どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

TPP問題・私見まとめ

2011-12-03 02:37:00 | インポート
いろいろとTPPに関する意見を読んできたが、この前の首相の参加表明から急速に全体トーンダウンしている。参加表明してしまった上に、カナダも参加を表明したり、日・中・韓FTAも発表された。それでいながら米韓FTA締結が、韓国内での反対論が急激に高まりどうなるのか解らなくなっている。
こういったことも、アメリカ主導のTPPだという話しを成立させにくくなっているのではないのかと思う。
単純なアメリカ陰謀説は、説得力を持たない状況だ。そもそもアメリカはTPPに日本が参加するのを嫌がっていたとも言われている。めんどくさくなるからだ。価値観の違う、それでいて隅に置けないのが混じってしまったという事だと思う。その上価値観は同じだハズなんだけど、仲がいいとは言い切れないカナダが混じってくると、簡単な話しではなくなる。
なのでアメリカは、先発している9カ国協議を先に進めるとした。これは逆に解りやすくなる可能性がある。
さて国内問題の方なのだが、TPP反対論の急先鋒が日本医師会と農協だという事が逆に働いてると思う。自分たちがどう有利になるかだけのためにこんな事をしているのだろうと、疑われている。特に農協は、WTOウルグアイラウンドで、米の輸入に踏み切った時の補助金6兆円がムダになっていると言われて久しい。ここでまた補助金狙いかと疑われている。
私はこの辺りはまったく嫌っている。極論ばかりだからだ。偏っていると思う。
ただここだけは確実に言えるのだが、日本の政府にTPP交渉をマトモにできる訳がないと誰もが思っているということだ。特に問題が起きた時の調停制度について、全く政府を信用していないのが大きい。
この件に関しては韓国のFTAがもめている原因だ。韓国でもアメリカべったりだという批判があると思う。
参加すると言っちゃったからまあお手並み拝見だ。それが大多数の意見だろう。でもこれで政府への信任への天王山へ向かった。ここでの負け戦は絶対許されない。
確かな事はこれだけだ。