どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

ここしばらくの雑感1

2011-12-06 21:01:53 | インポート
またセシウム問題が起きている。初めは福島大波地区からセシウムに汚染されたコメが売られてしまったという話しだったが、あまり注目していなかった。しかしひとと話しをしていて、フと気がついた。ネットニュースのタイトルの文字数制限だ。ヘッドラインでは福島大洗地区産のコメではなく、福島産のコメに縮小されてしまうのだ。紙媒体の新聞でも見出しでそうしてしまった新聞があったらしい。次に福島県伊達市のコメから発見された時は、ネットでも「福島の」と短縮されないように気をつけているようだった。
話題が福島県の農産物の検査体制が厳しい事や、米などの全量検査システムができるのが二月あたりだとかそういった会話だったので、赤っ恥書かなくてすんだ。
ちょっとネットニュースの場合見出しだけみた場合は、みなかったくらいに思った方が良いと気がついた。知ったかぶりは止めようということだ。
粉ミルクからセシウムが発見された。一瞬このコナミルクを使っていたお母さんたち以外の狼狽ぶりを思ってしまった。もう今乳幼児を持っている母親は全員パニックだろう。自分の母乳にセシウムが含まれているかもしれないと、粉ミルクにしていた母親もいるだろう。これは私が丁度「森永粉ミルク事件」の生まれだからだ。母からずっと耳にタコができるほど聞かされた。「ほんと、あのときよくバーゲンで出ていたのになぜか明治のにしてて、助かったのよ」と。あの事件は全く関係のない母にまで影響を与えていたのだった。
食品への放射性物質の残留基準が改定される。これは今までのが暫定基準だったから厳しくなるのは当たり前なのだが、この事件でこの事件でかなり厳しくなるのか、それとも発表が遅れるのかどちらかだろう。
さてこのコナミルク、外気に触れさせる冷却工程でセシウムが混入したらしい。しかし食品工業の世界で、フィルターを通していない外気の取り入れはありえない。特に乳児用なのでウイルスを通さないレベルのフィルターだはずだ。原因解明はかなり難しくなりそうだ。
今日、気が早いクリスマスの行事があった。プロテスタント系だったので最後にろうそくの炎をみんなで受け渡してゆくのだが、高い所からそれを眺めているうちに少し気持ちが悪くなってしまった。どうも震災の日の停電が思い出されたようだ。また津波で燃えながら流されてゆく家やタンク類も思い出した。そして津波で亡くなられた人たちの魂が揺らいでいるようにも見えてきた。
PTSDではないが、やはりショックはまだ生きているようだ。