JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「ドドンパ酔虎伝」

2022-12-13 | 映画(DVD)
「酔っ払い映画祭」

「ドドンパ酔虎伝」1961年 大映 監督:田中徳三

花のお江戸は空前のドドンパブーム!勝新扮する中山安兵衛が弾けるリズムに乗って謎の怪盗団に挑む。そして最後は「高田馬場の決闘」へーーー。渡辺マリも街娘姿で登場!田中徳三監督による破天荒なミュージカル調時代劇。



時代劇はあまり見ない事になっている(手を広げるとキリが無さそう)けれど、こういう自由設定なコメディだと食指が動くよ。
ドドンパのリズムは超上がるしね「東京ドドンパ娘」も大好きだった。
忠臣蔵に関しても知識は落語からくるものばかりで、お芝居や映画をちゃんと観てないのでとても狭い範囲。酔虎伝というから梁山泊かと思ったら忠臣蔵でした。

渡辺マリの歌うドドンパの作曲が中山安兵衛(勝新太郎)で作詞が大高源吾(小林勝彦)だったという設定が嬉しいじゃない。
しかも楽曲の無断盗用、ドドンパ教なんて宗教まで出てくる。著作権問題に発展するのも珍妙で、さらに勝新の安兵衛が著作権に頓着しないっていうのが良いやね。



勝新太郎はアイドルなんだなぁ。
長屋の娘が高利貸しの借金のカタに連れ去られようとするのを、酒飲みコンクールで賞金稼ぎ。酒豪っぷりは早回し。対戦する赤垣源蔵が水原弘。
そして韋駄天走り高田馬場での決闘に至る。

「血煙高田馬場」くらいはやはり見やんとあかんがな。そのうちそのうち。
あと、浪曲、講談にも当たっておきたいところ。

ミュージカルの作りになっているのだが、その部分で最高に良いのが瓦版屋・伊藤素道のリリオ・リズム・エアーズのラップ調。





ラピュタ阿佐ヶ谷
2020年7月



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