射水市聴覚障害者協会

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県警が「Web110番」運用へ 聴覚障害者ら対象(中日新聞)

2017年10月27日 | アプリ・システム

以下引用 中日新聞(長野) 2017年10月26日  http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20171026/CK2017102602000021.html

 

 県警は二十五日、インターネットサイトから通報できる「Web一一〇番通報システム」運用を十一月一日から始めると発表した。聴覚や言語機能に障害のある人向けに通報用のアドレスを設けてメールで受け付けてきたが、会話できない切迫した状況の犯罪被害者らにも活用してもらう。

 県警は、メールを活用した通報を二〇〇五年に始めたが、迷惑メールが相次いだ。県聴覚障がい者情報センターによる周知に限定したところ、一二~一六年度の五年間で利用は二件にとどまっていた。二件とも事件や事故の通報ではなく、緊急性のない相談だった。

 昨年四月に障害者差別解消法が施行されたことなどを受け、通報システムを一新することにした。通報メールの受け付けは来年一月ごろに取りやめる予定。

 十一月一日午前九時から運用される新システムは、県警のホームページから専用サイトへ移動。事件か事故か指定した上で、交通事故や強盗、痴漢などを選び、住所などの項目を入力した後、無料通話アプリ「LINE(ライン)」のように文字を入力して通信指令課員とやりとりする。写真を投稿して様子を伝えることもできる。

 スマートフォンなどの端末の衛星利用測位システム(GPS)機能を活用すれば、通報者の位置情報が取得でき、迅速な対応につながる。全ての文章に英語が併記され、日本語が苦手な外国人も利用できる。

 通信指令課の町田勉管理幹は「言葉を話せないために通報できず、被害に遭う人がいてはいけない。有効な活用を進めたい」と話した。 (中島咲樹)