アイデアリズム idealism daydream

不動産登記簿謄本を取得 只今のお仕事はデザイナー その33

前回から

2005/12/25

2005年12月12日 債務名義の譲渡は出来るのか?

 今日は仕事を休んで各官公庁へと足を運びました。

 まずは地方裁判所へ。
 やれる事は全てやったにも関わらず債務の回収がおぼつかない毎日で精神的にも肉体的にも疲れている私は「債務名義の譲渡」を考えるようになりました。そこで地方裁判所へ行きやり方を聞いてみる事にしました。

「債務名義の譲渡を考えているのですが、どのようにすれば良いのか教えてください」
「それはですね、ご自身と譲渡を受けられる方が契約書を交わし、債務者へ通知するだけでOKです」
「通知は内容証明郵便を使うのですか?」
「それはベストな方法ですが、電話で通知されてもかまいませんよ」

 うぬ・・・「債務名義の譲渡」は意外と簡単なのだなぁ・・・と思いました。
商業登記簿謄本の変更はあったのだろうか?

 次に法務局へ。
 会社の実在の所在地が変わった事により「商業登記簿謄本」の変更があったのか、確認しにいきました。この間(2005年10月06日)は係の人が変わったのかどうか口答で教えてくれましたが、今回は「取得してくれ」の一点張りで教えてくれませんでした。

変わったのかどうか確認したいだけなのに・・・

 結局1,000円支払って「商業登記簿謄本」を取得しました。内容自体は全然変わっていませんでした(まぁあえて言うならば用紙が"B5"から"A4"へと変わったくらい)。

不動産を調べる 地番って何?

 また会社と債務者の所在地の不動産(土地と建物)も調べてみる事にしました。私が強制執行をするかしないかは別として、少しでも何かの情報が欲しかったからです。

「あのー、不動産をココで調べる事が出来ますか?」
「不動産登記簿の事ですね。取得する事が出来ますよ。地番はお分かりですか?」
「ち、地番?!」
「はい、地番です。地番が分かればどこの法務局でも不動産登記簿を取得する事が出来ますが、分からない場合は"その土地の管轄の法務局"へ行かれて調べる必要があります」

げーっ、なんだよそれは・・・

 会社と債務者の所在地を告げると「○○区の法務局へ行って調べて欲しい」とのこと。○○区の法務局に電話すると、地番は電話では教えてくれない・分からないらしい。ということで○○区の法務局へ急遽足を運ぶ事にしました(片道40分)。

地番と公図とブルーマップ

 ○○区の法務局へ行くと「ブルーマップを使ってご自身の目で地番を確認して欲しい」と。全部で3カ所(会社の新旧所在地と債務者の自宅)調べました。
 地番とは「土地にはそれぞれ固有の番号が付いていて、その番号」だそうです。
 普段「住所」と呼ばれるモノを私たちは使っています。それは文字通り「住居」つまり「建物だけの番号」です。例えば「○○丁目△△-□□」という場合○○丁目にある△△-□□という建物番号を指しています。
 土地と建物の所有者や権利者が同じ場合それでも問題ないのですが、「土地は○○さんのモノで、建物は△△さんのモノ」とか「住居以外のもの(山や畑、田んぼとか)」の場合、住所だけでは支障が出てきます。そこで住所とは別に地番というのがあるみたいなのです。
 ただ地番の地図("公図"と言うそうです)だけでは目印になるようなものが全然無いため「見てもよく分からない・・・」ということになってしまいます。そこで地番の地図に住宅地図(住所や建物の地図)を重ね合わせてあるのが「ブルーマップ」と呼ばれるモノです。これでバッチリ確認出来ますね、と。

へぇーっ、こんなになっているんだ・・・

 ブルーマップを見ると名称や番号はもちろんの事、建物と土地の区切りまでもが見た目(現地の様子)とは全然違っていて、ただただビックリ。「世界ふしぎ発見!」じゃないけれど、改めて自分の見識の狭さを思い知らされる事となりました。

 私の場合「不動産の細かい情報が欲しい・・・要するに不動産登記簿が欲しい」というのが目的のため、ブルーマップを見るだけでは不十分です。そこで不動産登記簿を取得するための手続きを取りました。
 まず「地積測量図等の閲覧申請書」を書きました(公図番号"地番"は自分でブルーマップで調べて書く)。一件あたり500円。全部で3件なので合計1,500円です。お金を払い、ソレを提出すると、今度は公図を3枚手渡され「ブルーマップとちゃんと合っているのかどうか」確認・閲覧します。
 ここで思わぬハプニングがありました。私の調べた3件の地番の中で1件が「該当無し」と出てしまいました。どうやらブルーマップの地番が間違っているようで、係の人が似たような番号の公図を持ってきました。

っつーか、公図ってA0くらいの用紙に四角やら多角形が2つとか1つだけポツネンと描かれ、地番がふってあるだけなので確認しろって言われても「よく分からない」っていうのが本音・・・

「あのー、公図の番号とブルーマップの地番が異なる場合、どちらを信じれば良いのですか?」
「公図の方です」
「公図って言われても、こんな四角や多角形に番号が書いてあるだけで何にも目印がないから"よく分からない"んですけれど」
「そう言われても困ります」

私が一番困ってるンですが・・・

 取りあえず公図の(土地の)形とブルーマップの土地の形を比較して"おそらく間違いないだろう"ということで。

交付申請書を提出



 地番の確認が終わると、いよいよ「不動産登記簿交付申請書」に地番を書いて提出します。出来るだけ詳しい情報が欲しかったので土地と建物両方の「不動産登記簿謄本(謄本というのは原本そのまま全部を写したもの)」にしました。1件あたり2,000円で3件あるので合計6,000円。
 「抄本(一部だけ抜粋したもの)にしたり、土地だけ建物だけに絞ると安くなりますよ」と言われましたが、私は実際に強制執行するかどうかじゃ無いので(強制執行するためだけであれば抄本で十分だそうです)。

不動産登記簿謄本を取得

 やっとこさ不動産登記簿謄本を取得する事が出来ました。





 この不動産登記簿謄本を読む限りでは「2005年10月06日までの土地・建物、それ以降の土地・建物すべて全く見ず知らずの人の権利のため、一言でどちらも賃貸なのだろうなぁ」ということが改めて判明しました。

  • うーぬ・・・収穫無しか・・・
  • あえて希望的な見方をすると大家さんの住所氏名が判明したということで、大家さんから話が少しは聞けるかも知れない・・・

 そんな感じ。

つづく

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