風信子(ひやしんす)の☆本の紹介&エッセー☆俳句

濫読・雑読の風信子(ひやしんす)が気の向くままに、お気に入りの本を紹介いたします。

☆ 8月23日はシベリア抑留(強制連行)がはじまった日。

2011年08月23日 | ☆風信子(ひやしんす)の思い出。
NHKによると、「8月23日は66年前の終戦直後、旧ソビエトが、中国にいた日本兵や民間人をシベリアなどに移送し、重労働に従事させた、いわゆる「シベリア抑留」が始まったとされる日」だそうです。

で、厚生労働省によりますと、抑留中におよそ5万5000人が亡くなったとされ、20年前から遺骨の収集が進められています。しかし、半分以上のおよそ3万4000人の遺骨が、いまだ現地に残されたままとのことです。

毎日新聞でも、社説で「シベリア抑留 後世に伝える仕組みを」と取り上げています。

「シベリア抑留」については、の作家:辺見 じゅんさんの著書に詳しくのっています。

収容所(ラーゲリ)から来た遺書 (文春文庫)
辺見 じゅん
文藝春秋


父の兄(3番目の兄)も、満蒙開拓少年団として満州へ渡り、その後、抑留(強制連行)されたそうです。戻ってきたときに洗脳されていて、父がいうには「何度も論争して、やっと言い負かした。」と話していました。

「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」の主人公も、共産主義を理想化し信奉していましたが、極限状態の中の人間の醜さ、愚かさのなかで後悔します。人間の作り出した思想が理想のまま実践されることはないことに気が付き、絶望感に挫けそうになります。でも主人公は、きっともっと優れた思想を人間は将来に持つことができると信じて死んでいきます。

今年の誕生日には原発の暗い翳が落ちています。

日本中の優れた人々が、今後の日本について優れた発想を考えていくことを望みます。

参考資料

「8月23日は、スターリンによる「強制連行・拉致」を、なぜか抑留と呼ぶ記念日。」九煙洞老人さん





 
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