室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

銅鑼 LIVEの日

2010-07-10 21:56:22 | Weblog
久しぶりに爽やかな朝の富士山。  


さて、今日は私が所属しているジャズ・バンド《田部フレンズ》が出演する日で、新宿三丁目の銅鑼へ出かけました。

今日は4バンドがひしめき合い、譲り合いながら演奏しました。
先ずは《サウンド・オブ・ベスパーズ》ニューオリンズ系、スピリチュアルを得意とする人気バンドです。

                 


続いて、我が《田部フレンズ》   

   

"Tiger Rag" を弾いているところを同じ携帯を使っているベースの巨匠に撮って頂きました。


3番手は《新宿アコギの会》の皆さん。そしてベースの巨匠。

  

最後は《メランコリー・キャッツ》の皆さん。



この順番で2セットずつ演奏しました。
たまたま他のバンドの写真は小さめになってしまって、スミマセン


合間に撮らせて頂いたこのメンバー、ご先祖さまがスゴイ方ばかりです。

 右から父上が野球殿堂入り、松平家の末裔、徳川家の末裔・・の皆さま方です。


Liveが終わると軽く(?) 打ち上げ。 かんぱーい!


お疲れ様でした。




内幸町ホール

2010-07-05 14:33:01 | Weblog
日曜日は、タンゴ歌手・昌木悠子さんのリサイタルの伴奏で、内幸町ホールに行きました。

昌木さんは、今年で17回もリサイタルを続けていらっしゃいますが、私は《岡本昭とタンギッシモ》の一員としてかれこれ5年くらいご一緒させて頂いています。

今年も蒸し暑い新橋駅からの道を歩いてホールに到着。

早速、サウンドチェックとゲネプロ。舞台下手(客席から見て左側)からのステージ 

 今年はバイオリン3人、バンドネオン3人、バホ、ピアノの8人編成。

反対側、上手舞台袖から。   

マイクやモニターが色々とならんでいます。ヴォーカルはマイクが拾うし、タンゴではバイオリンも増幅が必要なものだから仕方ないのですが、それにしても、モニターのチェックをしたりするのに、ずいぶん時間がかかりました。

私は基本的にモニターから耳に刺さるような音が聞こえてくると、とても落ち着かなくなり、自分の音が自分の手の中からこぼれて掴めない感じになります。それで、今回もモニターの音を切ってもらいました。ピアノ用のモニターを切ってしまっても、客席用下手モニターから充分、バイオリンの音は聞こえました。

サウンドチェックでは、音響技術者とのコミュニケーションが取れるまでに時間がかかります。あちらも仕事でやっているので、本番前の時間は自分たちの時間だと思っているのでしょうが、こちらは本番がスムーズに行く為の、演奏上の確認の時間として使いたい訳です。

ソリストの出入り、イントロのタイミング、合図の出し方、様々な段取り以前に、今回は新譜や慣れていないアレンジの曲が多かったので大変だったのか・・、いや、曲が多かったのかな・・。ゲネプロは開場時間までかかりました。


それでも、前半が終わるとゆとりが出てきて、記念撮影をしました。




先日来、midiデータ音源をCD に焼く実験を重ねた新アレンジの曲も何とか披露でき、昌木さんは熱唱していらっしゃいました。


さて、コンサートが終わると、急いでかたづけ。そして打ち上げへ。

残念ながら、その模様の写真はありませんが、昌木さんのお弟子さんであるすっかりお馴染みの“タンゴ・マニア” の皆さんと、にぎやかにワイワイやりました。








古河行き

2010-07-03 14:17:54 | Weblog
古河へ行って来ました。

長年の友人、チェロの折笠満さんとバイオリンの小林美和子夫妻との演奏会です。

美和子さんのお従姉妹さんにあたる稲垣静子さんは、長年古河で小学校の先生をなさり、引退後も歌の先生として、地元で広く文化貢献をなさっている方です。その稲垣さんの主催で、お昼はレストランで、夜は古河文学館でコンサートを行いました。


古河に到着すると、まず稲垣さんのご自宅でちょっと音出し。

 折笠夫妻と右奥が稲垣さん、ピアノはかつての教え子で現在は稲垣さん専属のピアニスト。


 

左は本番前。右は本番中。

クラシック、映画音楽、タンゴなどを演奏し、皆さんも稲垣さんの指揮で愛唱歌を歌って、稲垣さんも教え子の皆さんの前で歌を披露される、という盛り沢山の企画です。本番の45分前にはすでに満席。10分早く本番スタート。

