荒サイを走りながら目に入る風景で、ずっと不思議に感じていたことがある。
それは川の流れに対して直角に伸びる土手のこと・・・。
「堤防とは川の流れに並行しているもの」という認識しか私にはないため、実はこの土手が
堤防であるとはついこの前まで知らなかった!。
興味がわいたので調べてみると、「横提(よこてい)」と言うらしい。
しかもこの横提・・・日本には「荒川」にしかないとのこと!。
上流からの洪水流を受け止め、下流の被害を軽減することや、
流速を減速させ河川敷きや耕作地を保護するなどの目的で作られている。
「堤防は川と並行している!。」
実はこれ、明治の近代改修以降のことであり、それ以前は堤防は守らなければならない
村などを囲むように作られていたとか・・・。
そしてこの荒川の横提は、それまで村を囲むように作られていた堤防(輪中提)ではなく
1920~1954年にかけて川全体を堤防の中に閉じ込める連続提を築造した時に
つくられたものである。
これも横提の一つだ!。
これもかな・・・!。
秋ヶ瀬公園以北の荒サイを走っていると、横提らしきものが何箇所もあることに気づく・・・。
時にはのんびり走りながらの横提探しもおもしろいかと思う。
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