室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

感動をありがとう!

2008-08-22 15:46:51 | Weblog
相変わらず、オリンピック三昧してます

いや~、ソフトボール金メダル、素晴らしい
感動しました

何に感動したのかなー? やっぱり”一生懸命さ”でしょうね? まあ、どれもみんな一生懸命にやっているんだけどねー。 あと、”明るさ”かな・・。 競技の性格というものもあるかもしれないですねー。ソフトボールは、どこの国も全体的に明るく、うまく行った時だけでなく、アウトになっても、失点してもダッグアウトに戻ってくるとハイタッチをしていて、ガールスカウト的なアウトドアの健康的な感じがします。深く潜行する専門的な超人種目を沢山見たせいか、「スポーツはこうでなくっちゃ!」と思わせてくれる競技だと思いました。

実は、私も中学時代にソフトボール部でして・・。懐かしいなあ。キャッチボールや、バットの素振り、タイヤ打ち。それにウサギ跳びも、当時の運動部はどこも必ずやっていました。『スポ根』全盛でしたからね~。 打ち身、かすり傷は日常茶飯事。ノックのボールを取ろうとして突き指したりもしました。でも、一度も試合に行ったことが無くて、さほど強制されていた感じもなかったけれど、2年の秋のある日先生に「どうして試合に出て来ないんだ?」と聞かれ、「土曜日は音楽教室で、日曜日はピアノのレッスンなんです」と答えたら、「なんだ、お嬢さんなんだ・・」と。

この言葉で「私は、ここに居ちゃいけないんだ」と思って退部したのでした。ソフトボール けっこう痛いけど、発散できるスポーツでした。でも、小学校に入るよりも前からやっていたピアノより優先する、という程ではなかったんですね、私にとって。 でも、懐かしいなあ 

ソフトボールは、商業主義に毒されていない、アマチュアスポーツらしさがあって、『悲願の金メダル』という報道もあったけれど、勝っても負けてもスッキリする清々しいスポーツで、そこに感動しました。


もう一つ、感動したのがシンクロ・デュエット。勢いと気迫のある表現と繊細さが素晴らしかった。もちろん、競技である演技が良かったのだけれど、それだけでなく、表彰式でメダルのプレゼンターがたまたま日本人の古橋廣之進さんで、メダルを首にかけられるその瞬間に鈴木選手が見せた表情が、まさに”日本人の美徳”といえる表情でした。成績に見合った評価を自動的に受け取るのとは違う、ご褒美を恐縮して頂く日本人の伝統的な感覚が、まだ生き残っているのを垣間見て、何だか嬉しくなってしまいました。


あ~、今、野球が韓国に負けました。
でも、昨日のソフトボール金メダルの気分が残っているから、今日の日本国民は太っ腹です。韓国おめでとー