JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

箱舟旅行 カネコアヤノ(合奏)/山本精一 & The Playground East

2024-03-31 | 音楽

いつも若いアーティストを追っかけていますが、自分と同年代というか僅かに年上のアーティストとなると観衆として安心感があるものですな。

山本精一はボアダムスの元メンバーという事で自分の中では名前ばかり先行していて実は良く知らない。一時期サブスクでお試ししてみたけれど、悪くはないんだが、なんか勝手に想像していたのとは違う感じでそのままになっていた。けれどずっと気になる存在ではあった。

カネコアヤノがこのように世代を越えたツーマンライブに出演するのは有難い。
直前にローチケの長野公演、京都公演が外れていて(おそらく最後のチャンス)落胆していたが、そんなものはこの一夜で吹き飛ばしてしまおうという心意気である。

先行はカネコアヤノ(合奏)

実は3月27日は去年も晴れ豆でカネコアヤノを見ていた。アリスちゃんとのツーマン。ここで初めて飯塚拓野くんのベースに遭遇したのでした。
カネコアヤノは黒のシースルーが少し大人っぽく、前髪がっつり作りーので登場。少し前髪長すぎるよ(余計なお世話)眼力が隠れがちで見にくい。見にくい故に見えた時の目としかめ面が効果的とも言えますが。

セトリに関してはツーマンだとやはり共演者を意識したセトリになったりするんだろうか。だとしたら良い事だ。いつもとちょっと違う「よすが」からも多く選ばれ、メローに始まる。なんとOPを「朝になって夢からさめて」に託すなど最初から今日のセトリに期待高まるってなもん。
どまん中折り返しに必殺の「わたしたちへ」でもって会場は最高潮。
弾語りだけじゃない、もう一つ別の「わかりやすい愛 丈夫なからだ」例によって感極まる。
「月明かり」も嬉しい。すっかり晩ちゃんの不在にも慣れ、Hikariさんのスティックで先導される「月明かり」も良い。

O-Eastで披露した新曲合奏も2曲。足元のセトリメモを撮影してSNSに上げてくれた方が居て、カネコアヤノ自身で付けてる仮題が解ってありがたい。今後はこっちが勝手に付けてた仮題から改めて使わせてもらおう。

「ロックとパンク」改め「ラッキー」
ちょっと待ってくださいよ、こんなにイントロかっこ良かったでしたっけ?最高!

「最近は」改め「さみしくな(い)」「い」は隠れていたので念のため。

「例え遠くにいけなくても・・・最近は、さみしくない」力強く歌ってくれるので、長野京都に行けなくても大丈夫になれた。

カネコアヤノの歌詞はいつでもこちらの心情を好き勝手に寄せられる普遍性があって好きだ。本意でないかもしれないがかまやしない。
アウトロの林くんのギターのリフ・フレーズが超気持ちいい。またラスボス張れる曲が増えたんですね。ありがとうございました、カネコアヤノでした!

朝になって夢からさめて
窓辺
手紙
新曲(ラッキー)
わたしたちへ
りぼんのてほどき
祝日
気分
わかりやすい愛 丈夫なからだ
月明かり
新曲(さみしくない)

後攻

山本精一 & The Playground East

知らなかったが、なんとドラムは山本達久ではないか。月2で山本達久、Hikari Sakashitaの競演が見られるだなんて・・・尤も自分の位置かはドラムの二人あまり見えなかったんだが。山本精一はトリオ編成で山本達久がセンターになるので比較的見れた。

なんでしょう、この円熟味。最初はメローな感じで入り次第にロックしていくところも最高。
そしてヴォーカルです。サブスクで聴いてた時からダウナーな歌唱は好みだったけれど、ギターが荒ぶってもダウナーな歌唱は崩れない。歌詞も完全ではないけど聞き取れるし面白い。
何より馴染みのない曲でもこれだけ楽しく乗れるのがいい。

どうやら「羅針盤」というユニットからの曲も多めだったようなので(不明のバラッド、サークル、カラーズ、ソングライン)、帰って「羅針盤」も復習チェックしたのだけれども、音源は印象が随分違う。これはライブのためのサービスパフォーマンスと言えるかもしれない。個人的には音源で靄っていたのでライブパフォーマンス派。

ご贔屓カネコアヤノは今後も何度も来るだろう。今、明らかに山本精一&The Playgroud Eastの裏を返したい気持ち。

羅針盤の「ソングライン」で最高潮に達したところで本編は終了、アンコールの形は取らずにカネコさんをステージに呼んで1曲。

ステージ衣装からチェック系の可愛いワンピに着替えていたカネコアヤノ再登場。ステージでは決して可愛いなんて言葉は使えない人だけど晴れ豆で着替えて居残りしてる時はいつも可愛いくて洒落た服装してるよね。

そんなカッコいいカネコアヤノもひとたびギターを持たずにステージに上がると突然キョドるの面白い。例によって歌詞カード見ながら歌うは「飛ぶひと」貴重なステージを見れた。

そういえば両名ともトーク無しで弾きまくるスタイル。実に好ましい。けれど、カネコアヤノの山本先輩への思いとか、特別なものがあるのならちょっと聞きたかった。

箱舟旅行【第28回】

2024年3月27日
晴れたら空に豆まいて

 

おまけ

この日幕間にかかっていたラテン・ポップがとても良かった。ラテンはパンチョスとかゴリゴリが好きだけど、こういうのも面白いな。なんてやつなのか帰りにスタッフに聞こうと思ってて忘れた。


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