明日から天気が崩れる。冬型の気圧配置が続くようだ。今のうちに泳ぎにゆくことにする。中3日は開けたのでまあ大丈夫だろう。
何か変わった鳥がいる。
望遠を持ってこなかったので判然としないが、コガモのようだ。
今日はいたるところで成人式のようだが、昼にでたせいでその華やかさは感じられなかった。
ミシェル・オバマが最後のスピーチをした。CNNからだ。引用しよう。
「若い人たちに知ってほしい。あなたたちは大事な存在だということ、居場所があるということを」「だから恐れたりしないで。聞こえますか。どうか恐れないで」
「目標を見据えて、強い決意と希望を持ち、良い教育を受けることで自分に力をつけなさい。社会に出たらその教育を活用して、あなたたちの限りない未来にふさわしい国を築いてください」
最後は日本人には伝わりにくいことかもしれない。日本人は教育はバカを作ると考えているところがある。勉強は出世のために出来た方がいいが、教育はバカになるというのはある意味事実だ。ましてや教養というのはものすごく軽く見られる。これには、教養を使う場がないというのが大きい。だから教養を応用することが少なく、たまに出すと生な教養しか出せなくなる。しかし教養のない奴は何事にも洞察力に欠ける。多面的にものを捉えられなくなる。
その意味で、教育というのは真面目に大切なのだ。
昔、違う仕事でしばらく一緒だった奴がいる。とてもおとなしく少し困った奴だったのだが、よくよく観察してゆくと仕事ぶりは真面目で、自身の創意工夫が随所に見られる。少し鈍臭いが、実は頭もいい。ないのは自信だった。
どうもやりたいことが全く見つからなく、自信もないといいう今時の若者だった。なので「この仕事を辞めて、もっともっと金を稼げる仕事にゆけ。お前は優秀だ。なんとかなる。金を貯めてからやりたいことは考えろ。やりたいことなんてそうそう見つからないし、出会えない。今ここにいるとそのチャンスはない。お前は優秀だ。だから次で失敗しても絶対立ち直る。だから今はここにいるな。本当に困ったら戻ってこい。でも今はダメだ。お前の価値を生かすような仕事ではない。」
優秀な人材を失いましたが、チャレンジする勇気は持っていただきたいです。まあ、これは私の反省でもあります。
激動する時代とよく言われますが、近代で激動でなかった時代はあったのかと思います。特に90年代以降は世界史的には全く安定していないと思います。日本国内でも数年あったかどうか、怪しいものです。
今の世の中全てがショートタームになっています。昨日まで正しかったことが、今日には間違ったことになる時代です。そしてたまに香具師的な流行があります。過去には「一杯のかけそば」がありました。最近では佐村河内守の事件がありました。江戸しぐさもそうでしょう。実はお涙頂戴の話というのは日本人の古い地層に働きかけるものがほとんどです。昔は良かったというのがあるから成立する文脈です。佐村河内守の話は少し違いますかね。
激動すればするほど昔は良かったとなります。でも良かった昔に帰られる「どこでもドア」なんてありません。変えられません。だから今を生きるしかないのです。
でも、今の答えすらありません。ですから、人の出した答えに安易に飛びついてはいけません。ですが人の言葉はよく聞いておいた方がいいですよ。大体の人が失敗した人生なんだから。
だから怖れるな。
ダイサギがいました。
まあ年寄りがビビっているんだから、この時代。若いのはもっとビビるだろうな。