あの時のあの味

今日は写真がありません。

今朝のこと、いつも来てくれる、魚の行商のオバサン（もうおばあさんかな？）が、初めて、
「生ガキ、どうだ？」って言うのです。

牡蠣を、殻からはずしたものを持ってきたんですって。

実は、私、生ガキが大好き・・・って言うほど食べてないんだけど、
大昔、CAをしてる頃、・・・３５年も前、オーストラリアの船のレストランで、
生ガキを、先輩に勧められて、食べた、あの味が忘れられず、何回かトライしてます。
でも、あの味も忘れるほど、あまりに時間も経ち、挙句の果てに、牡蠣にあたって・・・
ものすごい，腹痛にもあったり、高い割に、生臭かったり・・・・
これだ！ってことがないまま、何十年。

１０個で３５００円・・・・う～ん
高いのか安いのか、判らないけど、とにかくあの生ガキが食べられる。
私「先月は私の誕生日、で、今月はもうすぐ主人の誕生日・・・って、関係ないか。」
なんて、頭を巡らせて、結局買いました。

家に入ると、娘の強烈な批判の嵐にあいましたが・・・・

娘は、仕事についてから、食費と携帯代で４万円を、私に入れてくれてます。
で、私の好きな物（娘は牡蠣が好きじゃないんですって）に３５００円も使ったーって
プンプンです～

その４万円はなかなか使えてないのですが、娘には感謝してるんですよ。


今夜は、生ガキをタップリ、レモン汁でいただきまして、半分はカキフライにして出しました。
牡蠣嫌いの娘の為に、鶏肉の塩麹漬けを焼いて出しましたので、夕食時の攻撃は
収まりました。


でも、B'zの新曲　GO FOR IT BABY の言うように、

♪　なぜだか期待外れ　前に食った時の方が旨い
　って勝手にがっかりしてしまう
　なんてよくある話
　あの時のあの味
　追いかけてばかりの毎日
　誰もが嵌ってしまう
　罠みたいなもんだろう♪

正にこれ。
美味しかったんだけど、あのときのあの味　には会えないんですね。

ま、私の贅沢の為に今夜の夕食は高い牡蠣となりました。

だけど、もうあの幻は追いかけないで済みそうです。







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