もう先月のことになるが、とある日曜日・・・。
天気も悪くレッズレディースの試合に行こうか悩んでいたところ
急に考えが変わって献血に行くことにした。
大宮献血ルームウエストは工事中のため、大宮駅構内にある大宮駅献血ルームへ。
中は待合室で座る席がないほどの人でごった返していた。
場所は変われど、私もこれで3回目。
慣れた手順で受付を済ませ、しばらくして問診に呼ばれた。
そして献血が受けられるかどうか質問に応えていく。
と、ここで思わぬ一つの項目に引っかかった。
それは薬の服用である。
3ヶ月前からメニエール病の薬を毎日服用している、と看護士に
伝えると、薬の名前はわかるかと聞かれた。
3種類のうちの一つ「メニレット」は覚えていたので、その名前を伝えた。
看護士の表情が微妙に陰り、確かめるようにそばにあった分厚いファイルを開いた。
看護士の辿る人差し指の動きを目で追い、止まったところには。
「メニレット・・・C」と、書かれていた。
「申し訳ありませんが、本日はお受けできません・・・。」
「えっ・・・。」
「よくなられたら(服用をやめたら)お越し下さい。」
手渡されたアクエリアスを受け取り、しばし呆然とする。
メニエール病は完治するかわからない難病。
私が罹患している蝸牛メニエール病は、めまいこそないものの耳鳴り、耳つまりが
繰り返し起こるうちに、めまいを伴う本格的なメニエール病に移行する人もいる。
治る見込みの見えない=薬は当分飲み続けなくてはならない・・・。
冷静になって考えてみれば、薬が血液に及ぼす影響は大きいわけだし
拒否されるのは至って当たり前のことだ。
その後何度も携帯には、日本赤十字社から献血催促のメールが届く・・・。
それを見るたびに、幾分恨めしい気持ちになる。
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