いい女よりもいい男の数は少ない

男の恋愛ブログです。
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低空飛行

2017-10-20 23:21:38 | 日記
過去に出会った男というのは、もう上手くはいかない気がする。あの時はそうだったかもしれないけど今なら、と考えるかもしれないが、そう人は変わらない気がするのだ。自分も相手も。だから、20代の時に出会った物凄いいい男達と再び出会えても素通りする事が多い。

20代の時、西新宿のカフェで待ち合わせた現役の選手がいた。なぜオレと会ったのだろうと思える程のいい男だった。真っ黒で爽やかで本当にカッコいいと思った。しかし、あまり話が盛り上がる事もなくそのお茶は終わった。

20代の時、渋谷のエクセルシオールで待ち合わせた男性がいた。マッチョでスーツ姿が似合っていた。同じジムだという事が分かって話は盛り上がったが、タイプじゃないからと早く切り上げられてしまった。

20代の時、自分はこういう事を繰り返していた。やり目的であれば80点くらいの男がいくらでも見つかるが、普通の出会いでは65点も難しかった。いい男と付き合いたければ全てが必要なのだ。顔と体と雰囲気と話し方と、あれもこれもが合格していなければならない。幸せになりたければ、全部揃えるか、全部諦めるかどちらかだろう。

そのどちらでもない状態がオレだ。何も揃えることもできず、諦めきれてもいない。自分に価値があるとも思えないが、それなりの幸せは欲しい。そんな30代を幸せだとは思わない。20代の時ほど輝きたいという情熱もないが、何か小さいところで他の30代よりはマシだという自尊心だけはある。これでいいのかもしれない。いつものジムでスタッフと話して、他の会員も知り合いが多くなってきて嬉しい。仕事はといえば無かったら困るけど増えても困る。キャリアアップなんか最初からどうでもいい。夜遅くまでコーヒーを飲みながらネットを見て、さっさと寝る。そんな低空飛行の人生がなぜか幸せのような気がする。