いい女よりもいい男の数は少ない

男の恋愛ブログです。
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どちらかが好き

2016-09-11 14:05:27 | 日記
最近よく会っているタチの男がいる。彼には恋人がいて、他の男ともSEXをしている。友達として出会ったからこのような話が聞けたとも言えた。友達だから飾らず何でも話せる。そんな友達が欲しかった。彼と会っているとそんな想いが自然と伝わってくる。こんなオレでも彼の役に立てるならと思うと嬉しかった。タチ同士の親友というのは世間ではどれくらいいるのだろう。

下着が好きだというウケの男性とお茶をする事になった。エロい下着を普段から着用していると話してくれた。ここまでならよくある話のように思えたが、彼が他とは違ったのは、筋トレをしまくって最高の体を作り上げたいと切望しているところだった。マッチョになってエロい下着を穿いてみたい。そしてタチの彼氏に犯されたい。そんな事を話してくれた。まだ若い彼を徹底的に鍛え上げてオレ好みの体に仕上げる事は可能だ。時間はかかるが、その経過自体がタチからすれば目的のようなものだ。彼を好きになって付き合う事になるのであれば、自分は最高の人生を送れる気がする。年下マッチョのウケ彼氏を調教していく生活が訪れるのだから。

友達として会うタチの男からLINEの返事が遅いと少し心配になり、他の男の話を彼がするとイライラする自分に気付き始めた。自分はどうかしているのだろうか。彼の事を好きになる訳はない。顔体は恐らく100点に近いとは思うが、どこで何をしているのかも分からないような男だ。何より彼氏がいる。決して好きにはならない。自分はもっと利口な人間のはずなのだから。だからLINEの回数を減らした。友達なのだから、今度いつ会おうという内容のメッセージは自然だ。そうじゃないメッセージが多いのは不自然だ。ならば必要最低限のメッセージのやり取りだけすべきなのだ。そう決めたはずなのに、翌日にはいつも通り何通も送っていた。

下着の彼から画像が送られてくる。こんな下着どうっすか?と見て欲しくてたまらない様子だ。オレが下着にはあまり興味がないというところももしかしたらフェチ心をくすぐられるのかもしれない。チン毛を剃っていなければ穿けないような小さなビキニに無理矢理押し込めて着用しているようだ。ハーパンの下にこれを穿かせて外でデートしながら、さりげなく乳首やケツを触っていれば間違いなく勃ってくるだろう。こんな小さなビキニ、すぐにはみ出してどんな困った顔をするだろう。しかもハーパンだ。カフェや電車で大股開きで座らせたら丸見えになるかもしれない。変態ウケと付き合うというのはそういう楽しみがある。そういった想像を楽しめる事自体が恋愛の始まりなのかもしれない。

友達だから交わった線だ。本来であれば出会う事もないタチ同士だっただろう。それがこうして出会って、深い話をするようになった。カフェで待ち合わせて、何時間も夢中で話して、別れる。タチというのは優しい人種だと思う。明日が早くても、家が反対方向でも必ず途中まで送ってくれる。最後に握手するのも決まっていたし、彼がすぐに手を離さない事も決まっていた。好きではないはずだ。こちらも、向こうも。何より彼には彼氏がいる。恋愛のスタート地点にも立っていない2人だ。変な事を考えるのはよそう、と信号を待っている間に、ふと思ったことがある。ではなぜ彼はこんなに頻繁に自分と会っているのだろうかと。