6年前長女は小学校に入学した。
小さな身体に真新しい大きなランドセル。
小学校がどういう所なのか、何をしに行くところなのか、幼稚園気分の抜けきれぬまま
どこか期待反面不安反面の表情をしていた長女。
あれから早6年。
入学式の長女の姿をふと思い出しながら昨日卒業式を迎えることになった。
思えば幼稚園の卒園式時は、すでに現在の住まいに引っ越していたため、卒園と共に友達とは
みんなお別れ。
それを感じていたのか長女は終始泣いていた。
今日の卒業式も長女は泣くのだろうなぁ~と思っていた。
しかし長女は涙をみせることなくなんとも晴れ晴れとした清々しい表情だった。
そんな姿を見ていた私らも、涙を流すことはなかった。
私自身卒業式で泣いたことはない。
大人になって思い起こせば、「卒業と同時にあらゆるしがらみから脱して新たな世界へ行ける。」
そんな期待のほうが大きかった気がする。
「卒業とは始まりである。」
その言葉の意味するところをすでに感じていたのだろう。
長女が卒業をどう感じて涙を流さなかったのかはわからない。
ひょっとしたら私(父)同様、新たな世界への希望のほうが大きいのかもしれない。
卒業おめでとう!。
次なるステップへ踏み出せるあなたが羨ましいし誇らしい。