦れていましたが、店に注文するのは9月中でも良かったのでは。いや、その時期だとまだ冬用カーテン売る季節ではないと判断して初動が遅れたのです。本格的な冬に間に合ったから良いのさ。
たかが布一枚でそんなに温度が違うのか、けっこう、いやかなり体感温度が違います。間取りきっちり合わせたサイズなので密閉度が高く、移動のために開くと空気の循環がはっきりわかります。

残りの気がかりは、灯油の消耗速度と水道凍結です。これは実際に一冬過ごして部屋の状態を体験してみないとわかんないねー。前の部屋は隙間多くて、外で強い風が吹くと部屋のポスターパネルが揺れる程だったけれど、今の部屋ではポスターパネルが微動だにしないので、保温性はマシだと思います。そう思いたい。

引越します

2019-08-31 19:33:19 | 日常
ヤプログのブログサービスが来年で終了なので引越します。

引越し先はこちら。

https://blog.goo.ne.jp/inaka_tocom
「続・トコモカリス無法地帯」


しばらくは気に入ってる日記の転載です。

そして、引っ越して来た先がここです。まだ続けます。

引越しの日

2019-07-14 12:20:55 | 日常
明後日に現住所を引き払い、新しい部屋に転居します。もう準備工程の95%は終えて、移動日の朝に布団とパソコンを片付けるのを待つだけです。

それで20年住んだ痕跡は無くなります。数カ月後には取り壊しが決まってるので、ここに一人ヘボくて凹んでドロドロになってモゾモゾもがいてた奴がいた跡など何も残りません。

この部屋に引っ越してきた日のことを覚えています。引越しというより夜逃げに近いものでした。荷物梱包を解く気力もなくて、何かコンビニで食べ物を買いにと出かけたら少し遠くて、不便なとこに来ちゃったなーと当時思っていました。
冬の寒い晩でダンボール箱の隙間で縮こまって寝たのもよく覚えています。

それから20年、健康もメンタルもぶっ壊れて私は弱っていく一方でした。建物も老朽化していって、管理会社が4つも変わりました。このまま、この部屋で朽ち果てるんだろうな、と考えてたのは10年くらい前頃です。持病や服薬の影響で、意識は低迷し、食事バランスも極端で、生活時間も不安定、体重がみるみる増えてそのストレスが更に深夜の過食を起こす悪循環にハマってました。もうダメだ、といつも考えていて、たいした目的意識もなく惰性で趣味のコレクションを買い続けたせいで、部屋の空間が圧迫されてきて掃除機をかけるのも一苦労です。結果、ホコリが溜まってハウスダストが酷い状態になりました。引越したいけど、今の自分では計画も立てられないし、荷物の整理梱包も出来ないし、転居費用も無いし、部屋の壁が見えないほど溜まった本と箱を見ながらシクシク泣いてました。たしか2013年頃には明確に自殺を考えていました。もう何をどうこうすれば良いのかわからなかったのです。

今までで最も長く暮らした場所ですけど、その分たくさん泣いた場所で、思い出すのは苦しいことばかりです。