「髪結い未亡人 むさぼる快楽」

「本人厳選！愛染恭子エロス七番勝負！」
エロス七番勝負　そのニ　VS 久保新二

「髪結い未亡人　むさぼる快楽」1999年　新東宝　監督：川村真一

若い頃を過ごした下町にやって来た上野は、かつての仲間の久保田や今野、京子と再会した。やがて昔の彼らの兄貴分のような存在だったマーちゃんが死んだことを知る。彼の愛人だった綾子もこの町へ来ていたのだった。上野たちはマーちゃんの墓を作ろうと決意するが・・・。

タイトルが無ければ愛染恭子は未亡人なのかどうか解らないし、主役ってわけでもない。VS久保新二と銘打っているが久保新二とのからみは無い。
この年代のピンク映画は見る機会が少なく、普段は久保新二、野上正義、港雄一の若かりし頃の映画ばかり見ているから汚い白髪になった彼らの演じるシルバーセックスがなんだかとても嬉しい。
港雄一が一番小奇麗なのにボケ老人役で青春にからんでこないところが残念。



髪結い未亡人の京子さん（愛染恭子）がミステリアスな立場。初体験はマーちゃんって事らしい。若い店員と朝から一発アヘアヘ。

マーちゃんの愛人おばあちゃんのからみが出るのかと思ってドキドキした。怖い物見たさ・・・ソフトクリーム舐めるだけで充分でございますの事よ。

愛染恭子の大先輩たちが一同に会して楽しみながら作った、ほのぼのしんみりの人情もの。
ラストのゆりかもめのシーンが悲哀。

バックで静かに流れるサウンドキッズのBGMも心地良かった。

シネパトス銀座