JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

念願!「はたらく左談次の会」

2006-10-05 | 落語
もっとも贔屓にしたい噺家は?と聞かれると談志でも談春でもない。
立川左談次です。
なのに、独演会とは相性が悪く、今回初めて。念願の「はたらく左談次」
仕事の都合で行けなかったり。開催を知らなかったり、前売り購入していながら当日飲んだくれてスッポかしたり・・・去年は東洋館まで行ったら満席で追い返された。左談次の会でも満席になるとは落語ブーム恐るべしと思ったもんです。

はたらく左談次の会
10月4日(水)
王子 北とぴあ つつじホール

開口一番「真田小僧」 立川フラ談次
マジック       伊藤夢葉
本 「英語で紹介する日本」他  立川左談次
「短命」       立川左談次
エノケンを歌う    前田隣 ピアノ:平山紀子 「モンパパ」他2曲
「万金丹」      立川左談次

前座のフラ談次。
ブラック師から左談次の弟子に移った方ですが、もともと左談次に弟子入りしたかったとか。変った人ですね。
ブラック、左談次の弟子の割りにやけにノーマルなのは前座だから?
今後、どう変っていくのかしら。落語協会ならとっくに二つ目以上の実力ですね。

伊藤夢葉(多分初めて)
綾小路きみまろ似のマジック。鞭が趣味って・・・

左談次といえば本読み。
そのひねくれ目線で本を紹介していく。芸としては中途半端なような気もしますが、ふわふわの左談次なのでこれでOK。

「短命」はご隠居とのやり取りよりもかみさんとのやり取りに力を入れて楽しめました。

中入りは入れずに前田隣。
いつも東洋館で左談次さんと出ている。大の仲良しさん?子供のころテレビで見ていたナンセンストリオ。年取っての前田隣さんも初見。
いつもは漫談だそうだが、今日は「エノケンを歌う」
これは良かった。若い奥さんのピアノ伴奏で歌うエノケン。
もちろんエノケンなどは最晩年しか知らないけれど、テレビなどでたまに見知って、その歌の魅力は感じておりました。
ジャズピアノの山本剛も歌っていますが、前田隣はいくらか似せようとしているので、知らなくても何故か懐かしさが・・・まるでエノケソ。
3曲だけの披露でしたが、もっともっと聞いていたかった。
ずっとエノケンを歌い続けてくださいね。
エノケンの歌。覚えたくなります。

おっと、左談次の会でした。
最後は「だらーっとした噺です」と始めた「万金丹」確かに・・・

左談次の魅力
1.皆さんの言うとおり「フラ」がある。
2.時にクリーンヒットを飛ばすくだらないダジャレ
3.高い調子を含む、トッポい江戸言葉
4.リフレイン
5.勉強しない(落語を覚えない)で年に1回だけ「はたらく」姿勢。力の入れ所が少し違う。
6.今もなかなかですが二ツ目の頃、その風貌がカッコ良かった。自称骨付きカルビという痩身で、よく高座を降りる時に着物のうなじの所に扇子を差して下がっていました。その美学ですっかりファンになりました。
7.やっぱり名前がカッコ良すぎます。

贔屓にしていると言っても、たまに日暮里でお目にかかるだけなんですけどね。追っかけても噺の数は少ないですから。

人気blogランキングへ 次回は来年中に開催されるはずです。

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