皆さん、真剣に聴いて下さって、気持ちよく歌って下さって、途中エアコンが効かないくらいの熱気となりました。地元ケーブルテレビが一部始終撮影していたようです。


30分くらい(?)延びて終了すると同時に、まるで本番が終わるまでガマンしていたみたいに、激しい雨と雷の嵐になりました。

降り出して30分もしない内に、あちこちに大きな水溜まりができ、移動の車もワイパーがあまり効かない程の激しい雨と、近そうな雷。15分くらいで《古河文学館》に到着しました。

 元々江戸時代まであったお城が、廃藩置県の折りに壊された跡地に建てられてのだそうで、落ち着きのある庭園と、新しそうなのに風格のある、文化の香り高い施設です。残念ながら演奏会場しか見られませんでしたが、機会があったらゆっくり訪れてみたいなあ。

演奏会場のサロンは、大きな蓄音機がありました。 

毎月第三金曜にSPコンサートが行われているそうです。因みにプログラムはもっぱらクラシックのようでした。

 天井もけっこう高く、気持ちの良い響きがします。ピアノはヤマハS-400。なかなか良いピアノでした。

本番前。   本番中。
  


しわぶき一つが目立つくらい静かに、でも暖かい空気で観て、聴いて、歌って頂き、大いに盛り上がりました。


駅前の中華飯店で打ち上げ。

真ん中の方が稲垣さんです。とても80代とは思えません。「歌のお陰」とおっしゃってましたが、それにしても信じられません。

朝、古河駅まで自ら運転して迎えに来て下さいました。ダンスもやっていらっしゃるそうです。天延記念物に認定したいほどです。


21:53発の電車を逃すと帰れなくなるので、残念ながらお暇しました。

根性で持ち帰った立派な花束。 


青を含む、虹色のバラが2本も入っていました。 拡大してみました。   


流石にコンサート2本となると、テンションをクールダウンするのに簡単ではないのですが、このお花が手助けしてくれました。

長かったけど、愉しい一日でした。


あらっ、食事の写真がない! メズラシ~







TV観戦・終了

2010-07-01 12:14:09 | Weblog
もう7月

グァーン、早すぎる!


サッカー、日本は終わっちゃいましたね・・。 惜しかった・・。

開会前は、さほど期待していなかったけど、いざW杯が始まってみると、体力的にも能力的にも世界レベルに引けを取らず、「意外にイケる」ことが分かり、日本中が興奮させてもらいました。

何と言っても、”チームワーク” の良さが美しく、麗しく、感動しましたね。

私が子供の頃は、”チームワーク”は身近なもので、『アタックNo1 』でも、重要なテーマになっていたものです。あの頃に比べると、今は“個性” を優先させる価値観に変わりましたよね。野茂やイチローの登場以降でしょうか・・?

でも野球のWBCの時も”チームワーク” の良さ、”チーム意識” に感動しました。元来『和をもって尊しとなす』日本人にとって、”チームワーク” は得意分野なんでしょうが、押しつけられた協調性ではなく、自発的にチーム内の”個” としての役割をつかむレベルに達して、うまく機能したんでしょうね。

「今更”チームワーク” って?当たり前じゃん」と思わなくもないんだけど、サッカーは、野球以上に”個性的” であることが尊重(偏重?)されて来たように思うから、スター選手ばかりの集団では相当に難しいのかもしれません。(音楽の世界では室内楽でもオーケストラでも”チームワーク” は当たり前ですが。)


実は、ゆうべは今日のリハーサル用の新しい譜面のスラー書きをしながらTV を付けている状態で、さほど熱心な態度ではありませんでした。片時も目を離さず、もっと集中して応援していたら・・と思うと責任を感じずにはいられません。(なんちゃって・・)

持てる力を最大限に発揮して戦い抜いた顔。みんなカッコイイ! 思わずTV 画面を写したりしちゃいました。アハ・・


 


 


 





みんな引き締まったイイ顔してるなー。

ワタシの好み? エヘヘー・・ ちゃぷてんですわー。


大会直前にNHK でアルゼンチンのメッシや、カメルーンのエトーのスペシャル番組をやっていたけど、それぞれサッカーを通して自分の人生と闘っていました。岡田ジャパンの事もNHK でやってくれるだろうなあ。楽しみです。