IADのヨシです。
このたびの熊本地震で被災された皆様、関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
4月14日、午後9時26分ごろ、熊本県熊本地方で震度7(マグニチュード6.5)の地震が発生しました。
マグニチュード9.0を観測した2011年3月11日の東日本大震災以来、熊本県益城町(ましきまち)では多くの住宅が倒壊、道路に大きな亀裂が入り、寸断されたという大きな被害を受けたとの情報がありました。
これを受け、聴覚障害者災害救援中央本部は、2016年4月14日に「聴覚障害者災害救援対策本部」を全日本ろうあ連盟本部事務所(東京)に設置しました。
聴覚障害者に対する情報提供などについて、聴覚障害者災害救援対策本部は関係各所に緊急要望を提出しています。
NHKへは、4月15日に「聴覚障害者支援について緊急要望」を提出しました。
「・・・・・災害時には被災地における住民、そして被災地を見守る国民にとって、公共放送による迅速にして正確な情報提供はもっとも大切な情報源になります。
NHKは地震発生の直後から緊急放送を行っていましたが、それには「手話通訳」はなく、万が一の事態が起こっても聴覚障害者は情報が得られずに対応が遅れてしまい、命を失う危険にいつも直面しております。・・・・・
1.緊急災害時におけるローカル番組を含むテレビ番組に、「手話通訳」の付与を行ってください。
→これは、「手話」について、手話ニュースを緊急放送したり、緊急災害時の放送番組には手話通訳を挿入してください。という意味。
2.緊急災害時に、特定非営利活動法人CS障害者放送統一機構に対し、ローカル番組を含むニュース、その他の必要な情報を速やかに提供してください。
→NHKは特定非営利活動法人CS障害者放送統一機構と連携することにより、緊急災害時の「手話と字幕」を付与した放送を実施することができる。 (全日本ろうあ連盟HPより一部抜粋)」
視覚や文字による情報提供を行い、聴覚障害者に少しでも不安をへらしてあげてほしいなと思います。
熊本地震に関する聴覚障害者関連の情報(全日本ろうあ連盟HPより)はここをクリック。