海辺の家から、幸せさがし

海辺の家が建つ様子と、これからの自分らしい生き方・・・幸せさがし

富士山

2013-08-27 20:53:56 | 
24日、ついに富士山行きの日が来た。

午後9時50分、宇部市役所をサンデン交通の大型バスで出発し車中泊。
1シートに一人で座れるというツアーだったのでまあまあ楽に寝られる。

翌25日の午前中に河口湖の温泉で一休みし、午後1時に吉田ルートの拠点、富士スバルライン5合目に着く。

小雨模様で気温も低く雨具を着ての出発になる。





現地ガイドさんの話を聞いて、ゆっくりペースでリードしてもらう。



6合目あたりまではあまりきついと感じなかったが7合目あたりから岩登りが長く続いた。

霧や小雨で視界がなく、ただ眼の前の岩だけを見て前の人に続く。

たくさんの登山者だったのでチームの仲間とはぐれないように必死で続く。

そのため撮影の余裕全くなし。

岩登りは本当は怖くて苦手なので視界がないのはかえってよかった。

高山病にならないために、ゆっくりペースだったことと、登山道のラッシュで8合目の山小屋に
着いたのは予定よりかなり遅れて19時半ごろだった。
到着前にはもう真っ暗になり初めてヘッドライトを装着しての歩きを体験した。

山小屋は1畳に2人という狭さと聞いていたがその通りで、ぎっしりシュラフが敷いてあり
ザックなどを置く場所も狭く、頭上は低い天井でそれはそれは窮屈だった。

20時にカレーライスをいただいた後はすぐに消灯になったが
空気の薄さに加えて人口密度が濃いので息苦しくなった人が多く、ほとんど眠れないまま
26日0時半に起きて最後の頂上アタックに向けて身支度を始めた。

13人のチームだったが2名は体調不良で頂上断念し、8合目でご来光を待つことになった。

私は呼吸法に気を付けたり「飲む酸素」を服用したおかげか、高山病にはならなかったので
頂上アタックへ出発した。

お世話になった山小屋の看板をあとにヘッドライトを付け冬装備で出発。



御来光目当ての登山者は昨日のラッシュに増して大ラッシュ、4、5歩進んではしばらく待つという状態だった。

時々冷たい風が木枯らしのように吹き付けて怖いような時もあった。

それでも前日の雨雲は消え、頭上には半月のお月さまと輝く星空、眼下には街の夜景と登山者のヘッドライトの明かりの道が
とても綺麗で、きつい登り中だったが、癒されながら登れた。

いよいよ頂上近くなった時、ガイドさんがラッシュを避けた道を案内してくれて
日の出の20分前ごろに山頂に到着できた。

一緒に山頂を踏んだ仲間と「やったー」と感激を分かち合った。

そのまま山頂をぐるっとひと回りする「お鉢めぐり」に行く若者3人はガイドさんの後に続いたが
私たちのこり8人は、もう体力限界で断念しそこで日の出を待った。

つららが下がっているほどの気温で、フリース、ダウン、雨具、ニット帽、ニット手袋をしてても寒かった。



日の出直前のオレンジ色の空、そのうち雲海も色づきはじめた。



そして5時10分、ついに雲海からの御来光。
感激!そして拝む。







火口で





ここでの撮影のために忘れずに持ってきた「スピッツタオル」

あらあら御来光がまぶしそう。ありがたや、ありがたや。



賑わう山頂



下りルートは眼下に山中湖を見ながら、滑りやすい小石の道をあきるほど(4時間ほど)延々と歩く。

しかし視界がなかった前日よりは眺めがよかった。



足を痛めた人や疲れた人は6合目のお馬さんが待っている。



私たちは最後まで歩きとおし、前日出発した富士スバルライン5合目に無事到着。

そこでまた参加者13人と現地ガイドさん、店長、添乗員さんと合流し、互いの頑張りをたたえ合った。

それからはまた河口湖周辺の温泉に入り昼食もとって、宇部小野田に向う。

途中お土産を買った後はみな疲れてバスに揺られながら眠った。

そして今日27日の深夜2時、宇部市役所に到着して迎えに来てくれた3男の運転で家に着いた。

留守番してくれた家族に感謝、

一生ものの体験ができました。


今思えば1日目は雨だったが、あれが日照りだったらスタミナが切れてたかもだし、日焼けも大変だっただろう。

そして山頂では天候に恵まれ御来光が見られたってことは大変ラッキーだったと思う。

人生初の富士登山はお天気にも仲間にも恵まれ、素晴らしい山行だったといえる。

富士山は「眺める山、登る山ではない」という言葉はじゅうじゅう承知だったが、やはり日本一の標高3776メートル。

一度は登ってみたかった。

そういう感情というか、アタック、挑戦してみたい、あと修行のような気持ちでみな登っているのかもしれない。

もちろん今年は世界遺産に登録されたことも大きい。

現地ガイドさんが最初にマインド的な山と言われた意味が少し理解できる。

テレビで芸能人や女性アナウンサーが登頂できているのを見て、少し甘く考えていたが思ってた以上に険しい山だった。

暑い中の数度の訓練登山をしていなかったらリタイアしていたかもしれない。

また山のお店の事前説明会で装備、体調管理のことなどを学習しておいたので無事元気で帰って来れたと思う。


今日は足全体が筋肉痛で「アイタタ、、、」だが、ぐっとこらえている

訓練登山からのいつも一緒の山友さん、そして御一緒させてもらったスタッフさん、参加者さんたちみんなに
「ありがとう、お世話になりました、またどこかの山で」と伝えたい。















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