白石勇一の囲碁日記

囲碁棋士白石勇一です。
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武蔵小杉最強リーグ

2022年10月13日 23時59分59秒 | 永代塾囲碁サロン

皆様こんばんは。
名人戦第5局は、井山裕太名人が勝って踏み止まりました。
1日目でかなり苦しくなったかと思いましたが、やはり井山名人の追い込みは迫力がありますね。
鋭い手筋の連発など、流石としか言いようがありません。



さて、本日は永代塾囲碁サロンで毎月行われている、武蔵小杉最強リーグについてご紹介したいと思います。

第4期は1リーグ制で開催しました。
途中で休みが入りましたが、9月で終了しています。
詳細は下記の通りです。

開催日:毎月第4日曜日
スケジュール:1局目 13:10~15:10
       2局目 15:20~17:20
       白石勇一の大盤解説 17:30~
会費:1期5000円(サロン利用料は別途必要)
   白石勇一の指導碁料を含む
手合割:点数制(1点差1目)
    持ち点は成績により変動あり
ハンデの上限:3子白9目半コミ出しまで
持ち時間:各60分、秒読み無し

点数制のリーグ戦となっており、勝ち越し、負け越し1つにつき1点変動します。
私は点数変動が無く、賞にも入りませんが、インフレ防止装置も兼ねていることもあり、真剣に対局しています(笑)。
来期は2リーグ制になる可能性もありますが、その場合は両方のリーグに入り、2面打ちで対局します。
なお、欠席される場合は事前にお知らせ頂ければ別の日に対局して頂くことも可能です。

来期は私を除いて9名の方の参加が確定しています。
新たに1名でも増えれば、2リーグ制で開催する予定です。
枠には余裕がありますので、ぜひご参加頂ければと思います。
お申込み・お問い合わせのメールはgotanda@igoshiraishi.comへよろしくお願いいたします。

さて、それでは今回は武蔵小杉最強リーグに現れた場面をご紹介したいと思います。

1図(テーマ図)
白番です。
大きな戦いが終わって寄せに入っている状況です。
右辺も気になるところですが、それよりも左辺が大きそうです。
どのように寄せるのが最善でしょうか?
黒×がやや薄いことに目を付けましょう。



2図(正解)
白△の置きが最大限の踏み込みです。
2間開きへの置きは、実戦でしばしば現れる手筋ですね。
本局では周囲に白石が多いため成立します。



3図(正解)
黒1、3と受けるぐらいですが、白4まで目一杯の形を作ることができました。
また、黒の眼が薄くなったため、次に白A、黒B、白Cというイジメが生じています。



4図(変化図)
白1に対して黒2と出るのは、白3と分断されて困ります。
白9まで、攻め合い白勝ちです。

寄せではこの手何目という、目数を数える技術も重要です。
しかし、最も重要なことは最善の形を目指すための技術や知識なのです。



永代塾囲碁サロン・・・武蔵小杉駅徒歩5分です。2020年7月から共同経営者になりました。

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