【牛肉】荒ザシと小ザシの違い

「荒ザシ」、「小ザシ」って言葉はご存知かな？
知らんって？？当然！

雰囲気ではわかるけど
私も知らんかったもん。

「荒ザシ」ってのはサシいわゆる霜降り具合が太く粗く入っていること。
「粗ザシ」って言うのが正しいかもしれない、どっちが正しいのかな？
知ってる人いたら教えてください。

逆に逆に肉の中に細かく入ったサシのことを「小ザシ」って言うそうです。
「小ザシ」の方がお肉屋さんでは高く売れるそうです。

いわゆるテーブルの前に出てきた時点で汗をかいている肉って見たことないですか？？

これってサシの脂が室温で溶けけてるんです。
溶けてしまうサシってのは風味があって美味しいのです。

ある畜産農家の方から聞いた話では、「ロースやカルビがどういう状態で運ばれてくるかに注目よ！」って言われました。

美味しいお肉はサシの脂が室温で溶けてくるので皿にへにゃ～ってなってしまうの。
だから切った平面でしか皿の上には置けないそうです。

時々、サシの脂が重くて1,2枚食べて「もうええわ～」って経験ないですか？
これって胃にもたれる重たい脂のサシが入った肉ということなんです。

ようするにサシが多ければいいってものでもなくて美味しいサシが入っているか？がKey。
美味しい肉＝室温でサシの脂が溶ける肉なわけです。

で、消費者としてはどうゆうところを見ればいいかという視点から教えてもらったのが
「肉が折り曲げて出てくるか？」どうかなんだって。
折り曲げられるってことはサシが室温で溶けてへにゃーってならないからなんだって。


あと、興味深い話で脂の呼び方の業界用語があるの。
肉の中に入り込んでる白い脂が「サシ」→これが「シロミ」って呼ばれるんだって。
それに肉の周りに白く覆いかぶさってる淵のような脂のことを「アブラ」って言うんだって。
この「アブラ」は味がなくて口の周りでギトギトするものなんだそうです。

脂の世界も色々あるんですね・・・とっても勉強になりました。

追伸：やまさきセンムから誤認識のところを是正してもらいました。
なので修正しました。