JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

フランシス・ベーコン展

2013-05-19 | 展覧会・博覧会
まごまごしていると終了しちゃうので、「フランシス・ベーコン展」行ってきました。
混雑する前、午前中にささっと。
ベーコン初体験です。

歪んだ肉体の作品群は流石に見ごたえがあり満喫。SHAPE!



しかし、残念な事が一つ。
美術展などというものには滅多に来ないのですが、私はどうもガラスの額装された絵画という物が好きじゃないんですね。
やはり生がいいですよ。
これはベーコンさんの考えにガラス越しにすることで作品と鑑賞者に距離を持たせる事が面白いという凡人には解らなぬ考えを踏襲しての展示だから、仕方がない事のようです。
ベーコンさんがそう言っていたら、「生はあかん、セーフセックスやで。」という事になるのは主催者としてはやむを得ない。
生前の遺言みたいなもんですから。
ああ、でも、それだったら展示構成とか展示方法、照明の具合なんてものは作者の意向に沿って行えるというのでしょうか。ベーコンさん自身で展示ディレクションできるものでは無いのです。亡き人ですから・・・。
会場にはガラス額装へのベーコンさんの言い訳がやたらに表示されているのも滑稽です。
生を禁止されるだけでなく、ガラスとうのは反射しますから、鑑賞している自分の姿が映り込んだりする。
行為の最中、自分の姿を見てしまったような恥かしさがあるじゃないですか。
これに関してはベーコンさんも災難だと称して、将来、反射のしないガラスが開発されるのを待望していたようなんです。
そこまでしてガラスに拘るのかな?天才の考える事だから解りません。

それでもホンモノですから作品の魅力は堪能できました。凄いですね。
図録とホンモノを見比べたら、あまりにも違うので図録の購入は控えました。
例によってポストカードを少々。








特に暗いバックの初期作品に好きなものが多かったような。


ベーコンさんはダンサーや振付家に多大な影響を与えているという事で土方巽とウィリアム・フォーサイスという振付家の映像も紹介されていて(かなりのスペース割いて)興味深いです。
音声ガイドもバレエの熊川哲也という念の入りよう。



フランシス・ベーコン(Francis Bacon、1909年10月28日 - 1992年4月28日)

生中出し禁止の「フランシス・ベーコン展」は5月26日まで。
東京国立近代美術館



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2 コメント

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なま (よしはら)
2013-05-20 22:22:35
そーですね
ガラスかなり邪魔だったですね
自分も「生」がヨイと思います
点数も30年前よりずいぶんと少なくなってたのが残念です
日本ナメラレてんのとちゃいますやろかね
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Unknown (imapon)
2013-05-21 22:04:52
よしはらさん、こんばんは。
これだけインパクトのある絵を額に嵌めこんじゃうのは勿体ないと思っちゃいます。ベーコンさん自身の考えだから仕方ないんでしょうけど。

何か世界から作品が集まった。なんて言ってた割には点数的にはもの足りなかったですね。もう、終わり?って・・・。振付師のパフォーマンズで水増ししてましたもんね。

それでもベーコン初体験できて良かったです。
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