JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「ブルーフィルムの女」

2009-03-01 | 映画(DVD)
WE ARE THE PINK SCHOOL!
日本性愛映画史 1965-2008
=ピンク創世記=

「ブルーフィルムの女」1969年 国映 監督:向井寛
●借金返済に窮した株師の悲劇とその娘の復讐譚を鮮やかな映像で描く。松竹で戦前人気を博した藤井貢が出演。

上映のタイトルは違っている「色仕掛け女極道」だったかな。「~ブルーフィルムの女より」となっている。英語字幕付き。

株師に借金返済を迫る内山の爺(これが藤井貢?)先ず最初の餌食は女学生の娘でなく中年年増の女房(小柳リカでいいのか?)この和服の女房、なかなかエロい。嫌がりながらも内山とまんざらでもない様子。
続いて発狂して蔵に閉じ込めている内山の息子の筆卸し。赤い襦袢におもちゃを持って鼻水、涎の狂人にたじろぐ。瞬間の戦慄の表情もまんざらでもない様子。
放心状態で車に轢かれて死亡。その報を聞き夫もヨイヨイに。

娘、橋本実紀(新人)は関西お嬢様風でしっかりした顔立ちの美人。
借金返済にコツコツ働くが父の死をきっかけに金持ちの秘密パーティーにダンサーとして出演、30万で処女を売る。秘密パーティーはヌードダンサーの女体をスクリーンにエロフィルムやスライドを映写。
処女喪失で吹っ切れたか、秘密パーティーの各メンバーを1人1人アパートに呼び寝る。
ヴァイオリン、ストリングスをフィーチュアした「朝日の如く爽やかに」のレコードをかけながらダンスからベッドインのワンパターン(この繰り返しに思わず笑てしまった)しかしカラミの方は回を重ねる毎に床上手になっていくように見える。
この情事を8ミリに記録して強請り、大金を得て、内山復讐を図る。
内山の方は「潮来笠」の好きなキチガイ息子にカマを掘られる父子近親相姦。
橋本実紀は愛人とカーセックス。愛人に意味不明な殺され方をする。
車の窓から苦悶する手が空を掴んで終わり。

さあ、これから内山に対してどんな復讐劇かというところで尺切れになっちゃったか?

それでも映像的にもエロ的にも傑作。

渋谷 シアターイメージフォーラム

にほんブログ村 映画ブログへ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「キングコングの逆襲」 | トップ | 「黄線地帯(イエローライン)」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事