室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

古河行き

2010-07-03 14:17:54 | Weblog
古河へ行って来ました。

長年の友人、チェロの折笠満さんとバイオリンの小林美和子夫妻との演奏会です。

美和子さんのお従姉妹さんにあたる稲垣静子さんは、長年古河で小学校の先生をなさり、引退後も歌の先生として、地元で広く文化貢献をなさっている方です。その稲垣さんの主催で、お昼はレストランで、夜は古河文学館でコンサートを行いました。


古河に到着すると、まず稲垣さんのご自宅でちょっと音出し。

 折笠夫妻と右奥が稲垣さん、ピアノはかつての教え子で現在は稲垣さん専属のピアニスト。


 

左は本番前。右は本番中。

クラシック、映画音楽、タンゴなどを演奏し、皆さんも稲垣さんの指揮で愛唱歌を歌って、稲垣さんも教え子の皆さんの前で歌を披露される、という盛り沢山の企画です。本番の45分前にはすでに満席。10分早く本番スタート。

皆さん、真剣に聴いて下さって、気持ちよく歌って下さって、途中エアコンが効かないくらいの熱気となりました。地元ケーブルテレビが一部始終撮影していたようです。


30分くらい(?)延びて終了すると同時に、まるで本番が終わるまでガマンしていたみたいに、激しい雨と雷の嵐になりました。

降り出して30分もしない内に、あちこちに大きな水溜まりができ、移動の車もワイパーがあまり効かない程の激しい雨と、近そうな雷。15分くらいで《古河文学館》に到着しました。

 元々江戸時代まであったお城が、廃藩置県の折りに壊された跡地に建てられてのだそうで、落ち着きのある庭園と、新しそうなのに風格のある、文化の香り高い施設です。残念ながら演奏会場しか見られませんでしたが、機会があったらゆっくり訪れてみたいなあ。

演奏会場のサロンは、大きな蓄音機がありました。 

毎月第三金曜にSPコンサートが行われているそうです。因みにプログラムはもっぱらクラシックのようでした。

 天井もけっこう高く、気持ちの良い響きがします。ピアノはヤマハS-400。なかなか良いピアノでした。

本番前。   本番中。
  


しわぶき一つが目立つくらい静かに、でも暖かい空気で観て、聴いて、歌って頂き、大いに盛り上がりました。


駅前の中華飯店で打ち上げ。

真ん中の方が稲垣さんです。とても80代とは思えません。「歌のお陰」とおっしゃってましたが、それにしても信じられません。

朝、古河駅まで自ら運転して迎えに来て下さいました。ダンスもやっていらっしゃるそうです。天延記念物に認定したいほどです。


21:53発の電車を逃すと帰れなくなるので、残念ながらお暇しました。

根性で持ち帰った立派な花束。 


青を含む、虹色のバラが2本も入っていました。 拡大してみました。   


流石にコンサート2本となると、テンションをクールダウンするのに簡単ではないのですが、このお花が手助けしてくれました。

長かったけど、愉しい一日でした。


あらっ、食事の写真がない! メズラシ~