続・トコモカリス無法地帯

うんざりするほど長文です。

多脚型

2014-10-19 23:38:47 | 収集物
諦めずに考え続けていると、そのうちふと湧いた些細なアイデアでうまくまとまったりすることがあります。時間経過で環境も自身の思考基準も変化するので、散らかってどうにも良い処理が思いつかない事案は数年、数十年の間、捨てずに保留していても案外、それだけでなんとかなるもののようです。

数年前に意識が弱って、部屋内の物資をどうにも捌けずに途方に暮れて泣いていた時期がありました。
5年くらい前だと思います。
それから少し好調に変わり、約2年まえから積みまくっていた百個程のプラモデルを組み立て始めました。勿体無いから死ぬ前にせめて素組みでもしとけと、とっつきやすいガンプラから始めました。それも気づけばもう単体キットで450体。武器セットなどを含めれば500セットは組み立てて、作っては箱にまとめて詰め込んでいました。部屋中箱だらけ。2年前に始めた頃は自室の半分がダンボール箱で埋まり、机周辺だけスペースが空いてるが、手を伸ばせばなんでも取れる位置にあるという、ロボットアニメのコクピット状態でした。
半年まえから少しづつ部屋の模様替えをしていました。不要なモノは処分、棚を空けて、少しずつ展示スペースを広げていましたが、先々週あたりにふと、収納棚を組み合わせてひな壇状に積み、上にマット敷いて平面を安定させたら、一度に多数のアイテムを見栄え良く飾れることに気づき、押入れに待機させてた奴らを全部並べてみました。うん、全部きれいに並びました。お尻とおっぱいがざらーっと並び楽しい眺めになりました。おねえちゃんフィギュア展はこれで終了。もう気が済んだ。
それでも全区画使い切ったわけではないので、空いたエリアに他のも置きました。置きましたが、バランスが良くない。
と言うのも、おねえちゃんフィギュアのサイズてのは大体1/6~1/8が多く、小さめでも1/10程です。155センチの娘をその縮尺かけても約20センチくらいあります。つまり飾るオブジェとしてはデカイ部類。
ウチの仮面ライダー達は15センチに少し足りない、ガンダムなら13センチ程。ゴジラやゴモラやレッドキングらの怪獣達でも18センチ少々。横に並べると体格差は歴然で、戦う人たちの筈の連中が半裸の女性達に勝てる気がしません。
1/144ガンプラでは小さすぎて数百の数が通用する気配が無く、巨人の前に餌が並んでる状態に見えます。種類の中ではかなり小型なFigmaの初音ミクは脚の可動範囲が素晴らしく、蹴り技のフォームが大変良く決まるためジェノサイドカッターでユニコーンもハルクもゼットンも吹き飛ばされてます。ウチでは破壊大帝メガトロンの中のかなり強い方の奴らでないと対抗できない雰囲気です。このへんなら背丈も20センチ越えますから。

それでもおそらく大質量の衝突する物理攻撃に耐えるには、それなりのサイズと耐久度が必要で、つまりヒッププレスとおっぱいびんたでウチの戦闘軍団は遅かれ早かれ壊滅するのが目に見えているので、違う状況を考えることにしました。体格に勝る相手に対し接近戦を挑むのは愚策であり、接近前に長距離射程大口径の武器で仕留めるべきなのです。

ウチでの大物使いメンバーはアーマードコアのロボット達です。キットはコトブキヤから出てるプラモデルです。1/72ですが現物は平均的1/144ガンダムよりも二回りほど大柄で両手両肩両背中と武器搭載箇所が多く、その武器もガンダムと比較すると体比率的にも大きめです。こいつらの片手で持つサブ武器がガンプラだと両手でも持てるかどうかの大型サイズ。その中でも最大のが画像に上げた奴。
「グレネードキャノン」通称:社長砲。展開すると長さは40センチを超えます。スケール違いの別物を持ってきたわけではなく、元々このサイズ比、これで正しいのです。体格に比べて長く重過ぎるため装備できるのは間接が強く重心が安定しており、デザイン上背部で四点支持可能なミラージュ・セレナさん以外にいませんでした。左手にバズーカ、右には社長砲。長距離火力は文句なしですが懐に入られたらお終いです。その辺は横にクレスト・デルタさんやアルゼブラ・バルバロイさんが速射砲とショットガンでフォローするのです。本来のこの連中の装備はもっとあっさりしてるのですが、個人的嗜好で武装ゴテ盛りです。赤いバルバロイの二丁持ちのショットガンはガンプラだと装備できないサイズです。さすがAC。賞金稼ぎども。

他にもAC連中は居て、手元には7体ほどあります。こいつらには目元等の最低限のワンポイント以外には塗装していません。つまりこの色分けの分だけパーツが積み重なっています。四脚型のクレスト・デルタなんてランナー39枚。他のも大差無いけど。数百のプラ片の集合体で、見た目サイズが同等のガンプラと重さが全然違います。あとオプションの別売り武器セットをゴテゴテ載せてるので、おそらくみな重量オーバーしてます。全部強化人間だよきっと。


四脚型なんて珍しい姿で、こういうプラモデルは少ないのではないかと思ったのですが、別にウチでは珍しくもありませんでした。四脚三脚無脚、代表的な奴を並べてみました。六脚のデザートガンナーがいれば万全体勢でしたがあのプラモはプレミア付いてます。でもさすがに一脚型つーのは居なかった。ちなみに一本足ロボのプラモデルは存在します。「デザック」「マグオス」てのが昔は居たのです。