空気人形

空気人形

どーも以前から気になっていたのですが、やっと今日観てきました。
、
映画にする題材とすれば、とてもやばい感じもしますし、一歩間違えば単なる駄作に終わってしまうところですが、私はとてもピュアな印象を持ちました。

私はこういうものを実際観たことはありませんが、主演のぺ・ドゥナさんのおかげで
とても透明感があり無垢で、美しいファンタジー映画になっています。

ぺ・ドゥナかわいいです。身体もキレイです。とても30歳？とは思えません。

レンタルビデオでバイト中転倒し、自分の空気が抜けて、ただの空気人形に戻っていく
姿を、好きなバイトの男の子に見られてしまうと思ったときに「見ないで！」と言った
ことばがとてもせつないです。
レンタルビデオのバイト先の男の子と隣り合って歩いているときに、
街灯の影が自分の体だけ光が透けていることに気づき、それに必死に気付かれまいと
しているシーンにはつい涙が出ました。
最後、彼女は自らゴミ置き場に行きその場に横たわり、自分の空気を抜いて自らの命を絶ちました。


全編セリフはさほど多くないので、ひとつひとつのセリフが印象に残ります

「私は性欲処理の代用品」
「私は心をもってしましました」
「私は嘘をつきました。心をもったので嘘をつきました」