室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

ひっつき虫の夏休み

2008-08-01 14:54:52 | Weblog
夏休みで、ひっつき虫(姪、10歳)が3泊4日で来た

宿題がいっぱい有り、着替えなどが入ったリュックサックの他に、オオクニヌシノミコトのような重たい勉強袋を持ってきた。国算社理の他に、日記帳、図工、フランス語、ピアノの教本2冊・・。「明日の分もやっちゃったら?」と言うと「ダメ、毎日やらなきゃいけないの!」と言う。1つ1つは15~30分で出来る程度の量だが、毎日全部こなすのはなかなか大変だ。宿題で一日が終わってしまう

そこで、つい「早く終わらせないと百円ショップに行かれないよ」とか、「こども科学館行くんでしょ?」とか、ニンジンをぶら下げるような事を言ってしまう。本人は、いたって素直に大人の与えた価値観の中で生きており、ガンコなくらいにそれを守っている。でも、真面目に生きる姿勢を身につける年齢なのだろう。それでいいのだろう・・。

それでも、図工の宿題用の紙粘土を買いに百均に行き、こども科学館へプラネタリウムを見に行き、花火もビンゴもやり、景品のカードマジックもやったし、図工の宿題が出来るまでのプロセスをテーマにした絵本作り、フランス語での自己紹介文、ローマ字で文章を書く練習、ピアノのハノン練習、数えながら弾く練習、音当て・・など、宿題以外の事も詰め込んだ。写真は、トイレの扉に貼ったbe動詞、Etreの動詞変化表。学校ではまだそこまでやっていないらしいが、私の考えでは、復習も大事だが、軽い予習というか、少し新しい事をカジっておく事が興味の推進力になったらいいなと思う

9時の月の観察記録(夏休みになって以来ずっと曇りか、朝方の出なので「見えない」という記述のみ)と、日記を書いてシャワーを浴びると、髪が乾くまでニンテンドーDSで”もっと大人の脳トレ”をやるのを楽しみにしている。「あ、また新しいトレーニングが出てきた!」細菌撲滅を二人で多少やると満足して寝る

子供科学館の展示コーナーで走り回ってあれこれ展示物を覗いたり、片っ端からいじって体験したり、疲れを知らない子供らしさを見て安心した それにしても”母親”は大変だな。私の担当の家庭教師役、母が担当のご飯係り、父が担当の安全と移動乗り物係りを、一人で毎日こなさなくてはならないのだから・・。

姪のひっつき虫ぶりは、益々拍車がかかっている。外を走っている時以外は手をつないでいる。この暑さなのに、どれだけオンブをさせられたことか・・。どうか、このまま真っ直ぐな好奇心を失わずに、そして次第に色んな山を乗り越えられる強さを少しずつ身につけて、楽しく育ってほしいものだ。

このEtreの動詞変化表は、もう少し貼ったままにしておくかな・・。