生駒市立病院開設案件をめぐって、地元生駒市医師会が民間病院を指定管理者にすることに絶対反対を唱えていることは以前にお話したところです。市民病院のような「公的医療機関」は赤字の政策医療だけを提供すればよい といった趣旨でした。
では日本赤十字社はどうなのでしょうか。日赤は、日本赤十字社法という法律に基づいた特殊法人で、公的中の公的医療機関です。そこいらの市立病院が足元にも及ばない程の政策医療を行っています。その一方でそこそこの利益も上げています。私の知っている日赤病院の場合も、ベッド稼動は90%を超えていました。
患者の信頼が高く、外来・入院共に患者が多く、結果として利益も上げている という形です。良い医療を徹底的に追求することが好結果を生んでいるのです。また、多くの入院希望を満たすために、ベッド稼動率を高める努力や在院日数の短縮の努力をしています。そのための後方受入病院や開業医との連携も積極的に行っています。これも利益が上がる大きな要因です。そこには、営利企業のビジネスノウハウも当然ながら取り入れています。こうした日赤と従来型の公的病院を比較してみて下さい。生駒市民はどちらを選びますか。答は明白です。
時代錯誤も甚だしい医師会が主張する 旧態依然の「赤字部門特化病院」は、死んでも死に切れないゾンビ公立病院を誰が望むでしょうか。。
生駒市民病院が、日赤病院レベルとは言わないにしても、「小粒な日赤病院」になってくれれば良いなと思っています。
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