古代日本の歴史を謎解き

日本の古代史の謎に挑戦します。

狗奴国の男王(卑弥呼の敵)は スサノオ(須佐之男命)だった。

2016-10-03 20:37:54 | 歴史
魏志倭人伝は多くの方が知っていて
邪馬台国の女王の名は 卑弥呼(ヒミコ)
女王国の南の国とは戦闘状態だった
 狗奴国の男王の名は 卑弥弓呼(ヒミヒコ)
と理解するのが普通なのですが、

全く異国の王の名前が ヒミコ と ヒミヒコ
ここまで似る事があるでしょうか。
ヒ 巫女 と解釈する人が多いようですが、それではヒミヒコが見つからないです。
1、卑弥呼も卑弥弓呼も固有名詞(個人の名前)ではない。
  祈祷や儀式を行う人の職業の呼び名も考えられます。
  例えば、卑弥呼は祈祷を得意とする、卑弥弓呼は葬儀など先祖供養を得意とする等
  ヒミと云う言葉に神秘性も感じますしね。
  他にも役職と位が考えられます。
  例えば、ヒミと云う役職のトップが卑弥弓呼、副官が卑弥呼
  対馬・一大國では、大官は卑狗(ひこ)、副官は卑奴母離(ひなもり)です。
  奴国・不弥国の副官も卑奴母離(ひなもり)です
  卑弥呼も卑弥弓呼も元々は同じ出身の儀式職人で分裂したとも考えられます。
2、固有名詞で、苗字があった。
  同じ一族で、長女が コ、長男が ヒコ をつけて呼ぶ。
  ヒミ一家があって、卑弥呼が長女、卑弥弓呼が長男 と考える事です。
  〇〇国の女王 が コ、男王が ヒコ と解釈する意見もあります。
  ヒミ と云う国の女王と男王となり、同じ国(民族)の二人となります。
  ヒミが国名なのか、しかし、魏志倭人伝にヒミらしき名前の国が見つからないです。

ここで仮説です。
倭国は、奴国の王が最大権力者(漢委奴国王の金印がある)
沖ノ島経由の航路で不弥国が武力を強くする。(倭の大乱が始まる)
不弥国の副官ヒナモリ一族は、大陸から儒教・道教について知ることになる。
不弥国のヒナモリの幼女に祈祷をさせるとズバズバと当たった。
奴国派・不弥国派とも彼女に国内を任せる事として、共に朝鮮半島征伐に力を入れる。
しかし、奴国のヒナモリ一族は気に入らない、一国家に祈祷が複数あってはおかしい。
奴国のヒナモリ一族は不弥国祈祷女子ともめる。
一族は、奴国をはなれ、南へ移動、狗奴国を作る。
つまり、不弥国の祈祷女性が倭国の祈祷をすることになり
狗奴国では、男王が独立、中華の国(魏)は、
共に副官 ひなもりの子孫だったので、ヒミコ と ヒミヒコ と呼ぶ様になった。

後の『後漢書』倭人伝では、邪馬台国、狗奴国の記載はなく(卑弥呼は記載されている)
女王国より東に海を渡ること千余里で拘奴国に至る
と新たに記載されてます。これが出雲国です。
これを日本神話の誓約で考えてみます。
・父 イザナギの右目からアマテラス、鼻からスサノオが生まれます。
・アマテラスは高天原、スサノオは地上に降りる様、命令されます。
・スサノオは駄々をこねて、拒否
・アマテアスの宮殿に天井から死んだ馬を投げ込み、機織の女性を殺している。
・スサノオは、追放され出雲の地で結婚し強大な出雲国の祖となります。
・アマテラスの6代子孫である神武天皇は、スサノオ一族の女性と結構

どうでしょう。日本神話のスサノオは、狗奴国の男王 卑弥弓呼(ヒミヒコ)と仮定すると
卑弥呼と卑弥弓呼は
・敵対している(卑弥弓呼が卑弥呼を攻撃している)
・呼び名が似ている
・後に、狗奴国が無くなり、出雲に拘奴国が出てくる。
・子孫6代後に、両国が手を組む。
如何でしょうか。
今までの仮説
・邪馬台国は、ヤマト国と読む
・邪馬台国のヤマトは「山の奥・山のふもと」にある」卑弥呼の宮殿から付けられた。
・卑弥呼も卑弥弓呼も固有名詞ではない、ヒナモリの役職を持つ一族
・日本神話の
 アマテアスは、卑弥呼
 卑弥呼死後の男王は、アメノオシホミミノミコト
 次の女王 台与(トヨ)は豊国(トヨコク)大分・福岡辺りに宮殿を作る。
 スサノオは狗奴国男王 卑弥弓呼
 倭国から追放され出雲で過ごす。
・倭国は出雲国を脅しヤマト国に組み入れる。出雲大社の祖を作り、天皇家と血統を繋ぐ。
意外とすっきりした話になりませんか。




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1 コメント

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古典文学解析に朗報? (グローバル鉄魂)
2024-03-26 21:45:54
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタインの理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考・思想を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。多神教的で多様性を許容するようなどこか日本らしいなつかしさがある。
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