白石勇一の囲碁日記

囲碁棋士白石勇一です。
ブログ移転しました→https://note.com/shiraishi_igo

武蔵小杉最強リーグ

2021年04月13日 23時59分59秒 | 永代塾囲碁サロン

<本日の一言>
松山英樹選手がマスターズトーナメントで優勝しましたね。
おめでとうございます。
これから松山選手を目指す子供たちが沢山出てくるのでしょうね。



皆様こんばんは。
随分間が空いてしまいました。

第1期武蔵小杉最強リーグは、3月に無事終了しました。

結果はこのようになりました。
いつも通り雑な画像ですが・・・
勝ち越し・負け越し1つにつき1点、来期の持ち点が変動します(私以外)。
ハンデ戦なので、点数を上げることも目標の1つになるでしょうか。

今月第4日曜日に始まる第2期は、入れ替えありの2部リーグ制となります。
参加人数が増えるので、さらに盛り上がると思います。
新規参加はまだまだ募集中です。

さて、今回は最強リーグの対局に現れた場面をご紹介します。

1図(テーマ図)
最強リーグでの私の対局は指導碁と称してはいますが、本気で勝ちにいく真剣勝負です。
とは言えそれでもミスは出ますし、ひどいポカもしばしば・・・
手合でもあれだけやらかすのですから当然ですね。

さて、本局でもそんなポカがありました。
平気な顔をして打っていましたが、左下には黒から手があります。
そう難しい手はありませんが、石を置かずに読み切れたらアマ初段はあるでしょう。



2図(正解)
黒3(Aの所)、黒7(Bの所)と連続で放り込むのがポイントです。
それから黒9で打って返しを防げば、攻め合い黒有利になりました。
ダメの数は黒が少ないのですが、白はなかなか手が出せません。



3図(正解)
白はなんとか黒のダメを詰めようとしますが、結局白AもBも自分が当たりになってしまうので打てません。
攻め合い黒勝ちです。



4図(正解変化)
白5と眼を作っても結果は変わりません。
やはり白AともBとも打てない形です。
黒の方は、悠々と黒C、黒Dとダメを詰めていくことができるので、このままで白が取られています。

これを見逃すとはひどいプロもいたものです。
結果はなぜか白が勝ちました。



☆各所で指導碁や個人レッスンを行っています。皆様のお越しをお待ちしています。

日本棋院有楽町囲碁センター・・・JR有楽町駅前の交通会館9Fです。毎月1回、指導碁当番を担当しています(現在お休み中)。

永代塾囲碁サロン・・・武蔵小杉駅徒歩5分です。2020年7月から共同経営者になりました。

白石囲碁教室・・・2020年6月末に閉鎖しました。現在は永代塾囲碁サロンでの指導碁情報をお知らせするページになっています。

上達の約束・・・上達の約束は、お客様の都合に合った会場を選べる回数制のレッスンを行っています。五反田会場は閉鎖しました。

☆「やさしく語る」シリーズ、好評発売中!
やさしく語る 碁の本質」 「やさしく語る 布石の原則」 「やさしく語る 碁の大局観」 ・・・現在、「やさしく語る」シリーズを3冊出版しています。

※4作目「やさしく語る 棋譜並べ上達法」が、2019年8月13日に発売されました!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 上野愛咲美ー向井千瑛(SENKO ... | トップ | 棋聖戦解説会(奥田あや四段) »

永代塾囲碁サロン」カテゴリの最新記事